メゾン 道の果て

週観 道の果てから

10月28日

 このところ、不動産投資勧誘の電話が3回もかかってきています。
 1回目にかけてきたのは9月の土曜日の昼、新居の自宅電話にかかってきました。
 「大阪の不動産会社、○○社の担当、◎◎と申します、kowaさんはいらっしゃいますでしょうか?」
 はあ!?
 そもそも新居の電話にかかってくるのは実家からしかなく、この日も実家からの電話だと思って取ったのですが、
 「ユニバーサルスタジオの近くにマンションを建てたんですよ、今日はそこの投資のご案内を」
 ユニバーサルスタジオ?投資?何でそんな電話がウチに、しかも知らせていないはずの新居の固定電話に。
 投資には興味なく、しかも投資するだけのお金も能力もないので、全く興味ありません、お断りします、と言って電話を切ろうとしたら、
 それでもまだしつこく、電話を続けようと次々言葉巧みに交わしてくる。
 2〜3分応酬の後、ようやく電話を切りましたが、
 しかし、どうやって新居の電話番号を知ったのだろうか。
 しかも相手は「***社に勤務されてますよね?」と、僕の勤務している会社名までも知っている。
 一体どこから情報が漏れたのか。
 新居の自宅電話と、勤務先会社名を両方知っているのは、実家の家族か、会社のほんの一部の社員くらいしか思い浮かびません。結婚式場や、アパートを管理している不動産会社には新居の番号は直接伝えていないし。
 実家に電話しても、新居の電話番号は他の誰にも知らせていないとのこと。

 2週間後の土曜日に、またこの担当者からから全く同じ内容の電話がありました。
 kowa:あの、2週間前に同じ内容の電話があって、そのときにお断りしたはずですが。
 相手:こちら、初めて電話するんですよ!? (たくさん電話かけまくって覚えていないのか)
 kowa:いずれにしても投資とか全く興味ないのでお断りします。
 その後、また相手が一方的に勧誘を始めてきたので、
 「切りますよ!」
 と言って会話中に電話をぶち切りしました。
 それから対策として土曜日は出来る限り雑用外出か、または居留守を使うようにし、実家にはなるべく携帯経由で連絡取って欲しいと伝えておきました。

 さらに2週間後、雑用外出中に今度は携帯に電話がかかってきました。
 何とまあ、相手は携帯番号まで知っているようで。
 kowa:あの、3回目ですよ!?しかも何で携帯番号知ってるんですか!?
 相手:いや、初めて電話するのですが。私ではなく別の◎◎(担当者名)じゃないですか? (完全に開き直っている)
 kowa:不動産投資とか興味はないので、もう2度と電話かけてこないでください!
 2回も断ったのに、それでもしつこく勧誘の電話をかけてくるのは、相手がよほど学習能力がないのか、顧客管理がまともにできていないのか、それとも1件でも契約成立させないと飯にありつけないから必死の形相でリストの番号を何回も繰り返しかけているのか。いずれにせよ、真っ当な商売をしている会社ではないのは間違いありません。
 携帯電話会社側の事情で近いうちに携帯番号は変えることになるので、この勧誘が携帯電話にかかってくることはもうないだろうと信じていますが、どのようにして個人情報が漏れたのか。思い当たる節がありません。もしかしてセキュリティ厳重なはずの会社のネットワークに何者かが侵入し、データを持ち出ししたか?本当だとしたら恐ろしい話です。


10月21日

 早いもので、新婚旅行からも1ヶ月が経過しました。
 現地ではたくさんのお土産を購入して帰り、親類などに報告がてら配って回りました。
 そのお土産がこちらの写真です。

 タイ土産で一般的なドライフルーツやチョコレート、カシューナッツ、ココナッツチップ。そして現地の菓子類が中心です。一番手前左側にあるのは市場で売っていたろうそくとお香のセット。配るときにはお菓子と間違えて食べないように注意しておきます。
 食品類の多くは免税店ではなく、最終日のフリータイムでバンコクの中心地、サイアムの東急百貨店で入手しました。その前の日にツアーで免税店にも立ち寄ったのですが、買い物をしているうちに、(外国人向け免税店でまとめ買いのときだけ割り引き率が大きいということは、普通の店ではもっと安く売っている店があるのでは)と気付き、普通のデパートの食品売場に行ったら、やっぱり単体で安く売っていました。免税店で75バーツで売っていたお菓子が、東急では50バーツで売っていました。ドライフルーツやチョコレート類も軒並み3分の2の価格。免税店は立場を利用してぼったくってた訳ですね(笑)。
 それから現地のメーカーが作ったタイ人向けの商品も免税では通常手に入りません。ここはデパート、あらゆる種類の食品が揃っています。興味を引いたのは、日本メーカーの現地法人が作った食品。上の写真にも出ているプリッツやポッキー、カップヌードルは全て江崎グリコや日清食品の現地工場が生産した商品です。グリコの菓子は日本人にも分かるようにか、一部が日本語でも書かれていますが、カップヌードルはタイ語でほとんどの説明が書かれ、タイ人向けの商品になりきっています。
 そのタイ製カップヌードルを4種類買って、帰国後食べてみました。

 入手したのはポーク(手前左)、シーフード(手前右)、JAPAN天ぷらしょうゆ(奥左)、JAPANてりやき(奥右)で、各12バーツ。日本円にすると約45円で、日本の3分の1という相当安い値段で売られています。それだけタイは物価が安いようです。他にも種類はあったのですが、持ち運びの都合で4つに押さえておきました。1個のカップが輸送中につぶれて変形していますが、それだけ重たい思いをしてたくさんの土産を持ち運んだまでです。はい。
 まずカップヌードルで標準的な「ポーク」から試食します。
 ふたを開くと、「折りたたみ式フォーク」が入っています。ここがまず大きく違うところ。
 日本ではお店で割りばしを付けてくれますが、店員さんがはしやフォークを付けてくれるという文化がないのか、ここがまた興味深いです。
 調理時間は日本では「熱湯3分」ですが、このパッケージでは「1min.」と書かれていました。麺の太さが日本より心持ち細い感じがしましたが、本当に1分でできるのか試しにやってみたところ、やはり1分では早かったようで芯が残っています。2分経過でほぼ出来上がりとなりました。
 さてお味の方は、麺のちぢれが日本のよりストレートに近く、カップ麺というより素麺寄りですが、食感は日本のカップヌードルと大差ありません。しかし、
 辛い!!
 後日、別の種類のも一通り制覇しましたが、どの商品にも共通して唐辛子が入っているようで、とにかく辛いです。
 日本のカップヌードルにそのまま粉末唐辛子をこっそり混ぜた、というようなスープの味でした。
 「JAPAN」シリーズも、日本人の好きなテイストを再現しているかと思いきや、一応再現はできていましたが、辛い。少々気が抜けません。ここでもとにかく辛いもの好きな現地食事情がうかがえます。

 お土産は1ヶ月であっという間に片付きました。今から思えばもっと買っておけば良かったと。特に現地産カップヌードルは全種類揃えておけばと。他にもトムヤムクン味とかあったのですが。
 あともう1つがビール。現地の食堂で「シンハ(SINGHA)」「チャン(CHANG)」のタイ2大メーカーのビールには大変お世話になりました。ちなみにシンハ(伝説の獅子の意)は日本メーカーのビールと変わらないドライな味、チャン(象)は微妙に癖があるが、泡立ちがクリーミー、といった飲み口です。帰国して成城石井や他の外国産食品を扱う酒屋などを回ってみたのですが、瓶入りのシンハのみが入手可能で、缶入りやチャンは見かけませんでした。これも現地で缶入りを何本か買って帰るべきだったなあと。


10月14日

 新しく独立したり、僕のように結婚して親元を離れたときに避けて通れない家事。
 そのうちの1つに
 「料理」
 があります。
 洗濯や掃除などは週1回でもよいのですが、食事は普通毎日3食するものなので、材料を確保して毎日おかずのメニューを考えなくてはなりません。
 まあその辺りは彼女の仕事になっていて、僕も帰るのが遅いことが多いので、平日の食事作りは彼女に任せています。
 結婚してから3ヶ月近く。近所のほかほか弁当で始まった新居での食事は、ガスレンジが入り、食器が揃い、電子レンジが入り、そのたびごとに着実にレパートリーが増えてきました。先日はオイルポットを買って油を再利用できるようにして、ようやく揚げ物ができるようになりました。毎日帰宅するたびに彼女がたくさんのおかずを準備して待っていてくれて、いつも助かっています。

 でもいつまでも彼女に料理の全てを任せるわけにはいかないし、僕自身も料理を作ってみたい。
 それから、僕が長年慣れ親しんだ、家の味も継いでいきたい。
 そこで、彼女が出勤し僕が休みとなる土曜日に、一品料理に挑戦することにしました。
 まず作ってみたのが「餃子」。
 近所のスーパーで必要な材料を準備し、仕込みにかかります。
 餃子の皮のパッケージに書かれている通りに、挽肉と、細かく切ったキャベツ・にんにく・にら・チューブ入り生しょうがを混ぜ合わせ、これを皮に包んでゆきます。ただし具に片栗粉を混ぜないのが家のやり方。また調味料も加えず、材料本来の味を大切にしています。
 彼女が帰ってきたら、準備した生餃子を焼きにかかります。フライパンに油をしいて2〜3分焼いてから少量の水を注いでふたをし蒸し焼きにします。水がなくなってきたところで出来上がり。
 初めての挑戦でしたが、我ながら上々の出来だと思いました。そして彼女も思っていた以上に、うまいとほめてくれたのがうれしかったです。

 皮が少し余ったので、調子に乗って今度は揚げ餃子を作ってみました。
 具は千切りにした人参とごぼう、そしてチーズです。きつね色になるまでカリカリに揚げると、チェーン居酒屋で出てくるあの揚げ餃子を再現できたかな?余った人参とごぼうはラー油で炒めてきんぴらにします。少々あくの強い仕上がりになりましたが..。

 後日実家で母が作った餃子を食べる機会がありました。母が作った方が野菜が多く、にんにくやにらの匂いが強い感じがしましたが、まあこれも家の味ということで、そしてそれを引き継げたようです。
 世の中には果てしない数の料理が出回っています。これからもあらゆる機会で料理を知り、それを作って自分のものとしてマスターしていきたいと思います。さらにできることなら友達と一緒にホームパーティーで料理の競作・合作とか..誰か材料持って自宅に遊びに来ませんか?


10月7日

 新居からの通勤を始めて2ヶ月半。
 以前より20分遅く家を出て、同じ時刻に会社に到着できるので、その分だけでも遅く寝ていられるのは助かります。
 その代わり今まで1回の乗り換えで済んでいたのが3回乗り換えとなり、
 しかも朝は京浜東北線の始発に座って1時間眠っていられたのが、全線全区間立ちっぱなしとなったので、これがかなり負担になっていました。
 体は正直に反応したようです。
 新生活を始めてからというもの、
 「会社に着いてから、午前中から眠くなる」
 といった日々が毎日のように続きました。
 今までは朝から眠くなるということはほとんどなかったのですが..。
 仕事の進捗にも係わってくる問題なので、朝に昼にコーヒーを飲みまくりながら、原因を考えました。

 やはり今の3回乗り換えの通勤経路が、という結論に達し、ルートの見直しをすることにしました。
 新生活を始めたとき、東武伊勢崎線の各駅停車から途中で急行に乗り換え、北千住で常磐線、上野で山手線と乗り継ぐ最も安いルートで6ヶ月定期を買っていました。伊勢崎線から北千住に出る部分までは変えられませんが、北千住から新橋方面に出るにはいくつものルートが考えられます。日比谷線を使う方法、伊勢崎線を押上まで乗り、都営浅草線に乗る方法、または浅草で銀座線、半蔵門線を下り三越前で乗り換え、などなど。
 少し時間をかけて調べた結果、日比谷線直通ルートを選ぶことにしました。
 これなら、行き帰りとも目的地近くまで1本の電車で行けるし、行きに座りたければ、北千住まで急行で出て北千住始発の日比谷線に座って25分で銀座まで。銀座で乗り換え1駅で新橋に出られます。または銀座の1つ手前の東銀座で下車しても歩いて会社まで行けるし。帰りも歩いて東銀座から乗れば、乗り換えなしの1本で自宅最寄り駅まで帰れます。何より北千住始発の日比谷線電車の本数が多く、少し待てば座れる、というのが決め手でした。

 2ヶ月ちょうどを迎えたところで旧定期券を解約しました。経路にJR東日本の区間が含まれなくなったので、Suicaも返却してしまいます。
 新婚旅行から帰国後、新しいルートで1ヶ月、定期券を買うことにしました。
 そして新ルートで早速出勤。旧ルートよりも10分早く家を出ることになりますが、20分余りとはいえ北千住から座って出勤したら、朝から眠くなるということが少なくなりました。仕事も以前よりはかどり効果的です。
 帰りは東銀座から乗り換えなしで自宅まで。各駅停車とはいえ、今までと大して所要時間が変わらない、ということにも気付きました。3回の乗り換え時間がいかに大きかったか。なぜもっと早く気が付かなかったのだろうと。
 これでしばらく様子を見て、順調ならば6ヶ月定期にして続けてゆきたいと思います。

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