メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

6月30日

 梅雨入りしてから1ヶ月、ですが、今年はもう5月の連休直後から梅雨入りしているようなものです。本当に雨の日が多いです。

 梅雨どきの風物詩といえば、あじさいの花とかたつむり、なめくじ。
 この組み合わせは、絵に描きたくなるほどの定番といえるでしょう。
 雨の日や雨上がりに外を出歩くと、なめくじが這っているのをあちこちで見かけます。
 でも不思議なことに最近はかたつむりをあまり見かけません。
 貝殻がついてつかみやすいから、子供達の絶好のターゲットにされているのかもしれません。

 この時期、自宅の風呂場になめくじがよく侵入してきます。
 どうやら出入り口あたりの小さな隙間から入ってくるようです。
 多いときには1日に2〜3匹もタイルの上を這っていたりします。
 去年は見かけるたびに風呂場の窓から裏庭に投げ捨てていましたが、
 余程風呂場が湿っていて居心地がよいのか、侵入を繰り返しているみたいです。

 そこで、今年は入浴前に1度風呂場を点検することにし、なめくじを発見次第捕獲することにしました。
 捕獲したなめくじは近くの学校や公園まで出かけていって、草むらに放します。
 学校や公園の緑ならば、観賞用植物などに被害を与えることもなく、
 逆に園芸用薬剤の犠牲になることもなく(自宅の庭のお花には「なめくじ退治」の薬剤がまかれているらしい)、
 木の下枯れ葉の下でのんびり生きられるはず。子供達の教材にもなるし。
 回りは往来の激しい道路なので、2度と自宅の風呂場までは戻って来れないし。

 こうして発見・退去させたなめくじの数は12匹にものぼりました。結構な数がいたんですね。
 5月中は毎日のように見かけていたのですが、6月になるとぱったりと出なくなりました。
 地道な作業が、しっかりと実を結んでいます。
 でも実際にいなくなると、少し寂しい気が起きたりします。
 あれほど気味悪がっていたのに、人間って何て身勝手なんでしょう。


6月26日

 4年に1度の、サッカーワールドカップがドイツで開催されています。
 我が国で開催された4年前ほどではありませんが、それでも連日放送される世界各国のカードに、選手達の、観客達の興奮が伝わってきます。
 今大会では、残念ながら日本代表は0勝2敗1分という結果に終わり、決勝トーナメントへの進出はなりませんでした。
 特に第1戦のオーストラリア戦で、終盤のわずか10分で3点入れられて逆転負けしたのはショックでしたね。
 ともかく、今は日本代表の健闘をたたえるとともに、決勝トーナメントに進出した各国選手の活躍を見守りたいと思います。 

 先日、会社のアメリカンフットボールチームが「パールボウルトーナメント」の決勝戦に進出しました。
 決勝戦は東京ドームで大々的に行なわれます。
 この日は仕事が残っていて、決勝戦を見に行くことができなかったのですが、
 それでも、どこかで放送していないかなと思って、携帯テレビを確認するも、どこも放送していない。
 それどころか、インターネットの中継や速報すらもしていない。
 これって、あまりにも扱いがひどくないですか?
 野球やサッカーや大相撲だけがスポーツではないのですから。
 確かにアメリカンフットボールは日本ではマイナーなスポーツの部類に入るかもしれませんが、
 選手達はより素晴らしいプレーで観客を楽しませるように、日夜練習に励んでいます。
 その思いは、プロ野球やプロサッカーの選手と変わることはないはずです。
 せめて日本最強のチームが決まる決勝戦の試合くらいは、地上波テレビで生中継してほしいですね。
 ワールドカップの全カードを放送したい気持ちもよく分かりますが..。
 マイナーなスポーツや文化活動に光を当てるのも、公共放送の役目だと思いました。

 会社のチームは見事に優勝することができましたが、それを知ったのは翌朝の新聞のスポーツ面のこと。
 仕事を途中で切り上げてもドームに見に行くべきだったと言われればそれまでですが。


6月22日

 6月に入って、事件が続発しています。
 秋田県の小学生殺害で近所の家の母親が逮捕されたとか、村上ファンドの証取法違反の件とか、北朝鮮でミサイルが発射されるとか、
 そのような中で3日、乗降中のエレベーターが突然動き出し、男子高生が挟まれて死亡するという大変な事故が発生しました。
 もはやエレベーターは日常生活には欠かせない乗り物になっています。
 会社は高層ビルの中にあり、エレベーターなくては事実上会社に入ることもできません。
 数フロア程度なら階段で行くこともできなくもないですが、1階から会社のある28階まで歩いて登ることなど非現実的でしょう。
 休日でも娯楽施設などで、エレベーターを利用する機会は多いです。
 だからこそエレベーターは安心できる乗り物と、絶大な信頼を寄せていたところに起きた今回の事故には、かなりショックを感じています。
 回転ドアやエスカレーターのように、乗る本人がある程度気を付ければ防げる類の事故ではないですからね。

 幸い会社に入っているエレベーターは事故を起こしたメーカーの製品ではありませんでしたが、
 もし、たまたま乗り合わせたエレベーターに閉じ込められたら ....
 ゴンドラが落下したり、急上昇して屋上にぶつかったりしたら....
 ドアが開いて乗ろうとしたとき、ゴンドラが着いていなかったら....
 身の回りのエレベーターでこのような事故が決して起こらないことを願うばかりです。
 改めて、亡くなられた高校生のご冥福をお祈りいたします。


6月17日

 地元で長年の悲願だった、国道122号バイパスが11日、ついに全線開通しました。

 今回開通したのは、JR東北線を挟む前後約1.3kmの区間です。 わずか1km余りとはいえ、駅に近いこともあって用地買収に大変な時間を要した上、地域住民への環境対策で道路設計が見直しされたりで、開通が延びに延びていました。
 バイパスの計画総延長は9.1km。今回開通した区間以外はかなり以前に(15年くらい前までに開通していたと思います)完成、供用されていますが、肝心の渋滞発生源である駅前部分が取り残されていました。
 蓮田市内の122号は片側1車線の狭い道路で、しかも駅のすぐ脇を踏切で渡るので、慢性的な渋滞が発生していました。普通電車が出入りするたびに車が数珠つなぎになり、路線バスはほとんど定時運行できない状態が続いていました。東北線の踏切は「東日本で最も危険な踏切」とまで言われたほどです。
 今回の全線開通で、これらの問題は一気に解消したはずです。早速出かけてみました。
 バイパスは全線片側2車線。岩槻寄りの既開通区間も今回2車線化されています。早くも結構な台数の車が行き交っています。

 東北線との交差部分は地下道になり、踏切渋滞とは無縁となりました。
 中央小学校近くの交差点。僕が小学生だった25年前には既に用地買収が進んでいて、あちこちで空き地ができていました。
 後ろ側に小さく見える陸橋がさいたま栗橋線との交点で、ここまでが今回開通区間です。

 バイパス開通の結果、旧道122号は通行量がかなり減少し、踏切長時間待ちでも車がたまることが少なくなりました。
 4列車連続10分待ちを目撃しましたが、それでも150mくらいで車の列は途絶えています。
 駅前も同時に区画整理、駅へのアプローチ道路が付け替えられ(5/11開通済)市内交差点の渋滞も解消されているようです。
 渋滞車の排気ガスからも解放され、これからは少しは空気がおいしくなるでしょう。

 旧道122号。以前ここでは日常的に渋滞が発生していましたが、今はご覧の通り。

 近所ではもう1本、東北線との地下立体交差が建設されています。これは駅南側の踏切混雑を解消する目的で市道バイパスを建設しているものです。これが開通すると、環境にも車にも通行人にも優しい街になることと、大いに期待しているのですが..。


6月10日

 今年も、大学合唱団のイベントにお付き合いすることになりました。
 今回は大学の卒業生による全国組織「校友会」の全国大会で歌を披露するというものです。
 そもそもの話は、合唱団の後輩でお父さんが校友会の栃木県支部役員をされているというところに始まります。校友会の全国大会は年1回、毎年開催県を交代して盛大に実施しているのですが、今年は栃木県に番が回ってきました。支部として何かイベントを考えておかなければなりません。後輩とお父さんとの間で、合唱団のOBOGに集まって歌を歌ってもらったら、と冗談半分で提案したのが、いつしか支部、そして全国大会実行委員会に話がのぼり検討されることになりました。
 そしてこの頃、僕のところにも後輩からメールでお願いが届きました。社会人となっているOBOGを集めるのは人数的に難しそうでしたが、現役生の協力をもらえれば人数も安定するし、大学学内において合唱団の宣伝にもなる、などと考え、合唱団OB役員会の場に話を持ち込みました。そして役員会、現役生執行部、諸先生方と次々に同意・協力をいただき、ここに合唱団の現役生・卒団生合同による演奏プロジェクトが動き出すことになりました。

 プロジェクトの次の課題は人数集めです。現役生側からは実力十分な3年生を中心とした有志で参加していただくことになりましたが、一方の卒団生はというと、皆忙しいのかなかなか腰が重いようです。今回のプロジェクトをメールで告知し、2年前の合同ステージ参加者には直接電話したりしましたが、断られることが多く、提案者の1人としてかなり不安になってきました。

 先週3日、第1回の合同練習を大学のキャンパスで行ないました。特に年配の方を中心に卒団生の参加が思ったより多く、少し心強くなりました。練習後はみんなで居酒屋に行き、世代を越えて語り合いました。
 おととしの40回定演合同ステージ、昨年の創部50周年記念行事、そして今年の校友会演奏と、3年続けて現役生と卒団生がふれあう機会ができたということは、実にすばらしく思います。
 全国大会は9月下旬に予定されています。あとは練習を重ねて、本番で無事演奏を披露できるよう、努力あるのみです。しかし今年はおとなしくなると思っていたのに、また忙しくなるとは(笑)。

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