メゾン 道の果て

週観 道の果てから

9月27日

 この連休は立て続けに引越の手伝いに行っていました。
 一応、業者による引越作業は2回に分けた末無事終了しましたが、まだ片付いていない備品や、処分予定のごみなどが山積みになっています。27日から解体が始まるということなので、それまでの秋大型連休のうちに家の中を空にしなければなりません。
 備品類は整理し、一部分解して車で新居へ運搬。散乱していたごみは分別の上大きなビニール袋に入れましたが、その数約数十袋。近所の集積所があっという間に満杯となる勢いで、場所を分担し何回かに分けて出しました。かくして戦場のような家の中を数日がかりでようやく空にすることができましたが、照明器具も外されもぬけの殻となった家は、築5年弱でも一抹の寂しさを覚えます。 

 一方で新居の方も業者が搬入した段ボールでぎっしり詰まっている状況です。これを1個1個所定の位置に動かし、さらに中身を整理します。しかしこちらも分量が多く、1日2日で終わるものではありません。中身もとりあえず何でも放り込んだような状態で、似たような品々が複数の段ボールに散らばって入れられていて、整理集約するのにも一苦労。こちらは急ぎではないので、今後何回か訪問し時間をかけて整理してゆきたいと思います。
 そういうそばから、廊下や階段が早速ほこりや髪の毛だらけになっています。たった2週間でほこりが積もるとは、よほど清掃を怠っていたからに違いありません。旧宅のようにはしたくないので、掃除機をかけておきました。

 使わなくなった備品をさらにもらってきました。小型物置、電話台、パソコン用デスク2台、照明器具、その他多数の植木鉢、大形プランターなど。 パソコンデスクのうち1つは新型パソコン専用のデスクにし、今まで上下で2台が共有していたデスクは旧型機用として独立、プリンターを収めるスペースもできました。デスクは2台もいらないのでもう一方は売却予定。照明器具は未設置のままだった1ヶ所の天井に設置。植木鉢は、すっかり成長したクワズイモや根が付いたパキラの枝の植え替えに使っています。

 本日(27日)、いよいよ解体が始まったようです。現場を見に行った姉夫婦の話では、3階建ての3階部分から取り壊しを始めたとのこと。今度の週末には土台を残して建物は跡形もなくなることでしょう。


9月21日

 去る11日、銀座三越の新館がオープンしました。
 オープン初日は2000人もの行列ができたとかで大盛況だったそうですが、
 勤務先からも一応歩いて行ける距離でもあり、昼休みと退社後にのぞいてみました。

 東銀座駅の銀座寄り出口近くに出現した11階建ての新しい建物。
 建築中は、またどこかのオフィスビルの改築だろう、としか思っていませんでしたが、
 7月頃に「MITSUKOSHI」と大書された赤い看板が掲げられ、三越の新しい建物であることが誰の目にも分かるようになりました。
 池袋を始め各地の店舗を閉鎖してきた三越が銀座でビルを新築するところ、銀座にかける並々ならぬ情熱が伝わってきます。

 新館部分の広さは本館の約半分程度で、見かけによらず広くはないです。
 地上11階建てですが、フロアは1〜4,中5,7〜12と地下1,2となっており、6階を飛ばしています。
 本館に比べ新館の方が天井が高く、本館の5階6階部分に中5階を入れることで調整しています。
 高さ調整は他の階でもやっていて、新館3階の、本館接続部分の売場を歩いていると、床がわずかに傾いているのに気付きます。これは本館の方が床が高いので上り勾配で調整しているもの。逆に4階は本館の方が低く下り勾配となっています。微妙な傾斜のついた売場は、どこか不思議な感覚にさせてくれます。
 本館とは3〜8階の各フロアが接しています。吹き抜けとなった5〜6階部分を除いて連結部分も広い売り場となっており、本館も改装されたことで本館と新館が一体のイメージとなり、言われないと本館と新館の境目がどこにあるのか分からないくらいです。
 改装された売場は、とにかく通路が広くなりました。新館によって拡大した売場面積分をほとんどゆとりに充てた感で、都心の一等地でこれだけぜいたくに空間を取った場所はそうそうないと思います。広がった通路の右左に宝飾品や服飾、雑貨などをゆったり置いたレイアウトは、高級感をさらに高めています。歩いて回るだけでも至福のひとときに。
 新館9階の「銀座テラス」、ここも空間をぜいたくに使っています。大通りに面してカフェテラスが広がり、全農提供の一品料理がいただけます。つながっている本館屋上部分は一面の芝生に。10階の子供広場とあわせて、子供連れには喜ばれそうです..。

 一方、自分と縁のありそうな地下食品売り場は売場面積拡大がそのまま店舗スペース拡大となり、手に入るお惣菜やスイーツなどのバリエーションが増えました。見ているだけでも楽しいです。お酒売り場も移転して大きくなりました。これからはちょくちょくお世話になるかもしれません。
 新装開店でブランド力が、魅力がさらに高まった銀座三越。期待度もまた大きいです。


9月14日

 この週末、妻の姉夫婦が新しい家に引っ越ししました。
 今まで住んでいた家もまだ新しい家ですが、すぐ近くを流れる川の堤防強化で立ち退きとなり、わずか築5年足らずで早々に解体されることになりました。国家事業による堤防工事なので、住居移転に伴う費用は国が面倒をみてくれるらしく、隣町の別の川沿いに土地を確保し、そこにまた新しい3階建ての家を建てました。

 先週、引っ越し準備の手伝いに、姉夫婦の家に行ってきました。
 結婚当初に花火を見に行って以来実に3年ぶりの訪問になりますが、中に入ってびっくり!!
 あらゆる種類の物という物が乱雑に積まれ、まさしく足の踏み場もないという状態。
 足元には飲みかけのジュースやら、テレビ番組を録画したDVDやらが散乱し、
 それはまるで物でいっぱいに詰まった物置をひっくり返した様相。
 別の表現をすれば、ごみ屋敷といっても過言ではないでしょう。
 この状態から箱詰めするのですから、手伝う側にとっては大変です。
 専業主婦で仕事を持たない妻は連日手伝いに行っていましたが、1週間毎日通い詰めて手伝ってもまだ片付きません。僕が手伝ってようやく半分くらいの箱詰めが終わったのが、引っ越し前日の土曜日でした。

 テレビや家電などは自分達で新しい家に運びましたが、それにしてもこの夫婦は物を買うのが好きなようで、ただでさえテレビが数台ある上に、新居用として立体映像(3D)テレビを2台も買ってしまうのですから。正直あきれかえってしまいます。今まで使っていた分も含めると、各部屋に1台ずつテレビとハードディスクレコーダーが完備というぜいたくぶり。よほどテレビがないと生きてゆけないのでしょうか。あとは部屋をきちんと片付けさえできれば、民宿としても使えそうな、人を呼べる家となるのですが..。

 日曜日に引越業者が来て大型荷物の梱包をしていきました。荷物の量が想定以上に多かったそうで予算を大幅超過、さらに1日で作業が終わらず日を改めて再度、ということになったそうです。物を次から次へと買い込んで、一方で片付けたり処分してこなかったつけが回ってきましたが、金銭感覚が鈍っているのか、まだ懲りないようです。
 使われなくなって荷物の山に埋もれていたソファーベッドが1組、自宅に運ばれてきました。使い勝手は良さそうですが、家の換気がされてなかったせいか、少しかび臭いにおいがしみついています。しばらくは手入れと換気が必要かも。


9月5日

 9月になったとはいえ暑い日々が続いています。あまりの暑さに8月の小さな出来事を忘れてしまいそうなので、備忘録としてここでまとめて報告します。

◎自宅2階の自分の部屋にエアコンが入りました。西日が良く当たるこの部屋は午後から暑くなり、見かねた家族が導入を決めました。工事費込みで7万円余りの出費でしたが、エアコンを入れるとやはり快適です。特に今年は夜でも室温35℃超えの日が続いているので助かっています。
 でも活躍するのは夏よりも冬の方が大きいでしょう。昨シーズンの冬も石油ファンヒーターをがんがんかけていましたから。

◎アパート時代に使っていた電話機を売却しました。結婚して新生活を始めた3年前に、実家近くの中古チェーン店で3,000円にて購入。アパート住まいの2年間をこれで過ごしましたが、新居が完成したときに親機+子機2台の電話機に交代してからお役ご免となったものです。とはいえ製造年代も新しくまだ使えるので、その中古チェーンの別の店舗に買い取ってもらいました。買い取り金額は..たったの100円。それでもまた別の人に使ってもらえる可能性が開けただけでもありがたいです。

◎これまで毎年出かけていた大学合唱団の夏合宿ですが、事情により今年は参加を見送りました。卒業18年目にして夏合宿に行かなかったのは初めてです。今年の定演3ステージのうち2つまでが知っている組曲なので、時間が許せば行ってみたかったですが。
 その代わり、今年はビデオカメラだけ合宿に参加してもらいました。現役団員とコンタクトを取りながら合宿数日前に部室にビデオカメラ一式を置き、合宿終了後に部室にビデオカメラが戻ったところで引き取りました。
 部員がさらに増加して一層にぎやかな合宿風景がたくさん映っていました。現役生向けメールで「編集にもチャレンジしてください」と呼びかけたところ、合宿から戻った後すぐに撮影データをコピーし編集を始めています、との報告がきました。ここにきてようやく跡継ぎ(?)が誕生したようでうれしい限りです。

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