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週観 道の果てから

8月26日

 新生活スタートから1ヶ月余りが過ぎ、新居に置いてあるアイテムは着実に増えています。
 その新居に観葉植物が届きました。
 先日、高校時代の仲間で一緒に飲んだとき、結婚祝いとしてもらった「パキラ」という木です。

 そもそも観葉植物を育てたことがないので、どのような種類なのかネットで調べてみました。
 原産地はメキシコから南米にかけての熱帯地域ですが、乾燥や寒さにも強く、初心者にも育てやすいそうです。
 水やりは鉢植えの土の表面が乾いた頃にたっぷりとすればよいとのこと。届けられてから2週間、まだ水やりしていませんが、順調に生育しているのは乾燥に強い遺伝子を持っているからなのでしょうか。
 光線は多少暗くても育つそうですが、もっと大きく元気になるようにと願って、普段は陽の当たる窓際に置いています。
 寒さ対策ですが、室温5℃以上のところに置くとのこと。寒くなっても室内で、窓際に置いておけば冬は越せそうです。

 新居の周りには植物がほとんどなく、愛妻とともにもう1つの新居の安らぎになりました。
 朝はこれを眺めてから出勤するのが日課になりました。
 土曜日曜は鉢植えごとパソコンの横に運んで、大きな葉の下に包まれながらネットを見ています。
 庭ではなく室内で植物と一緒に過ごす至福のひととき。

 パキラはまた、大変に成長が早いとも書かれていました。
 枝のあちこちから新芽が吹いています。その新芽は、2週間もすると赤ちゃんの手のひらの大きさくらいになります。
 あと1ヶ月したら、木全体が一回り大きくなるかもしれません。どのように成長するのか、楽しみです。


8月19日

 昨日、大学合唱団の同期生の結婚式に参列しました。
 今年に入って結婚式の経験は、自分達が開いたのを含めて3回目です。

 場所は横浜駅前にあるホテル。
 先月に自分達で開いた結婚式に続き、今回も合唱仲間が集まって、大学の校歌と応援歌を歌うことになりました。式が始まる30分前にホテルのロビーに集合し、音の確認をします。
 11:45から教会式が始まります。彼の婚約者を初めて、この目で見ました。8歳年下の女性。きれいな人です。
 儀式は滞りなく終わり、親戚一同を残して会社、友人関係が先に退室して控室に移ります。受付はこの時点でスタート。僕達のときは教会式の前、披露宴の前と2回受付がありましたが、この方法では1度で済んで合理的です。このあたりは式場によってやり方が大きく異なるようで。残った親戚一同はこの直後に両家挨拶と記念撮影、となるそうです。
 待ち時間をウェルカムドリンクを飲んで過ごし、披露宴を待ちます。

 13:00から披露宴が始まりました。まず最初に各席に本日の「神奈川新聞」が配られました。
 何で?と思って周りを見ていたら、何と!経済面の広告スペースの一角に、
 「わたしたち 結婚します」
とのタイトルで今回結婚する2人の写真とメッセージが載っているではありませんか!!のっけからサプライズを仕込んでくるとは。
 ただ、この後の新郎新婦入場から乾杯に至るまでは特段に目立った演出もなく、逆に安心して見ていられました。食事も十分に堪能し、周りの仲間達と会話を楽しみます。
 お色直し後のキャンドルサービス。ろうそくに火を灯すのではなく、グラスに注ぐといろいろな色に発光する液を使っていました。これのまた幻想的なこと。お金かかってます。
 宴の後半で、いよいよ合唱仲間の出番です。今回呼ばれた仲間は総勢14人。各パートが揃ってボリュームも申し分ないです。10数年ぶりに歌う人達も多かったですが、思いはまた成し遂げることができました。
 新婦の両親への手紙は、もっと感動的なものになるかと思っていたら、ちょっと内容がおかしくて思わず笑ってしまいました。まあこういうのもありかなと思います。
 締めくくりはオーソドックスに。音楽もお任せのようで定番曲が一通りかかっていました。お開きでかかっていた曲は葉加瀬太郎のバイオリン演奏曲でした。引き出物も極めて常識的で奇をてらっていなく。押さえるところを押さえた結婚式という印象でした。

 引き続き夕方からの2次会へ。2次会といってもパーティースタイルではなく普通の飲み屋で宴会というのが彼らしいところ。大学時代の合唱仲間に加え、さらに子供2人も加わり、賑やかに過ごしましたとさ。
 そういえば僕達の結婚式で2次会はしませんでしたが、合唱仲間へのお披露目は今考えています。こういう、いつもの飲み会の延長も悪くはないのかな。


8月12日

 新居に移って間もなく1ヶ月になろうとしています。
 おかげさまで新婚生活にもようやく慣れてきました。
 夜に隣に彼女が寄り添ってもぐっすり眠れるようになりました。ただ昼間が眠いのは相変わらずです.. 

 新生活を始めるにあたって、この2ヶ月余りで実に数多くの手続きをしてきました。
 6月にまず新居となるアパートの賃貸契約に始まります。
 契約で必要となったのが、(当時の)住民票に印鑑、公的証明(運転免許証)。
 契約書の書式は本人と貸主(大家さん)、仲介者(不動産業者)の3者に渡り、さらに保証機関への書類に押印したり、また駐車場も借りるので駐車場の契約もしたりと、書類が多く煩雑でした。でも不動産屋さんの懇切丁寧な説明で順調に進められました。
 6月末には旧住所の蓮田市に転出届を提出しました。印鑑証明カードも持っていたのでこれを持参すると、登録を抹消されカードは破棄されました。転出先自治体に提出する転出証明を受け取ります。これを持って7月1日に草加市に転入届を提出し転出入の手続きは終了。
 婚姻届の提出は結婚式が終わった2日後の7月24日に行ないました。届けの用紙には2人の名前と必要事項を記入します。
 本籍所在地の市町村が異動となる場合は、つまり蓮田市から草加市に転入した僕がそうなるのですが、旧所在地の戸籍謄本(全部記載)が必要となってくるので、改めて車で蓮田市役所に取りに行きます。ついでに親に証人欄の署名をお願いしてきます。証人欄は20歳以上の2名の名前と押印が必要となりますが、もう1人は彼女の母親にお願いし、届けを提出します。新本籍は彼女の実家と同一としました。いずれここの地に新しい住まいを建てる予定がありますので。

 新居に住むにあたってのインフラ、すなわち電気、ガス、水道、電話の契約も必要になってきます。
 ガスは6月30日に業者の人が訪問して契約完了。電気は電力会社に、水道は市の水道部に電話で使用開始の連絡をします。後日それぞれ書類が送られてくるので、これに必要事項を記入し郵送します。
 電話は7月中旬に入って申し込みしました。実家からネットでNTT東日本の電話加入申し込みサイトに入り、新住所を記入します。翌日、携帯電話にNTT東日本から連絡が入りますので、問い合わせに答えます。公的証明(運転免許証)はこの際にコピーを、指定された番号にFAX送信します。高速ネット用のプロバイダーもこの連絡と同時に申し込みます。そうすると後日プロバイダーから書類が送られてきます。またADSLモデムも小包で届けられ、その後改めて業者が来て設置工事をして開通、という段取りです。

 手続きはまだ全て終わった訳ではありません。この後は運転免許住所の書き換え、さらに7月末で愛車の車検が切れるので、車検手続きと同時に車庫移転(陸運事務所管轄変更でナンバーが変わる)、さらに名義の変更(亡くなった父名義になっている)もあって相当面倒なことになりそうです。来たる新婚旅行に向けてパスポートの申請も必要になってくるだろうし。何度か会社を休んでは公的機関を回ったりすることになりそうです。


8月5日

 新生活スタートから3週間が経ちました。おかげさまで今のところ順調な毎日を送っています。

 新妻との親戚付き合いも始まっています。
 昨日は妻の姉夫婦の家に招待され、花火鑑賞&食事会となりました。
 ロケーションは草加市の町はずれ、八潮市との境界のすぐ近くというところ。
 近くに駅がなく、車がないと生活できないような場所ですが、
 夏になるとすぐ近くの公園で花火大会があり、ここで打ち上げられる花火を自宅にいながら楽しむことができます。
 しかも草加市の大会だけでなく、周辺の越谷や八潮などのも楽しめるとのこと。
 ここの家はまだ新築間もない3階建て住宅で、3階部分が居間になっており、
 トレーニング器具やAV機器などが所狭しと置かれています。
 周りに3階建て住宅は他にないので、3階から各方角の花火を存分に見られるのであります。

 19:00から草加市の大会の打ち上げが始まりました。
 近くの送電線にかかってはいますが、きれいな花火がどどんと次々上がっています。
 ご主人いわく、「去年よりも上がっている場所が低い!!」とのことでしたが、
 いやいや、自宅でくつろいで酒を飲みながら花火を楽しめるだけで素晴らしいではありませんか。
 ベランダにはキャンプ用の椅子が並べてあって、ここで寝ころびながら見るのもおつなもの。
 ただ蚊に攻撃されるので早々に退散し、室内でつまみを片手に鑑賞します。
 反対側からも小さな音が聞こえるので、その音の方向に顔を向けてみると、
 もう1ヶ所、森の向こうから花火が上がっていました。こちらは八潮市の大会です。
 さらに南側はるか遠くでも小さく花火が見えました。これが江戸川の大会とのこと。

 草加市の大会は約5000発と、規模としては大きくありませんが、いろいろな種類の玉が、いろいろなパターンで挙げられ、見る人の目を楽しませてくれます。テレビで見る隅田川よりも、小さくても本物の音を聞いている方が、花火を見たという感じがしますよね。
 姉夫婦との会話も弾み、21:00に大会が終わる頃には相当酔いが回って、新妻運転の車で送ってもらいました。
 親戚との距離を近づけることができました。来年の大会のときもまたお世話になりますね。

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