メゾン 道の果て

8月30日

 今週1週間夏休みをいただき、9連休となりました。
 年休取得率向上を目的に、会社の労働組合で全社員が特別休日と年休4日間を合わせて連続5日間の休暇を取ることが決まり、社内でも業務に支障ないよう各社員が交代で9連休を取得しています。
 とはいっても遠出する予定もなく、植物への水やりも必要なのでほぼ毎日自宅周辺でおとなしくしていました。子供と触れ合う時間は増えましたが、言葉を覚え始めた子供に付き合わされて逆に疲れています。

 その夏休みのうち1日を、車で出かけることにしました。
 今回の目的地は、群馬県は赤城山麓にある「赤城クローネンベルク」。
 ドイツ風の造りの庭園と農場,牧場がテーマの観光スポットです。
 訪問日は連日雨が降る中唯一晴れた木曜日でしたが、赤城山を登り始めると曇り始め、園内では日があまり差しませんでした。学校が夏休み中にもかかわらず訪れる観光客は少なく、ゆったりと見て回ることができました。

園内に入ると、ドイツ風の建物に囲まれた広場に出ます。建物には土産物店、ドイツ料理のレストラン、ソーセージなどを売る屋台、ソーセージ工房などが入居しています。
 写真では分からないですが、高台から、遠くに麓の町並みを見下ろすことができ、天気が良ければ絶景となることでしょう。
レストランでいただく1500円のランチプレートは評判通りのおいしさでした!ソーセージが気に入ったのでお土産にも買って帰ります。
 本当は当園オリジナルの地ビールも飲みたいところですが、車で来ているのでこちらもお土産としておきます。
ラベンダーとバラ園。ラベンダーは開花時期を過ぎ緑一色。バラ園はこの奥にありますが、手入れがされておらず雑草だらけ。ブルーベリー園も雑草が高く生い茂り、入園料1200円を取る割にはかなり残念な状態です。
園内の一角にある牧場には山羊と鴨が同居してまったりと過ごしています。柵の外にも放され、動物と直接触れ合うこともできます。
柵の中には他に牛や馬も放牧されています。

8月23日

 先月も書いた朝顔,カボチャ,メロンの第3報です。
 前回から4週間。朝顔は植木鉢が小さかったせいか?成長スピードが遅く、去年のような窓いっぱいに葉が生い茂るといった状態には至っていません。グリーンカーテン効果がほとんどないまま猛暑の日々を迎え、夏後半で涼しくなっても窓の向こうがよく見渡せる寂しさ。
 自宅の別の場所で地植えになっている朝顔の成長力のすさまじさと比べると、どうしても比較してしまう、少し残念な状況です。
 隣のカボチャもちょっとずつは伸びて、2本がネットにかかり、うち1本が窓辺にようやく達しました。黄色い花を窓から見ることができます。残りの1本も間もなくネットにかかります。

 一方のメロンですが、少し成長するのを見届けてから大型のプランターに移し替えました。
 真夏を迎え、余りの猛暑に上へと伸びるのが一時止まりましたが、その頃からひげを出し始め、暑さの中でも生きている証を見せていました。ここ1週間で涼しくなると再び上への成長が始まったようで、背丈も大きくなり葉の数も増えています。カボチャプランターの横に持っていって、その後の成長を見届けたいと思います。

 植木鉢の根元にはいつしか、どこからともなく小さな昆虫達がやってくるようになりました。団子虫やカタツムリも住み着き、小さな世界を作っています。根元を観察するのも一興です。


8月16日

 真夏を迎えた庭の草木。
 花の数は梅雨時よりは少なくなりましたが、暑さにも負けず咲き誇っています。

 今回ご紹介する3点は、
・直径1cm未満の小さな
・赤紫色の花を
・たくさん付ける
 という点で共通していますが、似て非なるとはこのことかというほどの別の種類です。 

 柳花笠(ヤナギハナガサ)といいます。茎が背高く伸び、3本に分岐して赤紫色の花をたくさん付けるのが特徴です。南アメリカ原産といわれていますが、雑草として国内にも広まり自宅の庭にもアルストロメリア(6/7の回で紹介)と一緒に自生し、梅雨時から長く花を咲かせています。

 小葉ランタナです。柳花笠より花びらは丸いですが、これもまた小さな花をたくさん付けて固まっています。
 鉢植えで育てていたのがいつしか一大群落となり玄関前を埋め尽くす勢いになっています。写真の赤紫色の他、別の株で白い花を付ける種類もあります。
 自宅には黄色やオレンジの花を付ける大葉のランタナ(七変化)もありますが、この時期、花は終わって黒い実を落としています。

 もう1つはこちらの花。サクラソウを小さくしたような、花弁5つ、ハート形の花びら、そして松葉のような細い葉が特徴です。
 ネットの花検索を複数使って調べてみたのですが、写真に行き当たりません。花の時期だからどこにかあるだろうと花屋やホームセンターなども回って見るも見かけず。一体これは何の種類..。継続調査中につき追って報告します。


8月9日

 この夏、自宅の庭には何匹かの雨蛙が駐在しています。
 家の近くが水田地帯ということもあって、蛙が庭に出入りすることは以前からよくありましたが、
 今年はなぜか数匹が自宅敷地内に居着いて、草花や植木鉢の陰でのんびり過ごしています。
 真夏は植物に1日1回水やりをするのですが、そのたびごとに草木の陰から飛び出し、ぴょんぴょんと跳ねています。が、人を恐れるわけでもなく、枝の上とかに止まっては愛嬌を振りまいています。

 続けて観察していると、同じ種類なのに個体によって大きく色の差があることに気が付きました。
 下の3枚の写真は、本日夕方にそれぞれ別の個体を撮影したものです。

 一番上は、よく見かける黄緑色の個体。
 真ん中は青緑色で、まだら模様が浮かび上がっています。
 下は褐色まだら入り。写真映りでは少し緑が入っているように見えますが、僕の目には褐色に見えました。
 ネットで調べると、雨蛙は周囲の環境に合わせて皮膚の色を変化させるという記述があり、同じ個体が黄緑になったり褐色になったりする、らしいです。
 まだ実験していませんが、自宅の雨蛙も、例えば黄緑色の個体を無彩色の場所に持ってきたら、無彩色へと変化していくのでしょうか。少し興味あります。

 考えてみれば、今年は庭先でミサイルの襲撃に遭う回数が少なくなったように思います。
 もしかすると常駐している蛙さん達が、庭のミサイルを一生懸命食べてくれているからかもしれません。
 これからは蛙さんたちのことを守護神と呼び、大切にしていきたいと思います。


8月2日

 最近興味を持っているのが「クラフトビール」です。
 きっかけはこの5月にサントリーが始めた「クラフトセレクト(期間限定サイト)」シリーズ。
 第1弾のペールエール,ブラウンエールに続き、7月にはスペシャルビターとメルツェンが発売されました。
 旨み,香り,苦み,ボディ(味の濃さ、味わい深さ..か)がそれぞれ5段階で図式化されているので比較しやすく、僕のようなクラフトビール入門者にとって大変取っつきやすいです。
 発売された4種類はそれぞれに個性があり、従来のビールにない楽しみ方を提供してくれています。

 ビールで思い出深いのが、10数年前、社会人になってから高校時代の仲間と山登りに行った帰り。山梨県は塩山の温泉施設に入り、地ビールで乾杯したのですが、これがむちゃくちゃなまでに濃い味で、ビールってこんなにうまいのかと感動した覚えがあります。2杯目の大手メーカーのビールがやたらと薄く感じました。
 その地ビールがどこのメーカーの何という商品名だったか、今となっては分かりませんが、その幻影を追って、いくつものクラフトビールに挑戦しています。

 先日、有楽町にある大手メーカー系ビアホールに友人と入りました。ここでは通常製品のビールとプレミアム仕様、クラフトビールの3種飲み比べセット税抜850円というメニューがあります。実際に体験してみると、普通のとプレミアムとでは確かに味の感触が違います。それぞれ単体で飲んでいたのでは気付かない微妙な差ではありますが..。そしてもう1つのクラフトビールは、バナナのような甘い香りがしました!ドイツではこの種類のビールが一つの定番となっているそうです。
 先に述べたサントリー以外の大手メーカーでも特定スーパーやコンビニ限定商品でクラフトビールが発売され、裾野が広がってきているように感じます。この夏、新たな味の探検に出かけます。

 ..とここまで書きつつ、この夏もっと感動した飲み物が意外に身近なところにあることに気付かされました。それは、

 「炎天下で飲む、伊藤園のお〜いお茶」

 別に伊藤園にこだわっているわけではありません。またサントリーの烏龍茶辺りでも同じ感動に浸れると思いますが、日本茶よりも麦茶を思わせるような、良く焙煎された香り高さとからっとしたのど越し。
 これこそ10数年前の地ビールのうまさが降臨してきた瞬間でした。

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