メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

4月28日

 実は今月、会社のいちばん忙しい時期。更新も遅れがちです。

 昨年12月に現在の業務を担当するようになってから、これがなかなか忙しく、
 思うように暇も取れません。
 深夜残業や土曜出勤はざらにありますし、
 月残業40時間以上はごく当たり前の世界です。

 その業務とは、営業部門の予算・実績管理。
 各部門から上がってくる数字を月末で締めて集計し、
 戦略会議の資料として提供するのが我々の任務です。
 それゆえ毎月の月初めから半ばにかけては集計、資料作成の連続です。

 これでも社内業務管理システムの充実で手間はかからなくなったのですが、
 その上で人手が減らされているから、忙しさは少しも変わっていません。
 期末期初にかかる今月はその忙しさに輪がかかり、
 猫の手も機械の手も借りたくなります。
 月末の資料だけでなく、期末や年度末の結果、今期の計画まで作らなければなりませんから。

 その忙しい1ヶ月間も、昨日でひとまず終わりました。
 今日から大型連休。 期間中は1日に出社する以外はお休みです。
 大小の旅行を含めてただいま検討中。

先週のできごと。
 14日(土)歌手の三波春夫さんが死去。77歳。
      尼崎市で小6男児が母親を刺殺。
 16日(月)宮内庁、皇太子妃雅子さまに「ご懐妊の可能性」が出たと発表。
      シンガー・ソングライターの河島英五さんが死去。48歳。


4月21日

 思い立って、想い出の菜の花を見に行きました。

 何が想い出かというと、
 8年前のちょうど今頃、僕はまだ新入社員でした。
 そして研修で東武の急行列車に乗って館林に行ったときのことです。
 僕たちは遠足気分で急行列車の車内でくつろいでいました。
 東京を離れ、住宅地を走り、やがて車窓は田園風景へと変わってきました。
 そして浅草から約50km地点の街、久喜を通過すると、
 進行方向左側に黄色いものが数多く目に飛び込んできました。

 それは満開となって咲き乱れる、菜の花の大群落。
 小川のほとりに、あぜ道に、いっぱいいっぱい開いています。

 伊勢崎線は地元からもさほど離れていない場所を走るのですが、
 こんな近くに、これほど美しい花園があったとは。
 その光景に、しばらくうっとりしていました。

 あれから8年。この風景も忘れかけていましたが、
 先週の桜見物で、急にこの光景を思い出し、
 車を飛ばして、その現場まで出かけてきました。

 菜の花は、8年前と変わらない光景で僕を迎えてくれました。
 河原は黄色と緑のじゅうたんで埋め尽くされ、
 ちょうちょがあちこちで舞っています。
 辺りは菜の花の匂いが漂っています。

 満開の桜に負けない、いやそれ以上に魅力を見せつける菜の花の群落。
 一時の間でしたが、幸せになることができました。

 場所は伊勢崎線 鷲宮(わしのみや)駅近く。
 車では鷲宮神社にお参りがてら車を停めて、近くの河原を散策といきましょう。
 個人的には電車で、美しい車窓を眺めながら、というのをおすすめします。

・今回のコラムには写真が付きます。こちらをご覧ください。

先週のできごと。
 12日(木)米中両軍機が接触した事故で、中国側は米偵察機の乗員24人を解放。
      自民党総裁選に4氏が立候補を表明。


4月14日

 今週は期初め業務超多忙につき、連日深夜残業の中、電車の中で書いているところです。

 今年も桜の季節を迎えました。
 地元の河川敷の桜並木は花満開で、昼間からたくさんの花見客が集っています。

 梅,桃,桜。古くから日本人にとって馴染み深い木の花たち。
 長かった冬が去り、暖かい春を迎えた象徴的存在として、
 はるか昔の時代から人々に親しまれ続けてきています。

 しかし、個人的なことをいわせてもらうと、
 どうも梅とか桜とか、あまり好きではない方ですね。
 梅 → 梅林 → オバチャン集団
 桜 → 公園 → オヤジの酒盛り
 頭の中ではこのような図式が出来上がっていて、どうしても離れないです。

 街からはずれて郊外へちょっと自転車を走らせると、
 用水路のほとりに、やはり桜並木が続きます。
 最近植えられたようでまだ小さな木ですが、
 淡い色の花がたくさんつけて咲いている様は、決して老木に負けていません。
 そしてそれ以上に目を楽しませてくれるのが、周辺で咲いている菜の花たち。
 桜色と黄色、若草色のコンビネーションの美しさは、この上まさるものないと思います。
 何よりも人通りが少ないというのがよいですね。自然に近いし。

 こんなことを書いていたら、一面の菜の花を見に行きたくなってしまいました。

先週のできごと。
 31日(土)大阪市に映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」がオープン。
 1日(日)さくら・住友が合併し「三井住友銀行」が発足。窓口業務は2日から。
      米中両軍機が空中で接触、中国機が行方不明に。中国側は謝罪を要求。
      ユーゴスラビアのミロシェビッチ前大統領が権力濫用と資金流用の疑いで逮捕。
 4日(水)春の選抜高校野球、常総学院(茨城)が仙台育英を破り初優勝。
      レッドソックスの野茂英雄投手、大リーグで2回目のノーヒットノーラン達成。
 6日(金)森首相、退陣を正式表明。後継総裁選びが本格化する。


4月7日

 前回に続き鉄な話題を書きます。
 ただし、今回は廃止路線ではなく、新線です。

 3月28日、埼玉高速鉄道が開業しました。
 開通したのは東京北部の赤羽岩淵から埼玉県の浦和美園まで、14.6kmの区間です。
 沿線の川口市、鳩ヶ谷市は宅地としてほぼ開発され尽くしていましたが、
 交通手段が川口駅に向かうバスしかなく、地下鉄の早期開業が強く要望されてきました。
 今回の開業は、特に鉄道のなかった鳩ヶ谷市にとって、まさに数十年来の悲願といえます。

 この路線、僕が毎日通勤に使っている路線の割合近くを走っていることもあり、
 開業初日に速攻で川口元郷から王子まで乗車してきました。
 そしてその週末の日曜日に、改めて全線を乗りつぶしてきました。
 以下、日曜日の乗車レポートです。

 アプローチは武蔵野線の東川口から。
 高架式の駅を地上に降りると、すぐ目の前に埼玉高速の駅入り口があります。
 埼玉高速はほぼ全線が地下となっており、この東川口も地下駅です。

 やってきた下り電車に乗って浦和美園へ向かいます。
 車両は営団車でした。埼玉高速鉄道は営団南北線、東急目黒線と相互直通運転をしており、浦和美園〜武蔵小杉の間を東急,営団,埼玉の3社の編成が代わりばんこに走ってきます。
 トンネルを走って2分余りで地上に抜けたかと思うと、間もなく駅に入ります。ここが浦和美園。

 駅舎はかなり大きく、また構内も広いです。
 近くに2002年ワールドカップ準決勝会場となる埼玉スタジアムが建設されており、開催時の人出も難なくさばけそうなくらいの規模です。
 同時に駅自体が本社や運転司令所の機能を備えています。構内には車両基地も併設されており、時折電車が出入りしています。
 それに比べて周辺は、

 とにかく何もない。

 の一言に尽きます。
 辺りはひたすら田園風景。コンビニ店の1軒すらありません。
 駅前に向かう道路は開通したばかり。
 バスは30〜60分おきに出ていますが、地下鉄の駅に向かう交通手段としては少々心もとないです。

 周辺を散策した後、再び電車に乗り南下します。
 運賃は初乗り210円。赤羽岩淵まで460円。「初乗り運賃が日本一高い地下鉄」とマスコミに書かれるほどの高さですが、それでもバスに比べたら安いものです。
 駅を出るとすぐに地下に潜り、ひたすらトンネルの中を進みます。速度は60km/h程度で、速くも遅くもなくといったところでしょう。
 駅は2km前後おきにあります。全ての駅のホームにホームドアが設置され、電車が到着すると電車のドアと同時に開いたり閉まったりします。乗客がホームから転落するのを防ぐ役割を果たしています。ホームドアは各駅で違った色に塗られ、駅のテーマカラーになっています。
 地下線を20分ほど走ると赤羽岩淵。ここから先は営団南北線となります。赤羽駅へはここから徒歩で約10分です。駅前散策をするのも、またおつなものです。

 埼玉高速鉄道のホームページ http://www.s-rail.co.jp/

・今回のコラムには写真が付きます。こちらをご覧ください。

先週のできごと。
 25日(日)千葉県知事選で無所属の堂本暁子氏が当選。全国3人目の女性知事。
 28日(水)薬害エイズ事件で東京地裁が元帝京大副学長の安倍英被告に無罪の判決。

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