メゾン 道の果て

12月31日

 今年も大晦日。いつものように、1年を振り返ります。
 いろいろありましたが、やはり最大の出来事は

・義母の死去(3月)

 に尽きると思います。1月の時点ではもうしばらくはがんばれそうに見えましたが、そこから亡くなるまでの時間があまりにも短く、心の準備ができていなかったのが正直なところです。家族を1人失い、3人で分担していた家事を夫婦2人でこなさなくてはならなくなったり、時間でも支出でも少々負担になっています。
 他にも同じ3月の末日には会社の元同僚が癌で、つい先日も大学時代の後輩が事故で亡くなっています。心を分かち合った良き仲間が他界していくのを知るにつれ、寂しい思いがこみ上げます。

 その他としては、

・プラレール購入(1月)
・グリーンカーテン(7月〜)
・大学合唱団の創部60周年記念式典(11月)
・実家の母が入院(9〜11月)

 プラレールは子供が2歳の誕生日を迎えるのを機に始めました。最初は小さいエンドレス1本だった線路もレールを買い足し、大小2周のエンドレスの組み合わせに拡大。さらに姉夫婦が調子に乗ってフリーマーケットで坂レールや橋脚などを買い込んだ結果、立体交差が出現するまでに成長しています。アドバンス専用の独立エンドレスも作ってアドバンス車輌を走らせられるようにしました。この年末には金色のスペーシアが期間限定品で発売されたのでこれも買い足し、プラレール車輌は4編成、うち3本までがスペーシアの色違い、という体制になりました。しかし今度は水色の編成が故障し修理に出ているので稼働は3編成となっていますが。
 グリーンカーテンはカボチャとメロンに挑戦しましたが、反省点は多く、来年は4月には種まきしておこうと思います。朝顔は11月になっても青々と成長し続けましたが、枯れるのを待たずに処分してしまいました。グリーンカーテン以外でも、庭の植物を何回かに分けて紹介しています。
 今年は遠出する機会が少なく、近場でも5月の行田訪問、8月の赤城クローネンベルクくらいでした。その赤城クローネンベルク土産で買った特製地ビールがうまかった!!!特に黒は「むちゃくちゃなほどに濃厚」に加え、良い意味での「こげ臭さ」が加わり、久しぶりに理想のビールに出会った感があります。今年は大手メーカーのクラフトビールも多数飲み比べてきましたが、赤城の地ビールにはかなわなかったと思います。宿泊を伴う外出は10月の労働組合研修合宿のみ。そしてこれが唯一、関東地方を飛び出した例となりました。
 自転車はメーターの電池交換でリセットしたので名目992km、累計で9,730kmの計算。年間1,300kmとペースが少し落ちましたが、通算10,000km達成は目前です。


12月27日

 写真中央に映っている建物は、ホテルオークラ本館だった建物です。
 8月末の閉館からもう4ヶ月近くとなります。内装が取り外された後、10月頃から足場が組まれ建物全体が板で覆われました。一部で解体作業が始まっているようです。
 手前にある壁は国立印刷局解体現場のものです。建物が6棟(?)もあり、これらを全て解体するのに結構な時間がかかっています。7月から半年かけ、地上部分の取り壊しがようやく終わりに近づきました。ただ地下構築物もあるようで、工事用トラック出入り口からはクレーンやショベルカーが低い位置で作業しているのが垣間見えます。完全撤去までにはもうしばらくかかりそうです。

 ホテルオークラの向こう側に顔を出す高い建物は、六本木一丁目駅脇に建つ新しいオフィスビルで、地上40階、来年5月に完工予定です。その隣には27階建てのレジデンス棟も建設され、東京都心部で職住一体のライフスタイルを選べます。といっても我々庶民には縁が遠そうですが。

 近くにはアメリカ大使館がありますが、その隣でも再開発が進められ38階建て高層ビルの建設が予定されています。現在は基礎と地下部分の工事が中心で、地上部分にはまだ何もありません。
 以前、「キリン一番絞りガーデン」として仮営業していた虎ノ門パストラル跡地は、残っていた基礎部分の解体が今年夏頃に始まり、年明けから高層建物の建設が開始されます。その隣には小学校跡地が、建物だけ撤去された状態で放置されていますが、こちらにも来年秋から開発が計画されています。

 こうして見ると、虎ノ門、神谷町、溜池近辺は高層ビル計画が実に目白押しの状況にあります。
 5年後、東京オリンピックが開催される頃の街の姿を想像しつつも、過去の姿を記憶にとどめておくことの大切さを感じます。


12月23日

 先日、何気なく地元の駅構内にあるコンビニに入ったときのこと。
 一角に机が置かれ、紙箱が多数積まれていました。
 何かと思ってよく見ると、鉄道模型ではありませんか!

 販売されていた商品は、東武3000系4両セット,3050系2両セット(ともに新旧色あり)です。
 価格はそれぞれ5,900円と3,000円(税込)。
 Nゲージ大手のトミーテックによる製造で、特徴ある台車や床下機器まで細かく作り込まれており、思わず手にとって眺めてしまいます。
  商品内容紹介→東武商事ホームページ

 東武3000系といえば、昭和末期に野田線の主力形式だった系列です。小さい頃、大宮公園駅近くの施設に親と通っていた時期があり、よくこの車輌にも世話になっていました。性能面では旧形車でしたが、7800系をはじめとする雑多な車輌が行き交う本線に比べると、昭和40年代以降の近代的な車体で統一された野田線は美しさを感じさせました。
 しかし非冷房車で、冷房改造に向かない構造が災いしてか、平成になって本線からの冷房付き8000系,5000系転入により急速に廃車され、姿を消してしまいました。戦前製の台車特有のすさまじい振動も、今となっては20年昔の思い出です。今回のNゲージ製品化は、そんな懐かしい時代を思い出してくれるのに十分です。

 それにしてもコンビニに鉄道模型という高価な商品を置いて、一般人受けするのだろうか、と気になったり。
 2両セットで3000円、の時点で、コンビニの通常客単価を大きく超えてしまいますから。
 衝動買いする人達を狙っているのでしょうか。売れ行きを観察してみたいと思います。


12月15日

 この週末、大学時代の合唱団の後輩が、釣りに出かけた先の事故で亡くなったとの報を受けました。

 あまりに突然の知らせに、言葉もありませんでした。
 ついこの間、SNSで子供さんの活躍(新聞の地方面にも載った)を紹介して我々を驚かせていたばかりだったのに..。

 僕が3年生のときの1年生でした。当時、この代で20人の1年生が入ってきましたが、個性豊かな1年生達の中でもひときわ個性が強く、時にジャズピアノを演奏するなど、音楽に対する情熱が人一倍強く感じられました。
僕が卒業した翌年に合唱団の学生指揮者となりました。OBとなって最初に見た、West Side Storyの振り付けまでついた楽しいステージは今でも忘れられません。

 同じ合唱団の女性と結婚して、3人の子供さんにも恵まれました。長崎県の島を終の棲家とし、社会人として、父親として、また本人の趣味だった釣りを通して、ますます活躍されるであろうと思っていた矢先の出来事でした。

 葬儀会場が遠方となるのでお伺いすることはかないませんでしたが、合唱仲間を通して、思いを伝えてきました。

 信頼する父親を突然失い、遺されたご家族の悲しみは想像以上のものと察します。
 心よりご冥福をお祈りするとともに、合唱団時代の仲間みんなで力を合わせ、絆を深めてご家族を支えていこうと思います。


12月8日

 近所の敷地の一角で急成長する謎の?植物があって、以前から気になっていました。
 最初は小さかったのがいつしかぐんぐんと上に向かって伸び、気が付けば人の背丈をはるかにしのぐ、立派な大木となっていました。
 その成長力たるや、まるで竹のよう。枝振りも、太い茎に節々が入るのも、竹に似ています。
 しかし、葉の付き方は明らかに竹とは違います。
 一体どんな植物で、そしてどこまで成長するのだろう。

 そして11月も中旬を迎えた頃、てっぺんにつぼみを付け、やがてピンク色の大きな花をたくさん咲かせました。
 高さ4m近く、建物2階相当の位置に付けた花は、実に威風堂々として我々を見下ろします。
 冬間近になってから開花するのも珍しく、ますます興味を引きました。

 調べたところ、「木立ダリア」という種類だそうです。
 普通のダリアは高さ数10cmくらいまでしか伸びませんが、この種類は木のように高く大きく成長して花をつけることから、皇帝ダリアという別名もあるとか。
 12月の凍える朝を迎えても、天空に咲き誇れる花々。初冬のちょっとした楽しみになりました。

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