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週観 道の果てから

6月29日

 結婚してもうすぐ1年
 このところは充実した毎日を送り続けていますが、
 そんな毎日の中、ここで1つの問題が発生しています。それは..

 体重の増加。
 結婚してからじわじわと増え続け、今や結婚前と比べて5kg近くも太ってきました。

 これはさすがにまずいと感じ、最近になって体重増加をくい止めようと努力を再び始めました。
 体重が増えた原因は、朝夕の食事の量が増えたのと、どうやら実家にいた頃より運動していない、ということにあるらしい。
 実家にいた頃は自転車で隣町まで往復したりもしていましたが、今の住居には自転車もないので、面倒がって外に出ることも少なくなったからなのかもしれません。
 そこで、
 まず食事の量をさらに減らしました。
 昼食も5年前とかでは
 「パン屋さんのパン4個」「カップラーメン+おにぎり+パン」
 だった組み合わせが、今ではそれぞれ、
 「パン屋さんのパン2個」「カップラーメンのみ」
 にまで減っています。( カップラーメンを食べることも少なくなりましたが..)。
 以前は全く気にも留めていなかった食品パッケージのカロリー表示も、最近は頻繁に見るようになっています。
 パン1個のカロリーが、おにぎりやカップラーメンに比べると相当高いのを知って、かなり愕然としました。
 以前の調子で4個喰っていたら、フルコースの昼食並みにてんこ盛りのカロリーを摂取していたことになる。

 同時に会社の行き帰りに、そして休日に、少しでも歩くようにしました。
 会社最寄りから1つ手前の駅で降り、そこから1km歩いて出社、というのも続けていますが、
 加えて帰りも、自宅最寄りの1つ手前の駅で降りて歩くようにしました。
 1つ手前の駅で降りて、自宅まで20〜30分かけて歩きます。
 そして歩くルートも毎日変えて、少し遠回りしたりもします。
 これも駅と駅の間が短い私鉄だからできる芸当です。実家にいた頃は最寄り駅とその隣の駅が4kmも離れていたので、よほどの健脚でなければ普通はしないですし、家に早く帰れなくなる。
 休みの日も雨が降らない限り、1時間から2時間かけて地元の街を練り歩きします。
 これで体重増加が止まり、そして減少に転じてくれると良いのですが..。

 地元の街を散歩するようになったのはもう1つ大きな理由がありまして、
 といえば、賢明な読者の方は多分お分かりでしょうね。
 毎日ルートを変えて、というのもヒントです。
 そこら辺の詳しい話は、また次回にしましょう。


6月21日

 実家にケーブルテレビが入ることになり、先週の日曜日、工事に立ち会いました。

 事の発端は1ヶ月前、実家の周辺地域で投函されたケーブルテレビ会社からのチラシです。
 その内容は、
 「地上デジタル放送とインターネット・電話が月々4,336円で楽しめる」
 「地デジ+インターネット+電話にケーブルテレビが月9,700円」
 実家の親は、何が起こるのかさっぱり分かりません。とりあえず4年後に現在の地上波テレビが見られなくなって..とは言ってはいますが、
近所の家何軒かにたずねてみても、他の家が入れたらうちも入れる、という感じで、結局僕のところに相談が回ってきました。
 テレビは4年後までにデジタルへの変換器を買って付けておけば今のテレビでも見られるので問題はありません。
 注目したのは料金の方です。確か実家で支払っているNTTの電話代金とKDDIのプロバイダー代金は相当あったなあ、と思って、両方の領収証を持ってこさせて計算すると、何とも、月合計11,000円も払っているではありませんか。何年か前に光回線に切り替えたのが料金的にも響いているようです。光で確かに通信速度が速くなり、ネットの動画再生とかでいらいら感がしなくなりましたが、今アパートで使っているADSLでもネットの動画は問題なく見られるので、光であるべき必要はないのかなと感じていました。まして今の光環境よりも、数百チャンネルもあるケーブルテレビ見放題の方が安いとなると、もう切り替えるしかないでしょう。早速ケーブルテレビ会社に連絡を入れさせ、日を改めて営業さんから説明を受けることにしました。
 後日担当営業がやってきて、実家の母親に2時間かけて説明していましたが(母がネットのことがほとんど分からないので僕が入って聞いていました)、ともかく今の電話会社2社に払っている代金合計より圧倒的に安いのでぜひ入会をおすすめします、とのこと。またケーブルテレビのサービスは半年間加入する必要はあるが(それでも今の電話会社計より安い)、半年経過以後はケーブルテレビの部分を解約して地上デジタル放送+ネット+電話で月々の額が何と5,000円を切ります、と。さらに導入工事費も本来約65,000円のところを、5月契約に限ってただ同然の価格でサービスする、とかなり積極的な文句を並べ立ててきます。母が一部理解しなくとも、実家にいない僕が納得したのでその場で契約しました。ちなみにNHKの受信料なども今後はケーブルテレビで収納を代行するとのことで、請求が一本化されて実家のタンスが領収証だらけにならなくなることも少し期待して。

 工事は6月9日の予定で、平日なので会社の休みを取って実家に向かいましたが、雨が降って工事中止。雨が降ると屋根が滑りやすいのと、作業員が感電するということなので、その次の15日に工事を順延してもらいました。
 その15日、日曜日は曇り時々晴れでさほど暑くもなく、工事にはまずまずの日和になりました。
 電力会社系のケーブルテレビ会社なのでケーブルテレビ用の回線も電線と共用していて、まずは作業員がゴンドラ付きの作業車に乗り、ゴンドラを操作してケーブルテレビ回線を宅内に引き込みます。これをテレビを仲立ちするセットトップボックスを取り付け、必要なケーブルを宅内のあちこちに取り回します。また今までのテレビアンテナはケーブルテレビ化で必要なくなるので切断します。この作業のために、作業員は屋根に登ったり、天井裏に入り込んだり、ゴンドラに乗ったりと忙しいです。
 電話とネット回線はまた別の作業員がやってきました。専用モデムを取り付け、電話とパソコンの状態を確認します。
 工事は約4時間かかって何とか終了しました。最後に作業員がケーブルテレビのリモコンの使い方を説明するのですが、メニューが多すぎて作業員自身もうまく説明できなかったのがご愛敬。でも今まで見ることのなかったいろいろな種類の専門チャンネル、例えば音楽とか映画とか趣味,ショッピングなども見ることができるようになりました。実家に戻る際には時々チェックして、面白いジャンルがあったらまたここで報告したいと思います。


6月14日

 先日の日曜日、起こってはならない重大事件が、秋葉原で発生してしまいました。
 秋葉原といえば、僕自身も会社帰りによく立ち寄るので、決して他人事ではありません。
 時間帯次第では、僕だって事件に巻き込まれていたかもしれないですから。

 事件から2日後の火曜日の帰り、所用で秋葉原に立ち寄ったついでに、惨劇の現場に行ってみました。

 犯人が最初にトラックで通行人を次々轢いたソフマップの前に出ます。ここのソフマップも立ち寄ることがあるので、事件に巻き込まれているようなことがあるとすると、ぞっとします。
 入り口の前には大きなテントが張られ、その下にはおびただしい数の花束が積まれていました。
 その左右には、ひたすら祈りをささげるたくさんの人々。
 そしてその真ん中には、お経を唱えるお坊さんの姿が。
 木魚をたたく音が遠くからでも聞こえてきます。
 僕もその輪の中に入り、手を合わせて、犠牲になった7つの御霊の冥福を祈りました。

 そのすぐ脇、マクドナルドの店先には、たくさんのペットボトルが捧げられていました。
 天国でも飲み物に困らないように。秋葉原人達の心遣いが伝わってきます。

 犯人が取り押さえられた路地裏も、ソフマップ支店や「あきばお〜」などの雑貨店に寄るのによく使っています。
 この路地裏が全国ネットで流されたとき、まじかよー、いつも通っているところじゃん、と思った方は決して少なくないはず。

 交差点に戻ると、今回の事件で「目撃者を捜しています」と書かれた看板が立てられているのが見えました。
 今年は土浦,岡山,福岡と、無差別に人を襲う通り魔殺人事件が相次いで起こりました。
 これ以上、このような惨劇は起こってほしくありません。
 秋葉原に限らず、日本のどこであっても、常に安心して外出できる街であってほしいと願います。


6月9日

 今日は実家にケーブルテレビの工事が入ることになっていて、会社を1日休んで立ち会う予定でしたが、雨が降って当日に工事中止。
 せっかく有給休暇を取り、実家まで向かったのに空振りになってしまいました。

 何もできないのも少々しゃくなので、以前から懸案になっていた大仕事を1つすることにしました。
 それは、亡き父が生前読んでいた大量の文庫本を整理すること。
 父は本を読むのが好きで、休みの日もどこにも外出せず、朝から晩までいつも新聞や本を読みふけっていました。
 亡くなってから早や5年余り経ちますが、戸棚や収納に収められた書物はそのままになっていました。
 その数、約800冊。
 主に太平洋戦争や昭和史ものを中心に、司馬遼太郎や遠藤周作や筒井康隆、松本清張などなど、ジャンルも軽い読み物から推理小説、はたまた官能ものに至るまで幅広く読んでいたようです。大半が昭和40年代から60年代にかけて発刊された文庫本ですが、古いものでは「昭和八年発行 昭和十五年第二版」と巻末に記録された年代物の童話集が混ざっていました。よくぞここまで年季の入った本をとっていたなあ、としきりに驚いています。
 母と2人で段ボール箱に詰めていきます。その数何と6箱と紙手提げ2袋分。これだけ大量の本を処分すると、書棚も相当空きができてすっきりしました。何か趣味のものを飾ることもできそうです。

 この段ボール6箱と紙手提げ2袋に渡る大量の古本を、ブックオフに持っていきました。果たしてどれくらい値段が付いたでしょう。

  ・・・・

 何と!!
       220円!!!!

 有名な著者が書いた本でも、最近の発行でないと買い取りしてくれないそうです。
 買い取り対象になったのは約800冊中、たったの22冊。
 残りは全てお店で廃棄処分してもらうことになりました。戦前発行などビンテージがかかりそうな書物も、すべてただの紙ゴミでしかないそうです(涙)。
 読まなくなった本はすぐにでも売りに出さなければ、換金できないし、再販されて他の人の手にも渡らない。
 今回の買い取りで得た教訓でした。

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