メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

3月26日

 昨日から愛知万博が開幕しました。
 国内では昭和45年の大阪万国博以来35年ぶりの開催と報道されていますが、そういえば昭和60年の筑波科学博も万博ではなかったですか?沖縄海洋博は?花博は..でも大規模な会場で開催されるのは本当に35年ぶり、ということらしいてす。
 万博で想い出深いのは、やはり昭和60年の筑波のときに尽きます。というか、これしか行った覚えがないので...。アルバムに大阪万国博の写真があって家族で行ったのだと思いますが、まだ0歳児だったので記憶にありません。
 行きは大混雑する通勤形車両の「エキスポライナー」に乗り、ふらふらになって「万博中央駅」(現在のひたち野うしく)で降り、2車体連接のシャトルバスで会場に着いたと思います。場内はどこも大混雑で、30分から1時間待ちは当たり前でした。特に分子の映像が踊るのを3Dメガネで見る「富士通パビリオン」が人気だったのですが、3時間待ちとかであっさりあきらめた覚えがあります。待ち時間の少ない外国パビリオンばかりを見て回って、食事は外より高いドムドムのハンバーガーに。20年経っているのでかなり記憶が薄れていますが、こんな感じで、十分に見て回れない印象でした。

 今回の愛知万博は、富士通の独自出展とかはなくなりましたが、三菱など同業他社は相変わらずがんばっていますし、JR東海のリニア車両、トヨタの新しい乗り物、各国の出展、緑いっぱいの会場と、いろいろ魅力はありそうです。
 でもどんなに広い会場でも、人がたくさん来れば行列で何時間も待たされる。1日の大半を並んで待っつことに費やすのであれば、それは実にもったいないことです。そこまで並んで待ってまで見たり体験したりするほどのアトラクションかなあ....1日に何万人が入れるのだろう。大阪万国博が会期中6000万人と言っていました。1日当たり約30万人。そこまで行かなくとも人だらけ、博覧会を見に行くのではなく人の行列を見に行っているようなものかも。


3月20日

 3連休の真っ只中です。
 せっかくの休みではありますが、遠出はせずに近所回りでおしまいになりそうです。

 2週間前、大宮駅改札内に新しいショッピングセンター「エキュート大宮」がオープンしました。
 駅の南側乗り換え通路の床を増築拡大して10数軒の店舗が入居しています。
 去年から何やら派手に工事をしていて、1月になってから連絡通路の両脇がテントで覆われたりして何がどんなふうにできるのだろうと期待はしていましたが、想像していた以上にたくさんの店が入ってにぎわっています。買い物客が多くて少々通行しにくくはなりましたが、それ以上にお店のディスプレイにつられてふらふらと立ち寄ってしまいそうです。
 個人的にいいなと思ったのは、
 ・「デパ地下」を想わせるお惣菜の店がある
 ・讃岐うどんやパスタ、チャーハンの店がある
 ・ベーカリーが2軒もある!(後でページを見たら実は3店舗あるらしい)
 何より駅を降りなくても飲食や買い物ができるというのが、面倒くさがり屋にとっては最大の魅力ですね。これは結構使い込みそうです。

 他にもさいたま市には新しいショッピングセンターが次々できていますね。
 さいたま新都心のコクーン、土呂駅徒歩15分のところにあるステラタウン
 それから浦和美園に国内最大級のイオンショッピングセンターが進出するとか。
 気が付いたらあちこち商業施設だらけになっています。これだけ店があってどこも閉店の話を聞かないというのは、実は景気が良いから、という一言に尽きるのでしょうか。


3月12日

 最近どうしても気になって仕方がないもの。

 駅の自動改札に貼られた広告のステッカー。
 バニーガールの格好をした女の子が、一言
 「ほんとに愛してる?

 一体どう反応していいのか分からず、改札の前で立ち止まってしまいます。
 少なくとも、
 「ほんとに愛してる?
 このせりふを、バニーちゃんがしゃべる時点でどこかおかしいです。ありえないです。
 まだパジャマや下着姿でしゃべってくれた方が説得力あります(笑)。
 バニー姿はふだん着ではなく、商売道具ですから。
 普通、バニーの格好をして街を歩いたりしませんよね?
 夜の繁華街の、ちょっと怪しげな飲み屋の中ぐらいでしか見かけませんよね?(入ったことないので想像で書きますが)
 商売道具の衣装を着て、
 「ほんとに愛してる?
 と言われても、嘘に聞こえてくるばかりです。
 しかもこの広告、お菓子メーカーの宣伝だったりします。
 ジュエリーやホワイトデーのプレゼントや、その他贈り物の宣伝とかだったなら、
 50歩譲ってバニーちゃんのせりふでも理解できなくはないですが。
 一体このキャッチコピーを考えた人の頭の構造はどうなっているのでしょうか。

 (こちらがその宣伝の元ネタです。キャッチコピーは出てきませんが、この姿そのままです。)

 冷静に考えてみれば、世の中ありえないことだらけです。
 スーパーマンやスパイダーマン、この前テレビでやっていたターミネーター、やくざの跡取り娘が教師をしているドラマ、
 映像の世界ではこうしたことが当たり前になっているのですから。
 こうした、ありえないことで世の中が動き、飯を食っている人も多いですからね。
 日本が平和な証拠だから、か


3月5日

 東京と九州を結ぶ寝台特急<あさかぜ><さくら>が廃止されました。
 本数の多い東海道筋の寝台特急群のうちの2本がなくなるだけ、とたかをくくっていましたが、
 廃止されたその日、28日の夜にニュースを見ようとテレビをつけると、
 <あさかぜ>の特番を組んでいるではありませんか。
 しかも、見慣れた東京駅のホームは大勢の鉄道ファンでごった返しています。
 寝台特急の廃止がこれだけ大きな出来事になっているなんて思いもよらなかった。

 特番が組まれるくらいのイベントならば、せめて最後くらい見守ってあげようと思い立ち、
 翌3月1日の昼、最終<さくら・はやぶさ>を出迎えに行きました。
 東京到着時刻は11:33。会社はちょうど昼休みが始まる時間なので、新橋から追っかけても間に合うはず。
 果たして、東京駅の10番ホームには目指す<さくら・はやぶさ>の姿が見えました。
 ホームの端は記念撮影をする人々が集まり、熱気に包まれていました。

 そういえば今まで全国各地を旅行して歩いてきましたが、寝台特急に乗ったことは少ないですね。
 高校時代に鉄研の旅行で九州方面発のブルートレインに乗ったのが2回、
 大学を卒業するときに行った旅行で1回(B個室ソロに乗っている)、
 北海道からの帰りに583系の上段寝台で1回。それだけしか思い浮かびません。
 ここ10年以上も寝台車に乗っていませんね。夜行を使ったことは少なくないですが、座席車とか、鉄道使わずバスを利用したりとか。
 寝台料金は高いですからね。安く上げたければリクライニングの深く倒れる夜行バスを使うし、
 同じ値段で早く移動できる新幹線や飛行機を使うこともしばしば。
 寝台料金がもっと安く、夜行バス並みに下がってくれれば利用価値が一層大きくなると思うのですが....。
 でなければ北海道方面行きの<カシオペア>や<トワイライトエクスプレス>のような豪華路線でいくとか。
 こちらはまた高くなりますが、豪華列車ならではの楽しみが飛行機やバスにはまねできない魅力で売り込めるはず。
 なぜこうした営業努力もせずに、乗客が減少したからといって単純に廃止というようなことをするのか、残念です。

 もっとも最近では夜行便を使うほどの暇もそうそうなくなっている状況。とりあえず....休みをください。もっと大らかに旅行ができる環境を、とか。

BACK道の果て バックナンバーへ
TOPトップへ戻る