メゾン 道の果て

1月30日

 朝、いつも通勤で使っている電車から外を眺めると、遠くに送電線が並んでいるのが見えます。
 高架線から見下ろす町の外れに変電所があり、各方面に送られる電線の鉄塔が林立しています。
 これらの電気がどこから来て、どこにどのようにして送られるのか。気になっていました。

 その変電所は川口市域、自宅から自転車で行ける範囲にあります。27万Vの特高電圧で送られてきた電気を、電圧を下げて周辺地域に分配する役割を担っています。設備の物々しさもさることながら、林立する鉄塔には壮観さを感じます。

 変電所に電気を送り込む系統の鉄塔です。「春日部線」とあり、春日部方面の親変電所から送り込まれているようです。碍子の段数が20段もあり、周辺の他の鉄塔と比べても段数が多く威圧感があります。
 奥の紅白鉄塔は地域幹線の系統で、15万Vに圧力を下げて送電しているそうです。

 変電所で降圧された電気は66000Vや22000Vの系統としても鉄塔で地域に分配されるのですが、その終点はどうなっているのか。たまたま高架線から見える系統の1つで終点があったので、ここにも行ってみました。

 終点には変電所も何もなく、そのまま地中に引き込まれています。あっけない終わり方です。
 この先は地下の共同溝を通り、6600Vに下げられてから地上の電柱に再び上って各家庭に送電されます。
 終点に限らず系統の途中で分岐して地下に引き込まれたりもします。引き込んだ場所には地域の子変電所が建っていたりする例もあります。また鉄道変電所にも同じように分岐で送られています。

 鉄塔にはそれぞれ「◎◎線」という名前と通し番号が振られていて、自転車で番号をたどっていくとどこへ連れて行かれるのか。想像できない発見と面白さがあります。大人になっても子供のような冒険心が芽生えてきます。


1月23日

 子供が3歳になりました。
 この1年でも着実に成長しています。抱っこしても以前よりますます重く感じるようになりました。
 姿形も一層女の子らしくなってきました。
 去年の8月頃から自然と言葉を覚え始めました。
 散歩しているときには指を差して「これは?」としつこくたずねたり、お店の名前を叫んだり、
 家の中では言葉にならないしゃべりを起きている間ずっと続けていたり、
 何を歌っているのか理解できない歌を歌ったり。成長途上の段階です。

 誕生日には会社をいつもより少し早く退社して、プレゼントを買って帰りました。
 「シルバニアファミリー」という、うさぎ達のドールハウスです。
 初心者向けに「はじめてのシルバニアファミリー」というセットが手頃な価格で売られていたので、これを選びました。2階建ての小屋が1軒の中に、女の子うさぎ1体と家具が一通りついた基本セットです。
 期待通り、早速飛びついてくれました。おままごとにぴったり。
 シルバニアファミリーはオプションが豊富で拡張性が高いので、いずれは仲間をふやしてにぎやかになっていくんだろうなあ、と、子供の成長とともに楽しみをとっておきます。


1月16日

 暖冬といわれるこの冬ですが、今週に入ってから霜が降りるほどに朝の寒さが厳しくなり、12月に紹介した木立ダリアの大木も寿命となりました。
 しかしこんな厳しい寒さの中でも、自宅の庭にはたくましく咲いている花があります。

 左はアブチロン。チロリアンランプと呼ばれる品種で、釣り鐘形の特徴ある赤い花を付けます。夏から秋にかけて開花しますが、1月になってもまだ咲いています。
 右の黄色い花はユリオプスデージー。葉の形や色に特徴があります。開花時期は秋から冬を通して翌年春までで、今が旬です。

 蛇の目エリカといいます。直径3mm程度の小さな丸い花をおびただしく付けるのが特徴です。こちらも冬を通して開花します。
 左手前には11月に紹介したオキザリス(紫カタバミ)の株が見えますが、花の時期は終わっています。
 右上には同じく5月に登場したミモザアカシアの枝が見えます。年の瀬になってつぼみを付け始めました。

 ゼラニウム。夏でも冬でも1年中花を付けています。
 この株も地植えにしているせいか、自宅が建ってからの6年余りで結構な大きさにまで成長しました。


1月7日

◎年末は喪中だったこともあり年賀状書きに追われなかったので例年より気楽に過ごせましたが、その時間を大掃除に費やすことになりました。特に亡き義母の部屋のウッドデッキが難儀しました。しばらく放置されている間に土の汚れが相当こびりつき、カタツムリの這った跡がびっしり。一部の面には苔まで生えていました。デッキブラシを持ち込みこすって格闘すること1日3時間×3日。ようやく白木のような本来の美しさを取り戻しました。

◎年の瀬を迎える前、インターネット回線をまたもや切り替えました。現行のSo-netに切り替えてから1年8ヶ月。2年半縛りの契約が満了となる前にまたもや別の業者の熱心な勧誘で、回線部分を元のauひかりに戻すことになってしまいました。プロバイダーは引き続きSo-netです。
 工事を先月18日に行ないましたが、電話の切り替えは年末年始を挟んだせいか2週間以上かかりようやく今月5日に開通しました。この後もSo-net NURO回線の解約や機器の返却、違約金相当額の補填申請などいろいろと面倒な手続きが多いです。その割にネット代が大して安くなる訳でもないし。工事業者の手を煩わせてまで競争させて、一体誰が得をしているのだろう。そんな気持ちにもなります。

◎自宅近所の新築住宅、順次建設中。
 昨年10月の回で、田んぼを埋め立てて家を8軒建てているとお伝えしましたが、その後の調べで実際に建ったのは13軒でした。それだけにとどまらず隣の農地も埋め立てられ、別の不動産業者が10軒も住宅を建てています。合わせて23軒。埋め立てられた敷地はそんなに広くないと思ったのですが、結構な数の戸建て住宅が建てられるものですね!
 振り返れば、僕が現住所に住むようになってからのここ5年間でたくさんの住宅が建っています。自宅への通り道の畑に5軒、その近くの駐車場をつぶして10軒余り、別の場所でも7軒、今回の田んぼの隣でも過去に10軒ほど、自宅裏には18世帯分のワンルーム1棟。住居の都心回帰が進む現在においても開発が盛んです。まだ畑や田んぼは残っていますが、確実に宅地に浸食されつつあります。

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