メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

7月29日

 暑いです。
 とにかく暑いです。夏だから当然のことですが。
 外へ出ると強い日差しがじりじり照りつけます。
 夏場に自宅で冷房をかけず上半身裸でいるなど、暑さには比較的順応しやすい僕でも、
 外では少し歩いただけで神経がおかしくなってきます。

 先週、東京で気温39.5℃という記録的な猛暑がありました。
 冷房のよく効いた会社の中で仕事していたので、YAHOO!ニュースを見るまで気が付きませんでしたが、
 確かにこの日は室内の温度がいつもより2〜3℃高いような気がしたし、
 夕方外に出て、どうも暑さがいつもの感覚と違うと思ったら。
 蒸し暑さではなく乾いた、どこか暖房が異常に効いている部屋にいる気分。

 よく熱帯の40℃よりも日本の35℃の方が過ごしづらいという話をきいていましたが、
 ふーん、これが熱帯の40℃というものかなー、と感じました。
 言われてみればたしかに蒸し暑い35℃よりは過ごせるかも。
 今度は本物の熱帯に行って、本物の40℃を体験してみようか(まだ海外に行ったことがない)

 そんな僕でも、夜だけは冷房をかけて寝ています。
 布団が重くないと寝付けないたちですから。
 東京39.5℃の日の夜も、冷房を強めにかけて寝床につきました。
 しかしどうにも暑くて寝られません。掛け布団をけっとばして眠りについたのは3時間後。
 翌朝眠い目をこすってテレビをつけたら、東京の最低気温30℃とのこと。
 その日はほとんどまともに仕事が進まなかったのは言うまでもないでしょう。


7月22日

 先日銀行でお金をおろしたときのこと。
 何気なく札束を広げて眺めていたら、
 お札の発行元の記述が3種類あるではありませんか。

 「大蔵省印刷局製造」
 「財務省印刷局製造」
 「国立印刷局製造」

 大蔵省が財務省に名前が変わったのはつい2〜3年前のことではなかったか?
 枚数的にも多いのは大蔵省だし、
 国立は1枚だけ混ざっていて、まだ折り目がついていないピン札。

 ということは、ほんの2〜3年の間に、大蔵省〜財務省〜国立と2回も名前が変わったということなんですね。
 真相を探るべく、日銀のホームページをのぞいてみましたが、
 近日発行予定の新札に関する記述とか、数年前に通し番号の文字色が変更された件は書かれていたのですが、
 印刷元の名前については、残念なことに記されていませんでした。

 ともあれ、国家機関の中枢が発行するお札が、これだけ変わり身が早いなんて思ってもいなかったです。
 日本の役所も変わってきているのでしょうね。
 激動ともいえる民間企業の動きに比べるとおとなしいかもしれませんですが、
 大きな銀行が倒れかかったり、吸収合併再編を繰り返している世の中ですから、または当然のことかもしれません。
 お役所のさらなる変化を、期待をもって見守りたいと思います。


7月15日

 土曜日にTBS系で放送されている、「爆笑問題のバク天!」という番組があります。
 視聴者からの投稿中心の構成で、友達,家族,恋人の変な癖や行動とか、一度はやってみたかったことを実際にやってみてビデオで投稿するとか、売れないお笑い芸人のコントとか、そういったものをかき集めています。
 この番組が始まった当初から時々見ていますが、まあ正直なところ、そんなに面白いとか役に立つといった内容ではありません。
 でも1つだけ、これは押さえているというコーナーがあります。
 それは、
 「アホなテスト解答
 ベタなタイトルですが、番組の前半に毎回登場する人気コーナーです。友達のテストの迷解答珍解答を紹介する、それだけですが、これがなかなか傑作ぞろい。毎回笑かしてくれます。模範解答?の一部がここで見られます。
 このページを読まれている皆様も、学校のテストで答えがどうしても分からない、という経験はおありでしょう。悩みに悩んでなお分からず切羽詰まった挙げ句、何か適当なことを書いておけば、もしかすると点がもらえるかもしれないという淡い期待。大抵これらの期待は裏切られますが、同じ裏切られるのであればウケを狙った方が....という構図が見えてきます。
 それにしてもこれらの傑作解答、よく他人から借りて公開できますね。よほど公開する自信があったのでしょうか。僕が子供の頃など恥ずかしくて親友にも見せられなかったのですが。

 もう1つ。漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の巻末にある投稿コーナーも面白いです。あるときはテーマを決めて、あるときはフリーで、はがきにいろんなネタを書いて投稿してもらいます。こちらも友達の行動やテレビ番組やCMやら、身の回りのあらゆる物事がネタの対象になります。それも実によく観察していること。ターゲットは主に小中学生ですが、僕のようないい年した大人でもこそこそ読んでは笑っています。

 この2つで共通して思ったのは、
 「10代の人達って、本当に頭が柔らかいんだなあ」ということでした。
 観察力が鋭い上に、時に我々の予想もつかない面白い発想を出してきます。
 大人になると社会常識とか日常を効率的に生活していくための知恵とかをたくさん植え付けられ、加えて体力や精神力の余裕もなくなってきて、毎日をひーひー云いながら過ごしています。今の僕がまさにそんな状態。
 それに比べると、中学とか高校生は、受験勉強に追われることはあるものの、まだ現実や常識に振り回されていないだけに、その分柔軟な発想ができるのかなあ、と思いました。
 そんな柔軟な頭を分けてもらいたいです。きっと世の中がもっと明るくなることでしょう。疲れ切ったオジサン世代の愚痴かもしれませんが


7月7日

 普通列車のグリーン車にただで乗ろう!

 7月1日から、東北線の普通電車に2階建てグリーン車の連結が始まりました。
 連結されるのは4扉新型車、E231系の10両基本編成で、4〜5号車の位置に入ります。
 普通電車のグリーン車は東海道線、横須賀線、総武快速線などではおなじみですが、
 東北・高崎線でも、将来の東海道線との相互直通を見越してグリーン車を導入することになった由。
 東北線では会社帰りのホームライナーの本数が少なかっただけに、これは朗報です。
 グリーン料金がライナーよりも高くなる(750円/ライナーは500円)のはいただけませんが、好きな時間にリクライニングシートに座ってゆったり帰れるわけで。

 さらにうれしいことに、10月に予定されているダイヤ改正までの間は、このグリーン車を普通車として開放するそうです。
 つまり、期間限定お試しキャンペーンでグリーン車に料金なしで乗れてしまうのです。
 恐らく10月からいきなりグリーン車を連結すると、今まで普通車が入っていた位置にグリーン車がやってきて乗客が混乱したり、またグリーン車専用の乗務員の確保とか、いろいろな準備が必要だったのでしょうが、それでも無料開放とは、いい仕事してくれますね。

 7月最初の週はまだ1編成しか入っていなく、1日に運転できる本数も上野〜宇都宮間を4往復程度と少ないです。
 どの列車にグリーン車が連結されるかは、当日にならないと分かりません。
 各駅には「本日のグリーン車連結列車」の案内が発車時刻表の形で掲げられ、連結する列車は時分の数字上にマグネットを動かしてそれと分かるようにしています。
 またネット上では熱心なファンがまとめた「運用表」も出回っていて、2ちゃんねるの掲示板書き込みと組み合わせて、何日か先の運用まで予測できるようになっています。

 土曜日に大宮に用事で出た折り、早速体験乗車してみました。
 夕方の上りにもかかわらず、2階は満席、1階もいくつか空席が残っている程度で、人気が高いです。
 もっとも駅の放送で、
「今度の電車は4・5号車にグリーン車を連結します。グリーン車ですが乗車券のみでお乗りになれます」
 と宣伝しているので、席がいっぱいになるのも当然ですが。
 インテリアカラーは2階席が青、1階と車端の平屋部が赤紫系でまとめられています。シートは最近の特急普通車と同じで、硬めの座り心地です。
 何しろ2階も1階も、今までの通勤電車では味わえなかった景色が展開します。10分でお別れするのが名残り惜しいですが、まあ、これから何度もお世話になるだろうし。次は個室感覚が味わえる平屋部にしようか。

 グリーン車は今後連結本数を増やし、10月の改正直前で1日東北・高崎線合わせて60往復以上となる予定です。グリーン車に代わって外された普通車は、今後東海道線用新型車両の一部となって連結されることが決まっています。ともあれ、グリーン車にただ乗りできる3ヶ月のチャンス、今のうちに楽しんでおきましょう。

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