メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

9月24日

 航空機突撃テロの次は、サイバーテロ。

 「W32/NIMDA」という名のコンピューターウィルスが、世界中を荒らし回っています。
 そして、会社のネットワークにも侵入し、相当の被害が出ました。

 ウィルスが確認されたのが9月18日のことでしたが、翌19日には会社のサーバーに入り込み、ネットワークや共有ドライブにウィルスがまき散らされ、Outlookメールが勝手にウィルス入りメールを送信した結果LAN回線の使用量が激増してパンクし、会社業務が麻痺状態になりました。
 ワクチンの動作確認などに手間取り、21日の夜まで共有ドライブが使用できず、仕事がほとんどできないような有り様でした。だからといって寝ている訳にもいかないし(笑)。
 今回のウィルスの恐いところは、感染したサーバーのホームページを見るだけで感染する、という大変凶悪なところです。感染するとメールが勝手に送信されたり、個人情報がウィルス入りでばらまかれたり。何しろ「ページを見ただけで」というのは今までなかったですから、おちおちインターネットにもつなげられないです。

 会社はこの事実を公表していません。公表すると顧客との信頼関係に影響が出るから、との判断らしいですが、もしかするとウィルス対策に万全なはずの大手電機メーカーが簡単にウィルス攻撃を受けるなんて恥ずかしくて言えない、のかもしれません。しかし、日本中の官公庁や公共機関で感染報告があったのですから、天下のマイクロソフトでも被害があったのですから、他の民間企業も、どこでも同じ被害を受けていることは間違いないでしょう。それこそ日本中のコンピューターが荒らされたに違いありませんね。

 でもって、このウィルスは誰が作ってばらまいたのでしょう。一説ではアメリカで起きた同時航空機突撃テロの一味が作ったとも言われているようですが。
 ここわずか1月の間、大物ウィルスがたて続けに流行しています。「CodeRed」のときも会社のサーバーを一時停止させましたし、「SirCam」は合唱団のメンバーからウィルスメールが発信されて大騒ぎになりました。しばらくは警戒が必要なようです。


9月19日

 あれから1週間。
 9月11日のできごとを振り返ってみました。

 7:18 駅から電車に乗る。東北線が人身事故で遅れていたが、幸い電車がすぐに来る。
 8:38 いつも通りに出社。
    台風15号が首都圏を直撃。午前中から激しい雨が、窓に叩き付ける。
    ビルの屋上にあったマクドナルドの写真看板が少しずつはがれ、ついに飛ばされてしまった。
 11:00頃 都心を台風の中心が通過。 一時風雨が弱まる。
 12:00 昼休み。再び風雨が強まる。
 夕方 風は収まり明るい夕日が差し込む。台風一過の美しい紅色。
 21:15 退社。
 21:48 上野発の電車に乗る。台風のその後を見ようと携帯テレビを付ける。
    画面には激しく煙を上げるビルが映っていた。ニューヨークのWorld Trade Centerに航空機が衝突したらしい。これは事故か。
    
 22:30 帰宅。すぐにテレビを付けた。
    「ツインタワーのもう一方のビルにも航空機が衝突した模様です。」
    飛行機が衝突する映像が繰り返し流された。これは間違いなくテロだ。
    ワシントンDCの国防総省に航空機が墜落。
    World Trade Centerの建物が大崩壊。
    信じられない光景を見ている。各放送局は大騒ぎになっている。

 9月12日

    日本の出来事ではないのに、朝のテレビは全放送局が報道特番を組んでいた。決して他人事ではないという緊迫感。
 7:32 携帯テレビを付けて電車に乗る。昨夜の衝撃の映像が繰り返し流されている。
 8:12 上野着。構内は階段規制。この状態でテロが起こったら....と想像してみる。
 8:40 出社。会社でもこの話題で持ちきり。仕事ややそっちのけでインターネットニュースを頻繁に見ている。
 午後 現地時間夜となり、新しい情報も少なくなった。中東のテロリストが今回の事件に絡んでいるらしい。
     台風や狂牛病の話題は全くといっていいほど報道されない。

 大変残念な事件が起きてしまいました。
 一刻も早い犯人の検挙と、アメリカの立ち直りを祈るばかりです。
 犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。

先週のできごと。
 10日(月)千葉県白井市で、国内初の狂牛病感染の疑いの乳牛が発見される。
 14日(金)大手スーパー、マイカルが民事再生法適用を申請、事実上倒産。


9月10日

 防災週間。先週、会社のビルでも防災訓練がありました。

 ビル内のある場所で(毎回場所は変わる)火災が発生したとの想定で非常放送が入り、
 階段を使って地上まで降りていく、というのが毎度のメニューです。
 訓練に駆り出されるのは必ずしも全員ではなく、各課単位で1名ずつ参加すればよいのですが、
 それでも避難場所に指定された広場には何百人という人の大群になります。
 地上でははしご車が数台サイレンを鳴らして駆け付け、消防隊が豪快に放水をしています。

 よりによって9月1日、防災の日に、新宿で44人の死者を出す大惨事がありました。
 このビルは非常階段が閉鎖されていたり、荷物が外に放置されたり、また避難器具が設置されていないなど、防災上の不備が多く見受けられたようです。
 これに比べて会社の入居しているビルは規模が大きく、避難設備も整っています。
 時折業者が長い棒を持って、煙感知器の点検に入ることがあります。
 また、社内でも不要な荷物は通路に置かない様、強く指導されています。
 しかし、人はいつも防災設備の整ったビルにいるとは限りません。他の用事やイベントで、他の防災対策の完備されていないビルに入ることも多く考えられます。そこで火事に遭遇したら....。

 新宿といえば、会社の用事で出かけることはなくとも、サークルではよく利用する飲み屋があります。ここも細長い9階建てのビルだったりします。非常階段や避難器具は準備されているのですが(帰りはよく非常階段から降りている)、階段が1つしかなくいざというときちょっと心配です。
 何はともあれ、3階以上や地下の飲み屋などに出かけるときは避難口や避難器具を確認して万一の際にいつでも逃げられるようにしておく、くらいの心がけが必要になってきましたね。

先週のできごと。
 4日(火)東京ディズニーシーがオープン。初日から1万5千人の観客が詰めかける。
 8日(土)中国自動車道で女子中学生が死亡していた事件(7/24)で兵庫県香住町の中学教師を逮捕。


9月4日

 会社が入っているビルの地下に、新しいコンビニ店ができました。

 このビルの地下1階はちょっとした商店街になっており、いろいろなテナントが軒を構えています。
 場所柄、飲み屋やレストラン系が多いようですが。

 「新しい」コンビニ店、ということは、以前からも別のコンビニ店があるということで、それはその通りなのですが、このコンビニも今年春にオープンしたばかりの新しい店です。
 それまでもコンビニスタイルの店はあって、僕もいつも利用させてもらっていたのですが、春にオープンした大手系列店と競合関係となり、3ヶ月後にあえなく撤退してしまいました。今回オープンした店はその跡地を利用したものですが、隣りのテナントの面も使わせてもらって、以前の倍の広さになっています。

 早速新しいコンビニに入ってみました。
 品揃えは洋モノが得意なようで、外国産のお菓子のパッケージとかが並べられ、おしゃれです。
 またレジ近くにコスメコーナーが配置されています。女性客をターゲットにしているようです。
 変わったところではワイシャツや靴下などの日用衣料品が並べられていること。これも大手チェーン店との差別化を狙ったのでしょうか。

 最寄りエレベーターからの距離はどちらもほぼ同じ。お値段も似たり寄ったりです。
 地下のコンビニ店が再び2軒となったことで、顧客獲得競争はまた激化することになりそうです。
 どちらの店に入るかですか。そりゃー、カップラーメンの新製品が先に入った方でしょう(笑)。

先週のできごと。
 29日(水)宇宙開発事業団のH2Aロケット、打ち上げ成功。
 1日(土)新宿歌舞伎町の雑居ビルで火災、逃げ遅れた風俗店の客ら44人死亡。

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