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えんぷつ 週観 道の果てから

3月30日

 小田急向ヶ丘遊園モノレールを見に行きました。 

 向ヶ丘遊園モノレールは、小田急線 向ヶ丘遊園駅前と遊園正門を結ぶ1.1kmの路線です。
 昭和41年の運行開始以来34年もの長きに渡って、行楽客の輸送に活躍してきましたが、
 車両の老朽化が激しく、オフシーズン運休中の検査で台車に致命的な破損が見つかったこと、
 また路線の収支状況が悪く、今後も好転する見込みがないことから
 今年の2月1日を持って、廃止されてしまいました。

 この路線の最後の運行は昨年の秋でした。
 毎年冬の間は長期運休し検査に入りますが、
 残念なことにこの検査期間中に不具合が見つかったそうです。

 僕自身、大学時代に隣の生田キャンパスに出向くことが多かったのですが、
 向ヶ丘遊園で降りることはめったになく、
 このモノレールなど鉄道路線でなく、遊園地の遊具だとしか思っていませんでした。
 今から思うと、乗りに行かなかったのが悔やまれます。反省しきり。

 この週末、向ヶ丘遊園モノレールのお別れ公開があるというので、出かけてみました。
 軌道は駅前広場の入り口から始まり、駅前道路の真ん中を進みます。
 やがて左に曲がって幹線道路と小川に沿って進み、
 最後は急に右にカーブしたかと思うと、そこが向ヶ丘遊園正門駅です。
 春の陽気、散策にはぴったりの気候です。

 路線延長1kmは、徒歩にして10分余り。あっけなく着いてしまいます。
 モノレールがまだ物珍しかった30年前ならともかく、
 今やこれだけわずかな距離でわざわざモノレールを走らせる意味はもうないのでしょう。
 そんな感傷にふけっている僕の目の前に現れたのは、
 正門前に並んでいる、モノレール展示会入場待ちの長蛇の列。
 まさか、これだけの人が見に来ているとは。1時間くらいはゆうに待たされそうです。
 待つのが苦手な僕は、外から車両の写真だけ撮って、
 記念パスネットカードを買って、そそくさと帰りましたとさ。

・今回のコラムには写真が付きます。こちらをご覧ください。

先週のできごと。
 23日(金)ロシアの宇宙船「ミール」が廃棄され、南太平洋に落下。
 24日(土)広島県・愛媛県を中心に震度6弱の強い地震。死者2名。


3月20日

 寒さも彼岸まで。いよいよ本格的に暖かくなってきました。
 陽気につられて、自転車でふらりと外に出てみました。梅の花がたくさん咲いています。

 一見桜のように見えますが、これは白梅の木です。
 この香りがまたたまらないです。ネットで送ることができないのが残念です(笑)。

 巷では、ギャンブルの春も始まったようですね。
 競馬、競輪からパチンコまで、ギャンブルにもいろいろありますが、
 何よりも会社で話題をさらっているのは、サッカーくじ「toto」。
 社内のあちこちにチラシやら、投票用紙やらを見かけます。
 担当者は長蛇の列と化した宝くじ売り場に並んで、
 毎週のように数百円、数千円を掛けて、夢を見ています。

 でもって、当選の条件は13試合中11試合以上の勝敗を当てること。
 1試合で、仮に勝ち、負け、引き分けの確率がそれぞれ3分の1ずつだとすると、
 くじが当たる確率も3分の1。
 2試合あって、両方とも当たる確率は、この2乗で9分の1。
 この論理で、1等の「13試合全的中」の確率を計算すると、
 3の13乗で、1594323分の1。
 単純計算では159万回に1回の確率しかありません。

 それでも、実際の試合は一方のチームに有利という例も多いので、
 投票の傾向次第では確率は変わってきます。
 実際に第2回の1等は187本出て、10万本に1本の割合で当たっているようですし、
 10口違った投票をすれぱ、確率は1万分の1にまで下がります。
 2等、3等になると、もう手が届くところにきます。
 とはいえ、3等の当選金がわずか数千円というのは情けなくなってきますが....。

 日頃、およそギャンブルに無縁な僕ですが、
 こんな説得をされると、思わずやってみたくなってしまいました。掛け金も小さいし。

先週のできごと。
 14日(水)アフガニスタンのタリバン政権が、バーミヤン大仏立像2体を完全に破壊したと発表。
 16日(金)CSK・セガの会長、大川功氏が死去。74歳。


3月13日

 セルフスタンド初体験のお話。

 雨が降ってきたので、これは天然洗車、とばかりに車を動かしました。
 残念ながら雨は間もなく上がってしまい、天然洗車とまではいかなかったようですが。

 そんなご近所ドライブの途中、隣町のバイパスを走っていると、  

   

   セルフ

 という文字をでかでかと掲げた看板が目に飛び込んできました。
 「あ ぶー らぁ!?」

 よく見ると、これが今流行の「セルフガソリンスタンド」のようです。
 セルフのスタンドはよく話にはききますが、現実に見たのはこれが初めてです。
 レギュラーでリッター93円。
 行き付けの安売り店が97円。4円も安いです。

 ちょうどガスがなくなりかけていたところだったので、早速車を付けました。
 一般のスタンドと違って店員さんはおらず、給油作業はすべて自分の手で行ないます。
 まず、エンジンを止めて給油口を開け、車外に出ます。
 給油器にはプリペイドカード発行機が備え付けられています。カード代金(1,000円以上)を投入し、レギュラー・ハイオク・軽油の中からボタンで選んで準備完了。
 選んだ種類(普通の車なので当然レギュラーですが)のホースを給油口に引っ張ってきます。給油口の栓を開けて外し、ホース先を給油口に差し込みます。ホース先のノズルがピストルの引き金のようになっていて、その引き金を引くとガソリンが中に勢い良く噴き出します。引き金を引いた分だけ好きな量を入れることができ、給油が終わった後に精算すると残金がプリペイドカードで返ってきます。カードはまた次の給油で使うことができ、カードの残額不足の場合はその都度お金を継ぎ足して使います。

 なかなか、新鮮な体験をさせてもらいました。
 ガソリンの入れ方なんて、教習所でも教えてくれないですからね。
 それにしても安いです。今まで店員さんに入れてもらうのが常識だったのが、その店員さんがいない分だけ人件費もかからないし、これは安くなるわけです。
 地元にも1軒来てくれないものかな。

 これがプリペイドカードなり。ちなみに発行スタンドのみ有効。

先週のできごと。
 9日(金)コロンビアで矢崎総業現地法人の日本人副社長が武装集団に誘拐される。
 10日(土)今期のJリーグ開幕。「サッカーくじ」totoがスタート。
 その他 アフガニスタンでタリバン勢力による仏像の破壊が続く。


3月8日

 突然ですが、クイズです。ここはどこでしょう。

 週末の1日、日帰りでこのスキー場に行ってきました。
 後方に見える山は浅間山。白く雪をかぶり、とても美しいです。
 例年ですとこの時期、ここ周辺でも積雪はほとんどなくなるそうですが、
 今年は雪の当たり年で、市街地でも15センチくらいの積雪が残っていました。
 ここは俗に初級者天国といわれるほどになだらかなコースが多く、
 実質半日でも、その景色と滑りを充分に堪能して帰ってきました。

 スキーを始めたのはかれこれ10年前のこと。
 合唱団で「スキーツアー」が企画され、これに乗っかったのが始まりでした。
 最初は人の見真似で、初級者コースを恐る恐る滑っていたのですが、
 3日間続けていると、スピードを出して滑る快感が身に付いていました。

 それ以来、毎年1回は必ずスキーに出かけています。
 団体で行ったり、友達がいないときは1人で出かけたり。
 出かけた場所も最初の赤倉から始まって野沢温泉ガーラ湯沢越後中里、鶏頂山(栃木)、石打丸山草津白馬湯沢高原野辺山と、少しずつ増えてゆきました(すべて近場)。

 おかげで、いつの間にか中級者コースを滑れるほどの腕前になりました。
 最近はスピードにはあまり快感を感じなくなってきています。
 それよりも滑り方、ターンの描き方をいかに美しくするかに気合が入っているようです。
 年のせいでしょうか。

 今年でちょうど10年目。最近は技術向上よりも、自分の腕前を落とさないように、という目的で続けているようなものですが、これからも毎年必ず行こうと思っています。
 どなたか、時間があったら誘ってくださいね(笑)。

 おまけ。長野県は相変わらず地域限定お菓子が多いですねえ。てゆうか、見かけない商品がまた増えてるんですけど。

先週のできごと。
 28日(水)長寿双子姉妹「きんさん・ぎんさん」の蟹江ぎんさんが死去。108歳。
 1日(木)KSD汚職疑惑(受託収賄7300万円)で、村上正邦前議員らが逮捕。証人喚問の翌日。
      米シアトル近郊でマグニチュード6.8の地震が発生。
      ニュースキャスターの久和ひとみさんが急死。享年40歳。

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