メゾン 道の果て

2月26日

 先日、実家に振り込め詐欺と思われる電話がかかってきました。
 実家の母が出て応対しましたが、オレだよ、オレ、という古典的な手法で息子の名前を名乗ってきたそうです。
 「息子はこんな声をしていない」
 「風邪引いたから、声が変わったんだよ」
 「いや、息子の声ではない」
 といったやり取りがあった後、電話をガチャ切りされたそうです。ますます怪しい。
 近所の人からは、だまされたふりをして警察に相談すれば、との話もありましたが、突然のことなのでそこまでの気は回らなかったのでしょう。ここで警察がうまく動けば実行犯の逮捕につながったかもしれません。

 最近は「振り込め」ならず、犯人側がターゲットの自宅を訪問し直接金を受け取る例が多いようです。顔を見られたり逮捕されたりするリスクが大きいのにそこまでして実行する意図は何なのか。
 先日のNHKニュースで、ターゲットの家で現金を受け取った実行犯逮捕の瞬間を放送していました。ところが捕まえてみても、受け取り役はアルバイト感覚で応募してきた中高生などが多く、核心の情報がつかめず組織の全容解明になかなかつながらない、と言っています。受け取り役を使い捨てにしておけば、詐欺グループの中核まで捜査の手が及ばないとでも思っているのでしょう。

 僕自身、実家にはお金をせがむような電話をすることなど絶対にありえない、と宣言していますので、今後もこの手の詐欺による被害はないと信じていますが、しかしどこから電話番号とか名前とか、子供が実家から離れている情報とかを手に入れたのだろう。


2月19日

 自宅の電話が、今度は光回線になりました。
 ケーブルテレビ用回線からADSL回線に切り替えてまだ8ヶ月も経っていない中での、早々の光回線導入です。
 KDDIのADSL自体は十分に満足して使っておりましたが、きっかけはKDDIの勧誘電話に根負け?したところです。
 昨年夏、ADSLに切り換えをして間もなくの頃から、KDDI委託業者の光キャンペーンの勧誘電話が時々かかってくるようになりました。切り換えたばかりなので、としばらくは断っていましたが、年末あたりに今度はKDDI本体からキャンペーン勧誘電話が来るようになりました。国(総務省)の指導で電話会社が在来回線から光回線への交換を強く要請されていること、今後2年間はADSLと実質同料金で高速光回線が利用できること、工事費用等はKDDIが負担することを伝え、光回線への切り替えを迫った?というのが真相です。
 光回線は実家にいた頃に利用していましたが、実際に使ってみると月額料金が高く(1万円以上!)家計の負担になっていたので、より安いケーブルテレビ回線に引き直したという経緯があります。その当時から比べると月額料金はかなり安くなってきていますが、光は高価という意識が強く、ネットで調べたり家族と相談したりして、負担が今と変わらないならということで光を導入することを決めました。

 2月に入って契約書類、そして光回線用モデムが次々届けられました。
 そして今朝、工事業者がやってきて切換工事を行ないました。
 午前10〜12時の間に訪問して工事する予定が30分も繰り上がり、9:30には作業が始まっていました。まだ朝食をとっている最中に、かなりあわただしいです。外の電柱からケーブルを引き込み、電話回線の受け口を交換します。大がかりな作業ですが、ここはプロの仕事。ものの40分ほどで終わってしまいました。
 今回の切り替えにより電話回線受け口周りに機器箱が1つ増えました。今までは電話回線をADSLモデム(レンタル)〜無線LAN親機とつないでパソコンに送信していましたが、光回線になってからはONU(レンタル)〜ホームゲートウェイ(高速対応モデム、レンタル)〜無線LAN親機となり、パソコンに来るまでに3つの箱を通すことになります。そのせいもあってか配線が増え、3つの箱の周辺は線でごちゃごちゃしている状況です。
 無線LANが今まで通り低速タイプなので、大きくスピードアップしたという印象はさほどありませんが、それでも480サイズの動画をダウンロードするのにストレスを感じなくなりました。720サイズではパソコンの性能のせいか動きがぎこちないですが。今のパソコンももうすぐ満5年なので、ハイビジョン動画編集のことも考えるとそろそろ世代交代が必要なのかもしれませんね。


2月12日

 どうしてだろう。宴会は決まって立て続けにやってくる。

 正月以来新年会も飲みのお誘いもなく、ひたすら健康的な?毎日を過ごしてきましたが、
 この週末は2日続けて懇親会に参加です。
 1つは金曜日、会社で全国の営業事務部門が集まる全体会議の懇親会。
 本会議自体は各部門から1年間の改善活動の成果を報告し合うという内容ですが、これが終わった後に、各発表者の労をねぎらうべく、同じ会議室で立食パーティーを開きます。当初は自分の仕事が忙しいこともあって懇親会まで参加するつもりはなかったのですが、統括部長からお誘いを受け、仕事も調整できる目途がついたので顔を出してみました。
 食べ物や飲み物は外部のケータリング業者に配達してもらい、セッティングや後片付けは全て自分達で行います。
 驚いたのは、新人や2年生女性陣の出し物。KARAや「マルマル・モリモリ」の曲に合わせて見事なダンス。それも完成度が高く、もはや余興の域を超えています。すごい。この勢いで自分達の仕事の見直し改善も進めてもらえたら、と願うばかりです。
 翌土曜日、前日の酒が抜けきらない状態で今度は合唱団の古い卒業生達の集まりに参加します。毎年恒例、場所も吉祥寺の特定のお店と全くスタイルを変えずに続けている宴会。もう15年以上の付き合いになるでしょうか。参加者の多くが70代にあって、1人だけの40代ですが、ここはお互いによく知った仲からか、我ながらよくしゃべります。こちらにも若手、というか現役生が同席していますが、ここの若手は一転して全員男性。雰囲気は違えど、元気を与えてくれるのは一緒です。

 普段、そうめったなことで飲み会とかに誘われることがないのに。なぜか飲みのお誘いは集中します。
 年末年始も28日に会社の納会、30日に高校時代の仲間の忘年会、そして正月には合唱団の同期会(今年はなかったようですが)と連続します。
 まあ楽しみな飲み会なので、常に体を整えて最高の状態でお酒を味わえるようにしたいですね。


2月5日

 自転車を買って3年となります。
 昨年末時点での累計走行距離は3812km。その後も乗り続け、あとほんのわずかで4000km達成です。

 最近は自転車で「地元の川の源流探し」なんかをやっています。
 埼玉県南地方も数多くの川や用水が流れています。その源流がどこにあるのか気になって、自転車で川の沿道をさかのぼったりしています。
 例えば東京都との都県境となっている「毛長川」があります。東武伊勢崎線の橋がかかっているところでは川幅約10m程度ありそこそこ広い川ですが、この川べりを上流に向かってひたすら自転車でたどってみました。
 しばらくはそのままの広い川幅が続くのですが、見沼代親水公園駅を過ぎる辺りから少し狭くなり、両脇は緑地帯となって遊歩道が整備されています。犬を連れて歩いている人達が多いです。首都高速をくぐり川口市(旧鳩ヶ谷市)に入るともう少し狭くなり、工場地帯や住宅地に挟まって流れています。流量も少なくなってきました。特に冬場は川底に捨てられたゴミが目立ち見苦しいです。
 やがて川は同じ幅の支流に次々分かれてゆきます。ここまで来ると川というより用水路です。その1本をさらにたどると、丘の斜面を開発した住宅地を分け入り、川幅はさらに細くなってやがて側溝となって道路脇に隠れてしまいました。さらに気合いを入れてその側溝のふたをたどりますが、ついに側溝自体を見失ってしまいました。
 スタート地点からここまでわずかに10kmほど。自分で走ってみて、実は想像以上に距離の短い川だったということに気が付きました。どうやら支流の水をたくさん集めて急速に成長するらしいです。そして最後は綾瀬川に合流し、さらに太くなります。
 近所の他の川でも調べてみましたが、同じように市街地で道路の下に隠れて行方がわからなくなる、という例が多いです。

 不思議なのは、特に農作業(源流近くでは田畑が結構な数あります)が行なわれていない冬場にどこから水が発生して川になっているのだろうということです。わき水?生活排水?下水道が完備しているこの近辺では想像もつかないですが、とにもかくにも確実に水が流れています。
 ちょっとした探検行動で自分をさらに賢くする。その道具としても、自転車は役に立っているんだなあと感じています。

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