メゾン 道の果て

12月31日

 納会は無事終了しました。僕が差し入れたチーズやナッツ類は好評で早々になくなってしまいました。寿司も中締め時間までにきれいになくなった一方、発泡酒や缶チューハイの減り方ペースが鈍く、すぐに飽きられた印象です。数本差し入れのあった日本酒やワインも速いペースでなくなり、予算が増額されたのでそのお金を握りしめて雨の中日本酒を買い出しに走ったり。この経験をドキュメントに残して来年の納会に役立てたいです。

 さて大晦日。今年も1年間を振り返るときがやってきました。
 今年の大きな出来事としては、

・ノートパソコン購入(4月)
・会社事業所の移転(5月)
・キュウリの苗を育てる(8月〜)
・島根県方面に旅行(8月)
・妻の妊娠を公表(10月)
・Facebookに参加(10月)

 最大の出来事が妻の妊娠でした。来年1月予定の出産に向け準備を着々と進めています。子供中心のライフスタイルへと大きく変わります。同じ月にFacebookにも参加しました。Facebookで大学合唱団時代の仲間の多くとネット上で再会でき、子供が生まれました!という吉報を2ヶ月余りで3件もこの目で確かめました。そのうち1件はつい昨日の出来事でした。来年は自分の番です。Facebookを使って子育ての情報交換をしたり、2年後に予定されている大学合唱団のイベントに向けた連絡伝達に活用してゆきます。
 8月の旅行も、実は妻の妊娠で結婚以来初めての宿泊一人旅でした。おかげで久しぶりに鉄分の濃い内容となり、中国地方の全路線をようやく制覇することができました。その他の遠出は5月の会津ドライブくらいで、例年に比べて大人しくしていました。
 今年購入した小物を振り返ると、ブルーレイドライブ(1月)、新無線LAN(7月)、新MP3プレーヤーと簡易チューナー(9月)。このうちブルーレイドライブはノートパソコンの購入で結局使われなくなりました。少々もったいない。一方デモ用として昨年末購入したポータブルDVDプレーヤーは、留守録した番組を外で楽しむのに使うことが多く、思わぬ大活躍となっています。他にもADSLの光回線化(2月)なんていうのもありました。
 自転車の累計走行距離は5304km。この1年間で1500km近くも走りました。年々走行実績が長くなってきていますが、来年は今年のペースを守れるでしょうか。子守で外出もままならなくなりそうですが。


12月27日

 毎年最終出勤日に、会社の統括部で納会が行なわれます。
 今年は僕がその実行委員を担当することになりました。実行委員は基本持ち回り制ですが、何年も出番が回ってこなかったのと、最近はおつまみに興味があり、納会の食にもこだわってみたかったので立候補しました。
 その委員会の第1回会合に顔を出してみました。委員会は幹事長以下約10名ほどで構成され、約80人分の酒とつまみを、5万円弱の予算で準備します。予算は在籍人数により決まるので去年とほぼ同じですが、当然ながら昨年の反省を踏まえ、内容の見直しを行ないます。
 まず委員会メンバーを酒班、つまみ班に分けます。それぞれの班の中で、発注する飲み物、食べ物の内容を決めます。
 酒類に充当する予算は全体の約3分の1。今年は量を重視し、ビールを一部発泡酒や缶チューハイに切り替えました。限られた予算で実行するので文句は言わないでしょう、と。物足りなければ各自で日本酒を持ち込んだり(差し入れ大歓迎)するでしょうし。
 僕が入ったつまみ班は食べ物のグレードアップに取り組みました。昨年は新橋のスーパーで寿司を、ベーカリーストアでサンドイッチとオードブルを頼みましたが、寿司が好評ですぐになくなってしまったので今回は増量することにしました。サンドイッチとオードブルは昨年同様。食べ残しの多かった乾物類(いかの燻製等々)は大幅削減とし、より実態に合わせた注文内容にしました。「デザート!」の声も上がりましたが、予算に限りがあるのでやむなく見送りとなってしまいました。僕が希望していたチーズ類なども入り込む余地がなさそうです。

 ならばここは少し大人の対応で行きましょう。差し入れ大歓迎なので、自分で食べたいものがあれば自分で買って持ち込めば良い話です。
 我が統括部の納会の特徴として日本酒の差し入れが多く、つまみも日本酒や白ワインにお似合いのチーズ類、ナッツ類を持ち込めばきっと受けるはず、と思い、この3連休を使って自宅周辺のスーパー、ディスカウントストア、100円ショップを回って探し物してきました。
 チーズはピンからキリまで量や種類が豊富ですが、雪印の「北海道100」シリーズ クラッシュチーズが味とコストパフォーマンスの両方に最も優れていたのでこれをセレクト。2種類買って396円。ナッツ類は100円ショップで買うと、低予算でバリエーションが増やせます。
 それからディスカウント店でみながわ製菓の「三椒の種」を買ってきました。柿の種に似ていながら胡椒と山椒がぴりりと効く斬新な味わいでビールにもぴったり。
 以上、締めて700円ちょっと。ほんのこれだけの出費でかなりグレードアップした気分になります。
 これらは乾杯からしばらく時間をおき、先発のビールや寿司が尽きた頃にリリーフとして出そうと考えています。日本酒と合わせて、まったり大人の時間を味わうアイテムとして。

 予算での公式発注は納会1週間前となる21日までに各方面とも終わりました。委員会の会合は2回開いただけですが、その後も各班で頻繁に顔合わせしては調整しています。班員の皆さんは誰も積極的で、納会を楽しみにしている様子がよく分かります。後は当日の搬入と設営を待つのみです。お開きまで無事に進めることができるでしょうか。


12月23日

 12月に入って宴会行事が続けて入っています。
 先月まで飲みに行く機会がほとんどなかったのが、今月は8日に合唱団の定演打ち上げ、13,17,20,21日と会社関係の飲み会が続けて入っています。この後も28日には納会、年末休み中には高校時代の仲間で集まって宴会と、酒の席は続きます。
 とりわけ会社絡みは、今回人事異動で部署を移る(といってもすぐ隣ですが)こともあって例年より多いです。翌日のことを考えつつ体調を気遣いながらゆっくり味わうように飲んでいます。

 かくして数々の宴席に顔を出していますが、こんなことあまり書きたくないのですが、世の中には一緒にいても楽しくない人、一緒にいると苦痛に感じる人は多いものですね。酒が入るとそれがますます増長するような。
 ある宴会では10人以上が出席するようなやや規模の大きい会にあって、女子2人が自分の自慢話を大きな声でひたすら延々と怒涛のマシンガントーク。うち1人は話のオチが一応あったのでまだ聞けるのですが、もう1人は力ずくでただしゃべっているだけ。それ以外の出席者は完全に圧倒されてドン引きしていました。
 別の宴会では自分の好き嫌いをありったけのでかい声で主張する人がいました。他の人達が知性に富んだ会話をしているのにそれにもうまく乗っかれず、ここだけ温度差を強く感じました。
 他にも、冗談が通じない人。誰もが思いつくレベルの軽い冗談を理解できず本気で反発する人。
 話題にもならないような小さな物事を、ものすごく大げさに話す人。それも大声で、かつ繰り返しで。
 初対面の後輩に対して偉そうな態度をとる先輩。後輩に長々と説教を垂れる先輩。
 他の人が嫌がるのを面白がってセクハラまがいの話をするオヤジ。
 そう、以前はこれに加えて賭け事を強要する上司とかもいましたなあ。

 彼らと付き合って見えてくるのは、いずれも「自分のことしか考えてない」「相手の話をまともに聞いてない」ことです。
 相手の立場に立って、相手が何を考えているか常に思いながら話を進めれば、相手を不快にさせることはないはずですが。
 どういう教育を受けてきたのか知らないですが、30代,40代になっても自分のコミュニケーションスタイルの間違いに気付かず上に記したような言動を繰り返す人が多く、苦言を呈したくなります。

 そのような中、合唱団時代の仲間での飲み会が他の飲み会と比べて楽しいということ(少なくとも現在は)に気が付きました。
 なぜだろう。よく考えたら、合唱は決して1人でできない音楽。他のメンバーとうまく協調して初めて音楽として成立するので、ここから協調性とか、相手の状況を知るということを身に付けているのでしょう。しかも大学という、ある程度高学歴の集団なので、よりそれが良い方向に導いているとか。場を盛り上げる目的で大きな掛け声で酒をあおる人はいても、上に記したような言動をする人はなく、不快な思いはあまりしたことがありません。
 この中に実はコミュニケーション術の理想形が隠れているのかもしれませんね。もう1杯飲みながら探ってゆきましょう。


12月15日

 来年1月下旬の子供誕生予定に向けて、我が家でも準備が始まっています。
 出産直前になってあわてないように、妻が動けるうちに大きな買い物はなるべく済ませてしまおう、との考えです。

 先日初めて西松屋で買い物してきました。自宅から自転車でも行ける範囲にあり(大荷物があるので今回は車で出かけましたが)、食品からベッド、服、おもちゃまで赤ちゃん回りのあらゆるものが揃う便利な専門店です。
 購入したのは赤ちゃん用の布団一式、チャイルドシート(1ヶ月検診に車で連れていけるように)、商品名が「ミルトン」という哺乳瓶消毒セット一式、子供服用ハンガー、といった内容です。締めて約26,000円の出費。子供ができるのにも金がかかります。
 てなことで我が家でも、もらえるものはなるべくもらっておこうとしています。
 妻の姉夫婦からはベビーベッドをもらってきました。木製の古風な外観ですが、足を折り畳んでゆりかごにすることができる、考えられた一品です。
 続いて2番目の姉夫婦からは赤ちゃん服が何点か届けられました。今や成人になった娘や高校生になろうとしている息子が赤ちゃん時代に来ていた服を永く取っておいていたらしいですが、状態は悪くないのでありがたく頂戴します。カエルのデザインのキャラクターなど、かわいらしさがいっぱいです。
 これらは普段使っていない和室に収めておき、誕生の日までしばらく出番待ちとなります。

 身の回りではちょっとしたベビーラッシュを迎えています。
 Facebookでお付き合いしている合唱団時代の仲間でも次々に赤ちゃん誕生の報告が上がってきています。
 皆同様に40代に入って初めて親になるとともに、子供達もまた同級生となる年代。戸惑いながら準備などに取り組んでいる状況が伝わってきます。
 赤ちゃん用品を買った話とか、何かと参考にしています。
 そして今度はこちらが情報を発信する番に。持ちつ持たれつ、ネット上で協力しながら赤ちゃんの成長を見守ってゆきたいです。


12月6日

 今年の紅葉は、遠出せずに地元で。

 先月末に友人と計画していた神奈川県方面への登山が雨天中止となり、その他諸々の事情でこの秋は結局どこにも遠出することがなくなってしまいました。
 しかし関東平野は紅葉真っ盛り。地元を自転車で走ると、意外なところで美しい秋の光景と出会います。

 川口市の安行地区(戸塚安行駅の南から新井宿駅にかけて)は起伏の多い地形で、ところどころで開発されつつも、昔ながらの山村の雰囲気を残しています。
 付近には小さなお寺も点在し、境内にはもみじやけやき、いちょうなどの木々が見事な赤、オレンジ、黄色のコントラストを奏でています。
 長い風雪を耐えてきた寺社の建物と、色付いた木々の組み合わせ。
 わざわざ京都や奈良に足を運ばなくても、こんな美しい風景と出会えます。

 安行地区は昔から造園業が盛んなところで、多数の植木屋さんが道路の右に左に展開しています。
 そのうちの1つに、もみじ専門の造園業者があります。
 11月下旬から12月上旬にかけて、ちょうど今の時期が見頃で、園内には何人ものお客さんが見物に訪れていました。
 お気に入りのショットは入口付近のもみじのトンネル。赤一色ではなくオレンジ、黄緑と、陽の当たり具合に移り変わってゆく配色が美しいです。

 今回は木の葉の一枚一枚の美しさを見てもらいたくて、写真サイズを大きいまま載せておきました。
でもやっぱり、これは紅葉シーズンに遠出できなかった者の恨み節か?(本当は山全体が赤や黄色に染まるのをこの目で見ておきたい..)

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