メゾン 道の果て

週観 道の果てから

5月30日

 日曜日、大学合唱団の後輩の結婚式に参列しました。
 彼とは学年が10年も違い、もちろん本来であれば知り合うはずもなかった人なのですが、僕が長い間OBとして合唱団とのお付き合いを続けているうちに知り合い、今回ご縁あってか披露宴に呼ばれることになりました。

 会場は竹橋のホテル。皇居のお堀の脇という、閑静ながら交通の便も良い素晴らしいロケーションです。
 式は身内のみ参加の神前式ということで、我々出席者は披露宴から参加します。
 会場では彼の大学合唱団時代の同期生、新郎新婦が知り合った社会人音楽団体の関係者が多く集まっていました。

 まずは新郎新婦のご入場です。生の女声合唱をバックに、和装で現れた2人。普段見かける洋服姿とも、演奏会の衣装ともまた違った魅力を見せてくれます。
 新郎上司、新婦上司挨拶の後、音楽団体の主宰者の方の発声により乾杯。
 乾杯の後、遮光カーテンが自動で開けられ、室内が急に明るくなるとともに、皇居のお堀が目に飛び込んできました。これはまた憎いくらいの演出。しかも今日は2人の門出にふさわしく、天気も空から祝ってくれています。
 音楽を通して縁が深まったおふたりのこと。宴の合間に次から次へと音楽団体メンバーによる合唱や楽器の演奏が披露されました。お色直し中の子供時代写真でもバックで生演奏。
 そしてお色直しの後では、新郎新婦が2人でミュージカルの歌を交互に歌いながら(しかも振り付けあり!)入場しました。さすがは舞台慣れしている2人。来場者の視線を一手に集め、自信満々、余裕綽々の表情に見えました。
 披露宴は約3時間に渡って続きましたが、演奏とお食事の連続攻撃で高砂に挨拶に行く暇がなさそうなくらいでした(でもみんなで行きました)。その一方で新婦の「両親への手紙」、締めくくりの挨拶はオーソドックスで、かえって安心しました。

 今回の披露宴は、2ヶ月後の結婚式に向けて準備を進めている僕にとって大変参考になりました。席次、会場で流す音楽、参列者の挨拶や出し物、新郎からのメッセージなどなど、これから決めてゆくこともまだたくさんあります。この結婚式のことを彼女に話しながら、僕たちの番でのイメージをふくらませてゆきたいと思います。
 披露宴に続いて夕方からは2次会にも参加しました。2次会は音楽仲間や大学時代の合唱団仲間をこれまたたくさん集め、実に盛大に行なわれました。ただ披露宴の席で食べ過ぎたか、食事がこれ以上入らずひたすらお茶ばかりを飲み続けていましたとさ(笑)。ともあれ、思い出に残る1日になりました。


5月23日

 7月下旬に計画している挙式まであと2ヶ月。
 式に向けた準備も着々と始めています。

 まず式場ですが、僕は東北線沿線、彼女は伊勢崎線沿線なので、その中間をとってどちらからでも同じように行きやすい南浦和の式場に決めました。式場との打ち合わせが時々入りますが、それぞれ京浜東北線、武蔵野線で向かって南浦和で待ち合わせします。都内や埼玉県内各所からの交通の便も良く、駅からも徒歩で行けるだけでなく無料のマイクロバスもある。また車でも高速のインターがすぐ近く、と絶好のロケーションです。さらに県民共済加入者向けの割引も使え、当初から第1候補に決めていました。すぐ隣は京浜東北線の車両基地。晴れたら電車をバックに記念撮影、という芸当も楽しめそうです。

 続いて衣装ですが、県民共済のを利用することにしました。
 ウエディングドレスを式場や専門店で借りると、1着借りるだけでも最低10数万するとんでもない代物です。
 一生に一度の思い出、とはいえ、一生に一度くらいしか着ることがないドレスにわざわざ金はかけられません。
 そこで県民共済に入会します。月2,000円の掛金でいろいろな保障が付く保険ですが、この会員になっておくと、県民共済ブライダルセンターのドレスを1着25,000円程度で借りることができます。新郎用貸衣装も数千円で。これを利用しない手はありません。
 先日、両家で春日部にある県民共済ブライダルセンターに出かけ、衣装決めをしてきました。
 ウエディングドレスは常時100点以上が展示されていて、申し出により試着することができます。色ドレスも赤、青、ピンク、黄色系などなど実に様々揃っていて、見るだけでも楽しいです。
 お色直しは1回とし、最初は白ドレス、そしてもう1着は....当日のお楽しみとしましょう。ただ、色やデザインが実に彼女にお似合いで、彼女自身がこれを大変気に入っています。披露宴会場のコンセプトにもよく合っているし。

 1つ残念なのが、会場の都合もあって晴れ姿をお見せできる人が限られてしまうこと。特に僕には大学時代の友人が数多く、友人の皆さんにはぜひお見せしたい、と思うのですが....。
 県民共済ではこの他にも結婚指輪や引き出物などを格安の値段で販売しており、利用価値は大変に高いと思います。これから結婚を考えている皆様、各都道府県にある都道府県民共済をぜひぜひご活用ください。


5月19日

 今週もまだまだ仕事が忙しく、応援で部の人員が増えても新しく来た人を教育するのに時間を取られ、連日残業続き。毎度のように土曜日が待ち遠しいです。
 それでも年度初めの多忙な状況はようやく落ち着きつつあるようで、週の途中、有楽町で行われた自社製品・サービスの総合展示会を見に行く時間をつくることができました。大手メーカーですから、提供している製品やサービスの内容も、一般人に分かりやすいソリューションから、その筋の専門家しか分からないサーバーの中身まで、非常に多岐に渡ります。でも広告代理店のお姉さんを使ったかっこいいプレゼンテーションを見ると、少しは理解できたかなと思ってしまうのだから不思議です。

 その有楽町への道のり、汐留の本社からは遠く離れていないので、歩いて向かいました。
 新橋から有楽町まで、新幹線や東海道線などと首都高速KK線が並んで走っているすぐ下の小道を歩きます。
 KK線高架下には、たくさんの飲食店街が入居しています。
 割合古くから(昭和40年代頃から?)ある飲食店街で、看板も懐かしめのバーなどが多いのですが..。
 ここも世代交代というか、テナントの入れ替えが割合多いようです。
 この通りを歩いていたら、数軒もの店が内装の工事をしていました。
 そして、その脇の店はすっかり面目を一新してしました。
 新しいテナントもありました。行列のできる寿司屋「美登利寿司」です。
 早速「混雑してご迷惑をおかけしております」旨の案内札が立っています。

 かなり以前、大学の後輩同士の結婚式3次会で、この高架下の音楽バーに入ったことがあります。あの時は同期生が記憶がなくなるほど泥酔して後始末で一騒ぎしたのを覚えていますが(笑)、その後、この店はどうなっているのでしょうか。
 不覚にも店の名前を忘れてしまい、もう一度行ってみたいと思っても、似たような構造の店が並んだこの界隈ではどれがその店か分からず、入るのがためらわれます。
 それ以前に、このお店が今でも続いているかどうか。我々コンピューター業界では、サーバーからパソコンから携帯電話からソフト・サービスに至るまで、5年で入れ替わってしまいます。そしてこの動きはますます加速しています。
 この界隈の店達もそれほどまでではないにせよ、時代の変化という波をさらに大きくかぶりつつあるのかもしれません。あと2〜3年経ってまたこの界隈を定点観測すると、その変わりように驚いたりして。


5月12日

 大型連休が今年も過ぎ去りました。
 連休前半は仕事を一区切りつけてゆっくり休みとしました。
 4月度は年度末の集計対応で連日忙しかったので、前半4日間の休みでようやく普段の自分らしさを取り戻せた感じです。近所を自転車転がして新緑を楽しんだり、友人の出演する演奏会を見に行ったり。

 後半は1日を結婚式の衣装決めに使いました。
 そして残りの3日間で、恐らく独身最後となる?一人旅に出てきました。
 今回はまだ制覇していなかった中京圏・近畿圏のローカル鉄道や新交通を集中攻略しました。
 初日は近年開業したばかりの名鉄空港線、明知鉄道、長良川鉄道。
 2日目は愛知環状鉄道の後、近鉄特急で移動し南海高野線と高野山参り、そして近鉄長野線。
 3日目は阪堺電軌、羽衣支線、近鉄南大阪線、大阪市ニュートラム線、大阪モノレール、神戸新交通の六甲ライナー線とポートライナー線、と巡ってきました。
 今まで回れそうで回ってこなかったローカル線や小さな路線の名前が連なっていますが、
 逆に言えば、これら以外の路線はほとんど全て制覇してきた訳で、
 今回のツアー実行で中京関西地区の私鉄やモノレール、新交通は完乗を果たすことができました。
 結婚してしまうとこのようなツアーはそうそうできなくなってしまうので、乗りつぶしができて良かったと思います。

 しかし毎回そうですが、今回のツアーはことに乗り換えや数分単位の接続が多く、
 旅行というかむしろ「修行」に行ったような感覚でした。
 電車に乗って外の景色を見ながら、一体何のために乗りつぶししているんだろう、とも。
 そこに山がある限り山に登り続ける登山家みたいですね。

 おかけで3日間のツアーでかえって疲れがたまってしまい、それに加えて翌日からの会社は連日深夜残業の激務続き。今日はようやく休日がもらえてリハビリしています。自宅でゆっくり朝寝できるという幸せ。

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