メゾン 道の果て

5月27日

 先週の土曜日、大学時代の合唱団仲間を呼び、かねてからの念願だったホームパーティーを開きました。
 結婚式で2次会を開かなかったり、家を新築しても今まで本格的に人を呼ぶ機会がなかったので、少し時期を逸しましたが妻と家のお披露目会を兼ねて今回のパーティーを実行しました。

 会場としてセットしたのはもちろん3階屋根裏部屋。天井の低いこの部屋は自然と床に座ったり寝転がったりする体勢となるので、まったりと時間を過ごすにはもってこいの環境です。そんな部屋を使うので、パーティーというより気楽な家飲みという雰囲気で食料や酒をセレクトしました。
 前々から自分の好みでメニューを大方決めておき、準備を少しずつ進めてきました。チェーン居酒屋のメニューも参考にしながら、こんな一品を作れたらいいなと構想を描いてはいました。ただし現実はというと、開催1週間前から3日前まで妻が病院に通わなければならない事態となり、料理の方は大半が既製品、それも妻の負担にならないようなるべく簡単な調理でできるものにしました。それでも自分で手作りする食後のデザートだけは手を抜かず、自家製プリンは前日深夜まで起きて作り込みをしておきます。冷蔵庫が一時的に満杯となりました。
 酒は新聞屋との契約でもらった缶ビール16本、実家近くに2つある酒蔵でそれぞれ購入した日本酒や米焼酎、それからチョコレート味のビール、ワインのボトルをいくらか、という陣容です。おつまみは個人の嗜好で少し変わったスナック類を集め、これにチーズやナッツ類を何種類か加えます。地元の名産、せんべいも並べておいたのは言うまでもないでしょう。

 今回の参加者は5名。幅広い年代の層に声はかけましたが、最終的に集まったのは特に気心知れた同世代の人達となりました。
 将来家を建てたり選ぶときの参考になるように、と、家の中を一通り見せてから3階の会場へ誘導しました。
 夕方まだ明るい時間でしたが、早速の乾杯。缶ビールがみるみるうちになくなってゆき、お酒と料理を運ぶのに1階キッチンと3階を何回も往復します。
 ある程度時間が過ぎたところで、ビデオの登場です。内容は自分達の結婚披露宴(結婚式に呼べなかった人も多いので)、それから20年前、現役団員だったときの定期演奏会など。これらを見せられるのも家飲みならではです。さらに買ったばかりのビールサーバーでビールを注いだり、実家近くで買った日本酒で少しふるさと自慢をしてみたり、こんなことはお店ではできないものですね。後半では自宅に届いた合唱団仲間の年賀状を見せて近況を教えたりもしました。

 結局手元にあった日本酒と米焼酎、ワインのボトル4本、缶ビールと缶カクテル計18本を、6人できれいに飲み干してしまいました。酒は相当多めに準備して余らせるつもりでしたが、まさかここまで飲みきってしまうとは。当然のごとく?翌日はひどい二日酔いでしばらく立ち直れなかったです(笑)。
 しかし一緒に飲んでいる仲間の喜んでいる顔を見ると、やっぱり楽しかったし、ホームパーティーができて良かったです。持ち出しも多かったし、準備もいろいろ大変ではあったけれど、またやってみたいなと思いました。後片付けを一緒に手伝ってくれた参加者の皆さんに感謝しつつ。


5月18日

 会社から歩いても実は遠くなかった、日比谷公園。
 先日用事あってその近辺を通りかかったのですが、ここが都心部とは思えないほど緑に恵まれていて、この時期息抜きをするには絶好の場所と感じました。
 その一角にあったのが、「郷土の森」。

 全国47都道府県と、昭和59年当時の政令指定都市の木が植えられています。
 複数の県で同じ種類を県の木に指定している例も多く、けやきやいちょう、くすの木などは何本も植えられています。

 埼玉県の木、けやきと、千葉県のいぬまきです。
 植樹から30年近くが経過し、見ての通りすっかり大きくなっています。
 その反対側には東京都のいちょうが高くそびえています。
 ひときわ目を引くのが宮崎県のフェニックス。他の日本古来の木には見られない堂々とした姿で、貫禄があります。

 対照的に特に寒い地方の木は枯れて撤去されているのも見られました。青森のひば、長野県の白樺など。東京の街が温暖化していることの証明でしょうか。

 都道府県の木を観察すると、例えば松にしても微妙に種類が違ったりしていて、その違いがどんな部分にあるのか、実際に比較することができます。名前は聞いたことがあるけれど、という木も、ここに来ればどういう種類なのか理解できます。
 郷土の森を通して、また1つ勉強になります。折を見てちょくちょく通ってみようと思います。


5月11日

 大型連休のど真ん中、5月4日に日帰りドライブに出かけました。
 今回の行き先は長野・松代。
 主目的は..来年3月で廃止の予定が発表された長野電鉄屋代線乗車です。
 ついでにせっかくここまで来たのだから、松代を少し見て回ろう、と。

 9時少し前に自宅を出発。埼玉県内は花園インターまで高速に入らず、渋滞しなさそうな裏道や田舎道をひたすら北西に走らせます。花園インター手前では出口渋滞が発生していましたが、関越道に乗ると藤岡までは順調に流れます。上信越道に入って何回か渋滞にはまりましたが、碓氷軽井沢を通過してからは思う存分に飛ばします。この日は天候も良く、新緑の景色を楽しみながらの快適ツーリング。
 長野インターを降りるとすぐ目の前が松代地区です。松代駅近くの長野市営無料駐車場に車を止めます。

 駅裏手にある松代城跡。本丸の中は桜が植えられ、観光客や地域住民の憩いの場となっています。
 手前の踏切も来年で電車が通らなくなると聞いてか、これをバックに記念撮影する人も何人か見かけました。
 南へ徒歩15分のところには松代大本営の地下壕があります。以前から行ってみたかった場所で、今回の訪問で実現しました。
 公開されている「象山(ぞうざん)地下壕」は全長6km近くに及ぶトンネルが碁盤の目のように縦横に掘られており、このうち約500mはヘルメット着用の上で実際に中に入って歩くことができます。
 神社の鳥居のように見える赤い柱は落盤防止用の補強で、素堀の岩肌と共に物々しさを感じます。

 さてこれより長電屋代線に乗ります。本数が1時間に1本もなく、あらかじめ電車の時間を下調べしてから行動する必要がありました。車を止めたとき、前の電車がちょうど出たばかりの時間だったので、次の電車までの1時間を使って町内観光、とした訳です。
 14:47発、屋代行きに乗ります。車輌は元営団日比谷線の3000系2両編成です。
 この日は連休とあって観光客が多く、立ち客が出るほどの盛況。あと1年で廃止される路線とは思えないのですが、松代から長野市の中心部に行くには路線バスが圧倒的に近く、屋代・須坂の両方とも大回りを余儀なくされる鉄道は利用の流れに沿わず乗客が減少、採算が合わなくなって今回の廃止発表に至ったそうで残念です。

松代駅構内。駅舎やホームの上屋は昔の装いのままで、半世紀前の時代の香りをそのまま残しています。
 屋代に着きました。何人もの鉄道ファンが記念撮影をしています。ここでしなの鉄道線に乗り換える人が多く、上田方面に直通運転していれば乗客の流れも少しは違っていたかもしれません。

 屋代から折り返し須坂まで屋代線を全区間踏破します。沿線ではりんごの白い花、濃いピンク色の桃の花が咲き誇り、山の新緑とともに目を引きました。距離24.4km、所要約40分弱の小旅行です。

 須坂で長野線の普通に乗り換え長野に行きます。この日は特急用の2000系が普通列車として臨時運行されていました。特別料金不要の乗り得列車に満足。長電自慢のロマンスカー2000系も新製から45年以上経過し、元小田急10000系「HiSE」や元253系の導入で勇退が予定されています。
 長野からの帰りは元253系「N'EX」の特急に乗りました。<成田エクスプレス>号としてはついに乗ることができなかったのですが、こんな形で初体験乗車ができて、思いは果たせました。
 元東急8500系とのツーショット。長電は関東4つの鉄道会社の中古車が集い、魅力いっぱいです。

 再び屋代線で松代に戻り、車で帰途につきます。時間調整と高速代を浮かす(愛車が引退間近なのでETCを入れていない)目的で佐久までR18を転がしてから上信越道に乗りましたが、連休最終日でもないのに渋滞続発。関越に入ってもすぐに渋滞で、本庄児玉ですぐさま降りて、県道裏道をまたひたすら走り継ぎます。深夜0時近くになるというのに東北道浦和インターは大渋滞で、それを横目にR122を飛ばして帰ってきました..。


5月5日

 昨日は長野周辺に日帰りドライブに行ってきました。久々の鉄主目的の小旅行でした。内容はこの次の回で。

 最近のお買い物から。

 タカラ(当時)の家庭用ビールサーバー「Let's Beer Great」です。
 10年前に発売され、炭酸ガスを買わなくても簡単にビールサーバー気分を楽しめると話題を呼んだ商品です。
 僕も最近これが欲しくなり、一時期東急ハンズとかおもちゃ店などを回ってみたのですが、販売終了から時間が経っているのかどこにも見かけません。あきらめ、忘れかけた頃になってつい先日、たまたま入ったリサイクルショップの店先に、パッケージが半ば雨ざらしの状態で置いてあったではありませんか!販売価格は1,500円。すぐさま購入です。
 雨ざらし状態だったとはいえ中身は未使用で、送付期限が10年前のアンケートはがきが封入されていました。
 パッケージ後ろ側に書かれている説明通りに組み立て、350ml入り缶ビールをセットして早速注ぎます。サーバー本体には乾電池2本で動くコンプレッサー(?)が入っていて、レバーを押し下げると空気が缶に送り込まれて圧力で缶の中身がサーバーに送られ、注ぎ口から出てくるという仕組みです。
 で、味の方はというと..やはりおもちゃメーカーが作った「なんちゃって」商品で、本格的なサーバーにはかないませんが、みんなで集まってパーティーやバーベキュー大会とかするときにこれを持っていけば注目度抜群!ビールではなくコーラサーバーとして使えば子供達にも大人気間違いなしでしょう。
 近日中に我が家でもホームパーティーを計画しており、早速出番の予定です。

 北海道で最近話題の、マヨネーズ容器に入ったプリンです。
 商品名は「プリンチュウ」。帯広市内のメーカーで作られました。
 地元のイトーヨーカドーで北海道フェアが開かれていて、その一品として並んでいました。
 しかも1本315円のところ、賞味期限近しということで半額!!勢いで3本(家族一同の人数分)買ってしまいました。
 最初、一瞬マヨネーズの味がした..気がしましたが、確かにカスタードプリンの味がしました。
 容器が小さいのでそのままちゅるちゅる一気にすすって平らげましたが、一方でバターやジャムの代わりとしてパンに付けたり、発想次第でいろんな応用ができる商品です。「マヨネーズ容器にプリン」を思いつき、発売を実行した人はすごいと思いました。

BACK道の果て バックナンバーへ
TOPトップへ戻る