メゾン 道の果て

4月26日

 今回は廃貨車レポートのさらに続きを。前回まででお伝えできなかった大量発見事例をもう1つ。
 その光景は久喜市(旧鷲宮町)で見ることができます。
 久喜駅から東北新幹線の高架下道路を北に向かって走っていると、その高架下スペースに突如として黒い貨車がずらりと並んでいるのに出くわします。その数何と24両。他の事例と同様に足回りを外されて車体のみを倉庫として活用していますが、車輌番号や車体標記も現役時代のまま。まるで貨物駅で入れ換え作業中の姿を彷彿とさせ、今にも走り出しそうです。各車輌に1基ずつ街灯が取り付けられ、夜間の作業の便を図っています。
 道路を挟んで16両と8両の群に分けられ、車輌番号は北から順に、
 ワム66133,ワラ10475,ワラ6033,ワラ16627,ワム67414,ワラ9619,ワム65351,ワラ15346,ワラ7040,ワム61382,ワラ6511,ワム62349(?),ワラ4231,ワラ8618(?),ワム67190,ワラ12014,
 ワラ14511,ワム62036,ワラ13292,ワラ10991,ワラ10871,ワム61204,ワラ738,ワラ12707
 でした。
 雨に濡れない高架下という環境のおかげで、現役引退から30年近く経つ現在でも状態は良好です。ただ一部の車輌がスプレーで落書きされたままになっているのが見苦しく残念ではありますが。


4月18日

 勤務先周辺の地下鉄駅の入口に、最近このような掲示が貼られました。

 写真は虎ノ門駅のもので、海抜6.6mと書かれています。
 やや高台にある神谷町駅でも「9.3m」と記載された掲示が出されました。
 明らかに防災目的、特に大津波が来ることを想定した表示と思われます。
 この辺りは海から少し離れてはいますが、それでも2kmほどでしかなく、高さ10m以上の津波が到達するとこの付近も間違いなく浸水するでしょう。
 そうでなくても地下鉄は地上より低い場所を走っているので、地下の方がより影響が大きい訳で。
 想像してみましょう。もし東京湾に大津波がやって来たら。
 川に遡上した大津波は築地や月島一帯を水没させ、地下鉄駅入口からは大量の水が一気に流れ込みます。
 もし地下鉄乗車中、特に海岸線に近い区間の地下鉄で移動中に大地震、すぐに大津波が来たら。
 地上に脱出できなければ水死してしまいます。
 少し考えただけでも空恐ろしいです。
 そんなリスクがあるのならば地下鉄を通勤に使わず、地上の交通機関を利用するという方法もありますが、やはり座って行けて便利なので地下鉄から離れられないし、別の用件で地下鉄を使わざるを得ない場面も出てくるし。
 唯一の自衛策は、普段から土地の低い区間の各駅で出口、非常口がどこにあるか意識し、緊急時の行動をシミュレートすることしかありません。

 東京メトロのホームページに入り、防災関連のページを見ると、この掲示についての説明があり、
 「日頃から水害発生時の行動を意識していただくために」(同ページより引用)
 と書かれていました。
 他の数々の風水害対策と合わせ、少なくともこの掲示を出すことで一人でも多くの利用客が避難に結びつく行動をしてくれれば、との思いですが、どれだけの人がこの思いに気付くのだろうか。


4月11日

 自宅からさほど遠くない場所にチョコレート工場があります。
 主にお土産やギフト用などのチョコレート菓子を生産しているそうですが、その多くがOEM生産という形で提供しているので、この会社の名前が表に出てくることは少ないです。
 自転車でよくこの工場の前を通り過ぎますが、チョコレートの香りがかすかに漂ってきて、これをかぐたびにチョコレートが食べたくなります。
 ここの工場でチョコレートを直売してくれたら、といつも思っていました。

 というのも、市内には他にも食品メーカーの工場直売があります。
 そのチョコレート工場のすぐ脇には製麺工場があり、毎月下旬になると生ラーメンの直売セールが開かれています。
 市内の別の場所ではあられ工場があり、年に何度か開かれる工場まつりで各種あられ、餅菓子類を格安の値段で販売しています。こちらは新聞の折り込みチラシで情報を知って何度か出向いたことがあり、実家への手土産に、ちょっとしたお茶請けに、活用させてもらっています。

 しかし、実は僕が知らなかっただけで、このチョコレート工場も直売セールを行なっていたのでした。
 先日妻がテレビのニュース特集をたまたま見ていて、「地元のチョコレート工場が出ている」と騒いでいたので何かと思って聞いてみると、工場でチョコレートの直売をやっていて、行列ができるほどの人気だと云っています。ネットで調べると、毎月1回、土曜日に定期的に開催されているらしい。
 次の開催日となる先日の土曜日に早速行ってみました。
 テレビで放送されてしまったので大混雑を覚悟していましたが、午後少し遅い目の時間に行くと意外にもさほどの混雑ではありません。
 昨年建て替えられた新しい工場建物の一角を使い、チョコレート菓子の入った段ボール箱をずらりと並べ、たたき売りよろしく工場の人が威勢良く声を張り上げながら呼び込みしています。内容もバラエティ豊富で、普通のチョコレートに始まりクランチやフィンガー、パフ入りやゴマ入りなどの加工品、抹茶味やワイン味、さらにはほうじ茶味といった変わり種、ウェハースなどチョコレートを挟んだ菓子、さらには贈答品や、チョコブラウニーなどの加工品まで。その多くが袋に入って200円、300円という値段で売られています。価格の安さと種類の豊富さに、どれもこれも手を出したくなります。迷ったら600g入り500円のミックス。これらの豊富な種類を1つの袋で楽しめます。
 試食も自由で、この日は飽きるまでチョコレートを食べ続けたのでありました。これぞ工場直売セールの魅力。前述のあられ工場もいろいろな味付けのあられが食べ放題で、昼食がいらなくなるほど(笑)食べ続けたことがありますが、食べ過ぎによる体重増にはくれぐれも気を付けましょう。


4月2日

 3月から歩数計を付けて会社に行くようにしました。
 そもそものきっかけは、会社のチーム内での自主的な健康増進の取り組みでした。
 「毎日歩数計を付けて歩く」のが最もお手軽、かつ着実に取り組める運動習慣で、誰からも異論なく決まりました。
 歩数の目標も各自で設定しました。歩行時間によって人それぞれで1日5000歩から10000歩まで開きがありますが、僕は当初6000歩にしました。歩数と距離の感覚がつかみにくかったので、まずは他の人の申告を参考にし、実際に歩いてみて目標を修正してみようと。

 翌日から早速歩数計を付けて自宅から会社までを歩いてみました。
 携帯電話やスマートフォンの歩数計機能を使っている人もいますが、僕が使っている歩数計は30年くらい前の古いモデルです。(当時は万歩計と呼んでいましたね。)親が何かの記念品で2個もらったのですがあまり活用されることなく実家でくすぶっていました。このうち1台を今回のプロジェクトによこすことにしました。古い万歩計ですが、ボタン電池を入れ換えれば現役ばりばりで活躍してくれます。
 計測してみると、自宅から最寄り駅までおよそ1000歩余り、途中乗り換えを含め会社に着くまでに2500歩になっています。往復でこの2倍、5000歩は軽く達成です。そして会社の建物内でも食事やトイレなとで移動すると知らず知らずのうち数百歩をカウントしています。
 つまり何もしなくても確実に1日6000歩の目標をクリアしてしまうことが判明。設定した目標が低すぎた。
 さらに何日か付けて歩いているうちに毎日の実績推移が見えてくるようになりました。往復+昼休みのお散歩で約10000歩、帰りに途中駅で降りて立ち寄ると12000に達することもありました。1歩を45cmとして計算しても、1日で5km以上も歩いていることになります。

 毎日の歩数はチームの朝会で報告します。自宅から最寄り駅が近くて歩数を稼げなかった人も、朝会の報告では「隣の地下鉄駅まで1駅分歩いた」とか積極的な発言が出るようになったのは素晴らしいです。1ヶ月続けているうちに各メンバーとも、1日1万歩が普通になってきました。
 メンバー5人合わせると1日で25km。出勤日の毎日5人が東海道をリレーで歩いていることにして、どこまで進んでいるかの記録をを4月から付け始めました。1日で横浜達成。1週間で三島、1ヶ月で大阪目標。1年かければ日本一周も夢ではない?

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