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えんぷつ 週観 道の果てから

11月28日

 六本木ヒルズに、初めて行ってみた話。

 今年の4月にオープンし、東京の新スポットとして注目を集めている六本木ヒルズ。
 我が会社からも、その堂々とそびえる姿が眺められます。
 それを眺めるにつけ、一度は行ってみたい、と思っていましたが、
 土曜日の午後、ようやくその機会ができました。

 オープンして半年以上経つのに、回り中人、人、人の渦。
 汐留の比にならないくらいの数です。
 こんなに混むなら行くんじゃなかった、と思いましたが、せっかく来たのだから展望台くらいは行ってみよう。

 52階にある展望台には行列ができ、25分待ちとのアナウンス。
 しかし、一度上がってしまえば、そこは東京中を見渡せるパラダイス。
 汐留の、会社が入っているビルが遠くに見えます。
 この日はよく晴れて、遠く筑波山まで望むことができました。日頃の行ないが良かったからか?

 同じ52階と、1つ上の53階には森美術館があり、展望台の入場券でそのまま入ることができます。古今東西の美術品、オブジェが脈略一切なしで並べられています。古い中国の絵が飾ってある隣にポップアートがあって、その脇には彫像があり、ところどころにテレビがあって、猫がミルクをひたすらなめている映像が流れていて、少し歩くと垂れ幕があったりイラストに出くわしたり。
 天才って偉大ですね。我々の理解を超越することを考え、それを形に残すのですから。

 目まぐるしい展開に疲れ切ったところで地上に降りると、辺りはすっかり暗くなっていました。通りの街路樹には何万という電球がつけられ、青白く輝いていました。それは実に美しい光景でした。

 その光景をデジカメで撮ろうと構えると、目の前に見えたのは、
 携帯電話をかざしている何十人もの人々。
 そう、カメラ付き携帯を使っているのです。僕のように普通のデジカメで撮っている人は少数派。
 もはや普通のデジカメですら時代遅れになりつつあるのでしょうか。

 六本木ヒルズのページ


11月21日

 このところ急速に気温が下がっています。
 気候の変化に体が追いついて行かないようで、
 夜、いつもより多く睡眠を取ったつもりでも朝起きられなかったり、
 手のひらが荒れたり、髪を洗うとふけがたくさん出たり。

 昼間もよく睡魔が襲ってきます。
 仕事中に眠くなったら階段を工事中のフロアまで数階降りて、そこで数分間仮眠します。工事中のフロアまで降りれば人が来ないので、他人の目を気にせず休めます。
 ところが最近この手が使えなくなりました。
 察しの通り、工事中だったフロアの入居が始まったからです。
 今までの調子で階段の踊り場にしゃがんで一休みしようとすると、
 「どうかしました?」
 「いえいえ、何でもないです」
 人の出入りも多くなり、おちおち休めなくなりました。
 工事中で仮眠できる踊り場はさらに数階下。行きはよいよいですが、帰りがエレベーターがなく十数階も上がらなければなりません。外に出るにはこれからの季節は寒いし、どこかに独りになれるいい場所はないですかねえ。


11月15日

 会社の主任クラス昇級者研修で4日間、静岡県某所に行ってきました。

 研修施設を利用したのですが、ホテル並みの設備が整っていて、食事とかもホテルと変わらないレベルのものを出してくれます。外には小さなゴルフコースもあり、山の上から麓の町並みを一望できます。とはいえ一日中勉強しているようなものですから、疲れるのは一緒なのですが。
 今回の参加者は約90名。それも営業,SE,製造,管理、勤務先も全国各地と多岐に渡り、ほとんどが知らない顔ぶれで最初は相当不安がありました。そのような状況で7〜8人のグループを組み、テーマに沿って討論をしなければなりません。眠れない夜が続きました。それでも3日目までには相当打ち解けてきて、グループで冗談を言ったり、あっと驚くようなアイデアを打ち出したりするようになりました。
 研修の主な目標は「リーダーシップの強化」でしたが、ご賢察の通り?昼間の討論では発言が少なく、グループ内からも「もっと意見を出そう」と言われたりしていたのですが、連夜の飲み会では他のグループの輪にも乱入し、別の意味で積極的なリーダーシップを発揮したようです。おかげ様で僕の存在と所属部署の名前は一躍有名になったみたいです。どのようにして有名になったのですか。それは管理人にメールで聞いてください(笑)。

 最終日は外部企画会社を講師に招いての「実践的リーダーシップ」。3日目までのクラス、グループをシャッフルし、新しく約10人1組のチームを作ります。野外で人の輪を作ってみたり、バケツリレーをして水で濡れたりしながらチームの連携を強めていきます。そして最後に「7分間のニュース番組を制作する」というプロジェクトが伝えられます。頭で考えるのにはそれぞれアイデアが飛び出しては来ますが、それらのアイデアを整理・調整すること、短い準備時間で高い質の番組を作るためにどのように役割を分担し計画を進行させるか、ということの大切さが、実際にプロジェクトに参加することでよく分かりました。上映会で自分達が作ったニュースビデオが放送されたときは、その苦労が報われるようでした。ただ進捗具合のコントロールが適切でなかったようで、アイデアを映像にできるまでの余裕がなく、5チーム中最下位の結果に終わったのは不本意ではありましたが。

 ともあれ、ひどく疲れつつもそれなりに有意義な4日間の研修から無事戻ってくることができました。友達も増えたし、来週から自分の部署に出入りする人の数が増えるかも。


11月8日

 この3連休、皆様はいかがお過ごしになりましたか。

 2日に相鉄6000系の引退イベントがあり、横浜方面まで出かけてきました。
 埼玉に生まれ育った僕にとって、相鉄線のお世話になるなんてことはめったにないのですが、6000系 はその主力形式だったと云われると、やはり鉄の血が騒いでしまうようで。
 最後まで残ったのは4編成でしたが、当日はこのうち2編成が運用されました。
 1本は昭和40年代の、デビュー当時のカラーに戻された編成(下写真左)、
 もう1本は柳原良平氏デザインの「緑園都市号」(右、いずれも西谷にて撮影)です。
 後者はイラストに描かれた人物の表情がユニークで、みんなトリスおじさんの親戚に見えてしまいます。

 イベント列車はいずみ野線内をノンストップで往復運転します。車内は名残乗車の鉄道ファンや親子連れでいっぱいです。
 沿線の各駅でも、通過するイベント列車を撮ろうと人々で鈴なり状態に。
 それだけ沿線住民に深く愛されたんだなあ、ということが伝わってきます。
 白緑色の内壁と緑のシートという内装も、これで見納めになります。

 記念きっぷやパスネットカードも発売されていました。カードは3種類もあり、おまけに車内では車掌氏が限定カードを売りに来るものですから、衝動で4枚も買ってしまいました。
 未使用の記念カードがますますたまる一方です。前日には東武が8000系、10000系のカードを出してくれるし。本気で私鉄巡りツアーを企画しようかと考えるこの頃。


11月1日

 4月に買って以来愛用している携帯端末がありますが、先日これで音楽が聴けるようにと、増設用のメモリーカードを買いました。
 この携帯端末(ザウルスSL-C700)に装着できるメモリーカードはコンパクトフラッシュ(以下、CFカード)とSDメモリーカードの2種類があります。SDメモリーカードはやや高い。一方CFカードは安い反面、増設モデムで通信するときはCFカードを外さなければなりません。少し迷いましたが、音楽データの持ち運びが目的ならば支障はないので、CFカードを導入することにしました。容量は旅行に出たときなどでもMDを何枚も持ち歩かなくてもよい程度の、ということで256MBにしました。時間にして約4時間ほどは聴けるそうです。
 さてこのCFも、できれば安く手に入れたい。中古の店にも通いました。秋葉原価格で新品9,000円弱のところを中古では7,000円で買うことができます。ところが小容量のものは手に入っても、256MBクラスになるとなかなか手に入らず、品切れ状態が続いていました。
 それが突如急展開に。新品で6,000円で販売している店を発見しました。どうやって儲けを得ているのか、動作保証ができるのか少し気にはなりましたが、すぐさま購入して、装着してみました。
 パソコンにためておいたMP3データをありったけ携帯端末にコピーします。容量いっぱいまで移すのに1時間はかかりました。後は好きな曲を適当に選んでPLAYボタンをタッチすれば、おお、曲が聞こえてきます。

 ザウルスにCFカードを取りつけてから1ヶ月経ちますが、これは便利です。文書を編集したり、メールを見たりしながら同時に音楽が聴けるのですから。MDを持って歩く必要がなくなり、通勤カバンをさらにダイエットすることができました。しかし、今度は行き帰りにDVDが見たくなった。ポータブルDVDプレーヤー39,800円。これを買ったらカバンの中身がノートパソコン持ち歩き時代に逆戻り。どないしよ。

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