梅雨が明けると、猛暑がやってきました。
連日35℃に達する夏の暑さに、幾度となくへこたれそうになります。
暑がっているのは虫達も一緒のようです。
蝉でも蟻でも、30℃前後では盛んに活動していますが、
35℃に達する猛暑になると、蝉の鳴き声はかえって聞こえなくなりますし、
自宅の庭で行列を作っている蟻も、炎天下では表に出てくる個体数が少なくなっています。
夏の嫌われ者の代表格である蚊すらも、昼間の35℃では出没しなくなり、表の草取り作業が少しははかどります(熱中症厳重注意ですが)。
最近、縁の下で蟻の行列を見かけなくなったなあ、と思ったら、
何と、その縁の下の部分にトンネルを作っていました。
コンクリートのわずかな溝の部分に土を盛り、その下を通行しているようです。
一部が崩れかけていて、中を盛んに行き来しているのが見えます。
強い日射を遮断し、多少の雨もしのげる。
一からトンネルを掘るより、人が作ったありものが利用できれば、短期間で完成できる。
蟻なりに知恵が働くなあ、としばし感心してしまいました。
別の場所では、芝生の中に蟻が巣を作っています。
芝が伸びてきたのではさみで短く切ろうとして、芝生の葉先をつかんで持ち上げると、
そこから大量の小蟻がわさわさ出てきまして。
ここの蟻は土を掘らずに、芝生の下に巣を作っているようです。
それにしても芝生の水やりで簡単に水没しそうな場所に、露天でも巣を作るとは。
暑さ対策や、地下に巣を掘るだけの労力とを天秤にかけているのかもしれません。
蟻の生態は謎に包まれている部分が多く、観察するごとに新発見があります。
先週の続き。
夏の朝顔は成長が早く、あれから1週間で、出窓の上まで届いてしまいました。
花も本格的に咲き始めました。窓の内側から見るとこんな感じです。
午後、家の外に出て、グリーンカーテンの内側にもぐると、確かに涼しいです。
花の蜜を求めて、蟻が縦に横に歩いていたり、蜂も飛んで来て休んでいたり。虫たちの憩いの場になっています。
日除け効果をさらに高めようと、同じプランターにカボチャの種をまいてみました。
種は実家でもらった実と、スーパーで売っていた実から取り出し、食用(炒って酒のつまみにする、ケーキを焼くときに乗せる、など)にするつもりでとっておいたのですが、もしかしたらグリーンカーテンに使えるのでは、と思い直し、先週末、6粒をプランターの土に埋めてみました。
1週間後、6粒とも芽を吹いてくれました。
真上に向かって2〜3cm。朝顔よりも太い茎に、力強さがあふれます。
おととしのキュウリもそうでしたが、梅雨が明けてからは恐ろしいほどに急成長していくのでしょうね。
実は期待していませんが、大きな葉で夏の光をさえぎる役割を果たしてくれることと思います。
自宅のリビングは西側に面している窓があり、これからの季節、西日が差して大変暑くなります。
去年はテントの布をさしかけて日差しを防いでいましたが、
今シーズンはより自然に、グリーンカーテンを生やすことにしました。
グリーンカーテン造りに取り組んだのは6月に入ってからです。
大きな鉢植えに朝顔や朝鮮朝顔の種をばらまき、あとは100円ショップでグリーンカーテン用のネットを買って軒先に固定し、成長してきたらここに這わせます。朝顔や朝鮮朝顔は以前から自宅の片隅で自生していて、秋になると大量の種がこぼれます。その種を拾えるだけ拾ってとっておいたものです。
種まきからわずか1ヶ月ほどで、ここまで成長しました。
つるは外からの高さ1m余りの窓部分を着実に伸びています。
梅雨明けの頃には窓の上までたどり着いて、夏の強い日差しを和らげてくれるでしょう。
まだ数は少ないですが、紫色の花を咲かせ始めています。
自転車で近所の家を回っていると、それぞれの家ごとにグリーンカーテン造りにいそしんでいるようで、ある家では定番のゴーヤ、ある家ではキュウリと、家ごとに個性がみられます。実家近くではカボチャが大きな実を付けていました。
自宅でもおととしはキュウリを育てていました。今からでも遅くないので、また種から作ってみようかな、と思ったり。
子供が少しずつ成長するとともに、おもちゃの数も少しずつ増えています。親戚からもらったり、フリーマーケットで手に入れたり。
そんな中、「光るおもちゃ」が増えたなあ、ということを痛切なほど感じます。
僕が子供の頃は電子ゲームがはやり始めたばかりの頃で、インベーダーゲームにインスパイアされたような光電管式の卓上ゲーム機が出回っていました。それを除くとせいぜい以前も紹介したクリスマスツリーくらいのもので、現在と比べるとかなり素朴な時代でした。
写真にある2つのアイテムはどちらも光ります。
左のベーゴマですが、透明な筐体の中に超小型のボタン電池と基盤が仕込まれていて、スイッチを入れると赤・黄・緑の3色のLEDライトがランダムに点滅します。これを回すと、
こんな感じに光ります。各色が時間をおいて線になったり点になったり破線になったり、大変面白い変化を繰り返します。これを発見し商品化した人は偉い、と思うほどに革命的アイテムです。
上写真右側のひよこちゃんは、風船と同じゴム素材でできていて、ハリセンボン状のたくさんの突起がたまらない触り心地ですが、
これもシェイクシェイクすると、
ビカビカビカ!!
といった感じに激しく明るく点滅します。
ひよこちゃんのかわいらしさがすっ飛ぶくらいの激しい変わり様です。
のはずでしたが、この写真を撮ろうとしてシェイクしたものの、全く点滅しなくなっていました。
電池はどこに。
ひよこちゃんの脚の部分の接着をはがし、中に入っているボールのようなものを取り出します。
それは透明なプラスチックの半球を2つ合わせてボールにしたもので、中にボタン電池と基盤が仕込まれていますが、完全に接着されていて分解できなくなっていました。
のこぎりとかで切断すれば電池や基盤を取り出すことはできるのでしょうが、電池を交換して永く使い続けることを考えていない、使い捨て主義的な作りのおもちゃだったことには多少の失望を覚えました。捨てるときの環境対策もあまり考えていないようですし。
一方のベーゴマは3本のねじを外せば電池交換は可能です。100円ガチャガチャのカプセルに入っていそうな代物ですが、一応は使い続けられるような設計にはなっているようで。
ただ、1歳の子供にはまだ早いのか、このおもちゃをビカビカ光らせてもあまり積極的な反応はしません。
あと半年してもう少し成長すると、また違った動きをするのかも。
できることなら電池を復活させて、記録を続けてゆきたいものです。