メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

7月28日

 日本テレビ系、雷波少年の「ゴミ生活の旅」企画が終了しました。

 日本全国の不法投棄ゴミを片付けきれいにしていくというこの企画、
 環境問題に関心を持っている僕的にも、非常に強く興味を引かれました。

 山の中や海岸などにうず高く積まれたゴミを分別し、
 売れそうな商品は駅前で売って生活費に充てる。
 分別済みのゴミの引き取りでは、役所に無料で引き取れるか交渉する。
 毎週のようにこのコーナーを見て、ゴミの量と、それを片づけていく3人の芸人さんの活躍に、すごい、と声をあげていました。
 我々の手ではしたくてもなかなかできないことを、3人が代わりになって進めているのですから。
 これぞ、ボランティアの鑑というものです。

 ゴミ企画は終了しましたが、代わって電波少年に、カンボジアに行って道路を舗装するという新企画が登場。一般公募によって集まった12人によって活躍が始まりました。
 バラエティー番組にしてはまじめな企画、草の根レベルでの社会貢献に取り組んでいるこのコーナー。応援して行きたいと思います。

 先週のできごと。
 21日(土)明石市で花火大会見物の観客が将棋倒し。死者10名、負傷者113名の大惨事に。


7月21日

 例年より相当早く、梅雨が明けました。連日、とてつもなく暑いです。

 この暑いさなか、また選挙戦が始まろうとしています。
 今回は参議院議員選挙。いつもの通りにポスター掲示板が立てられ、
 各党の候補者のポスターが並べられています。
 自民,民主,共産,社民といったおなじみの政党から、タレントを立てた自由連合、果ては右関係に至るまで、顔ぶれは様々です。

 僕は基本的に自民党のする保守的な政治には賛成していないので、いつもでしたら野党に票を投じるところですが、今回はかなり迷っています。
 小泉政権が誕生し、自民党に新しい風が吹いています。
 この首相なら、何か前向きな変革をしてくれるかもしれない。
 そういった期待を感じさせるに十分です。

 でも、果たしてこのまま自民党に入れても良いものだろうか。
 自民がこのまま勝つと、与党が数の圧力で野党を押え込めて、野党の発言力を弱めさせることになるかもしれない。今はこれで良くとも、2〜3年後までこの順風が続くと限らないし。
 小泉政権のお手並み拝見といくべきか。野党と戦わせて政治を盛り上げるべきか。
 うーん、どうしようか。まだ迷っています。

 固い話になってすみません。
 いずれにせよ、投票は有権者として最低限のの責務であります。今回も投票日までによく考えて、この責務を果たしたいな、と思います。

 投票告知ポスターのえなりかずきがいいですね。

先週のできごと。
 9日(月)平成6年に大阪・愛知・岐阜で起きたリンチ殺人の主犯に死刑判決。共犯2名に無期懲役。
 13日(金)2008年夏季オリンピックの開催地に北京が決定。8年越しの悲願達成。


7月10日

 土曜の夜、会社のすぐ近くで殺人事件が起こりました。

 殺されたのはこの付近で寝泊まりしている浮浪者2名で、
 別の浮浪者と言い争うところが目撃されたことから、浮浪者同士のトラブルが原因とされています。 

 現場は日本橋のお堀にかかる橋の上で、会社の窓からも良く見えます。
 最初、テレビニュースを何気なく見ていて、「見たことのある光景だな」と思っていたら、
 やはり会社のすぐ近くのお堀でした。びっくりしました。
 日曜日でしたが、この日はたまたま所用で会社に行くことになっており、
 午後に出社すると、それはもう出社したメンバーの間でもちきりの話題です。

 ニュースで放送されたような聞き込み捜査は終わっていましたが、
 現場周辺は立入禁止となり、あちこちに青いシートがかぶせられ物々しい雰囲気です。
 時たま警察官が自転車で現場の見回りにきます。
 別の場所では報道関係者とおぼしきスーツ姿の人々が、浮浪者にインタビューしていました。

 会社の同僚の話では、東京駅周辺の浮浪者にも一定の社会があるようで、
 寝泊まりする場所が決められていたり、各自が縄張りを持っていたりで、
 自由気ままに寝転んでいる、といった風ではないようです。
 浮浪者の世界でもこんな物騒な事件が起こるなんて、
 ますます殺伐とした世界になったもんだなあ、と感じました。
 そのすぐ隣りの会社のフロアでも、夢を失いかけた人々が狂ったように深夜残業に励んでいるし。はあ。


7月6日

 楽器屋さんに行って、楽譜を探してきた話。

 あるお友達から、「(さらにその)友人の結婚式の余興でアカペラを歌いたい。何かいい曲はないものだろうか」という依頼のメールが飛び込んできました。
 アカペラ。合唱組織の一員である僕の血が騒いだのは言うまでもありません。
 でも、曲のことについてはあまり知らない。アカペラや小人数アンサンブル向けの曲は数多くても、実際のところどういった曲があるのだろう。

 僕は大宮西武ロフトの楽器専門店に足を運んでいました。
 店内には大小数多くの種類の楽器が並べられており、デモ演奏のメロディーが流れてきます。
 その一角に、目指す楽譜コーナーがありました。
 楽譜コーナーで多くスペースを割いているのがやはりピアノ/キーボード譜、そしてギター譜です。
 世の中で最もポピュラーな音楽演奏形態が「バンド」である以上、ギターやキーボード向けの楽譜が多くなるのは当然の成り行きでしょう。最新ヒット曲の譜面が次々リリースされています。坂本龍一プロデュースの'ZERO LANDMIME'も目立つ位置に山積みされていました。

 その片隅で、しかし決して忘れ去られることなく自己主張しているのが、クラシックのコーナー。
 合唱曲やアンサンブルも、このコーナーに含められています。
 合唱団向けの組曲に混ざって、ヒット曲の名前の入った譜がいくつか目に付きます。引っ張り出してみると、
 これは面白い。SMAPやV6や宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、さらにはGLAYといったメンバーのヒット曲までが3〜4部混声合唱曲に編曲されているではありませんか。
 おそらく小中学校の合唱コンクール向けに、合唱専門の編曲家が編曲をされたと思うのですが、それにしても予想外のラインナップに驚きを隠せません。これでモーニング娘。があれば完璧だったのですが、さすがにこれはなかったようです。
 新しいところでは「明日があるさ」も入っていました。僕が一番期待していたゴスペラーズは残念ながらまだ合唱用に編曲されたものは見かけませんでした。しかし楽譜が出るのは時間の問題でしょう。

 外国ポップスもアンサンブル編曲されたのが多かったです。THE BEATLESやCarpentersなど、'60〜'70年代の名曲が編曲されて世に送られています。
 これらの楽譜を店先で眺めるにつれ、
 「ああ、この曲をステージで歌ってみたい!!」
 という衝動に駆られてきます。

 うたうた会(仮)の皆さん、次回の演奏会にぜひ検討していただけませんかねえ(祈)。

先週のできごと。
 24日(日)福井県の京福電鉄発坂駅付近で電車同士が正面衝突、25名重軽傷。昨年12月に続き2回目の衝突事故。
 25日(月)北海道恵庭,北広島市上空で自衛隊機が銃弾を誤射。防護装置のトラブルが原因。

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