メゾン 道の果て

5月29日

 携帯通信業界で話題の「0円SIMカード」を導入してみました。

 一昨年10月に低速通信限定で月額480円(税込)のMVNO業者と契約し、IP電話との組み合わせでスマートフォンを利用してきましたが、最近になって通信速度のあまりの遅さにいらつくことが多くなりました。特に画像データを表示させるのに時間がかかること。たかだか250KB程度の画像を表示させるのに2分も待たされたり、テキスト文書だけであっても待たされたり。他社の高速通信が競争で安くなってきたので乗り換えようと思っていた矢先、
 大手プロバイダーのSo-netが、「月500MBまで0円」という衝撃的なプランを発表してくれました。もちろん高速通信で。
 500MBまで無料にして採算とれるんかいな、という心配の声が各方面から上がっているようですが、僕にとっては低速限定プランでのスピードの縛りから解放されるだけでなく、今までの使用実績から見て通信料を毎月499MB以下に抑えられる自信があったこと(外出先で見るページは毎日ほぼ決まっているので)。500MBを超えて有料となることがあっても899MBまでであれば現行MVNO業者より安く上げられることなど、料金面でもさらに安く上げられると判断し、先週のうちに業者を切り替えました。

 まずはSo-net 0SIM(ゼロシム)のページに入り、申し込みの手続きをします。申し込みはネット限定で、リアル店舗では行なっていません。
 申し込みから2日後に、早速SIMカードが送られてきました。スマートフォンで旧業者の解約手続きを済ませてから電源を切り、SIMカードを「0SIM」用のと交換します。添付のマニュアル通りに設定を進めれば、0円SIMカードでの通信が始まります。
 電池持ちの都合から今回もSMS付きとしているので、SMS用電話番号は変わり使用料も月162円(税込)発生しますが、通話に使っているIP電話の番号は変えることなくそのまま利用できます。

 まだ使い始めてから何日も経っていないので感想を述べるのにはまだ早いですが、切り替えてからは画像の表示が非常に速く快適になりました。データ通信量実績もほぼ今まで通り。また電池持ちの面でも、従来では会社にいるときは電波が弱いせいか消耗が少し早かったですが、切り替え後はかなり改善されているようです。IP電話が聞こえづらいといった障害もなくなったようです。
 後は通信量を毎日管理し、月500MB未満に抑えれば従来より毎月470円の節約。2年前のガラケー時代には2,570円+通話料だったのがわずか162円+IP電話通話料まで下がります。初期費用(契約事務手数料)3,240円も7ヶ月で回収できる計算。この算段がうまくいくかどうか、日々の管理能力が試されます。


5月22日

 昨年5月10日の回で、虎ノ門にあった国立印刷局解体開始のことを書きましたが、
 あれから1年。どのように変わったのでしょうか。 

 上写真は昨年5月とほぼ同じ位置で撮影した現況です。
 解体対象の建物は姿を消し、今まで隠れていた隣のビルが表に現れました。
 しかし基礎の撤去はまだ終わっていません。土砂や廃材を積んだダンプカーは頻繁に出入りしています。
 3月頃から大型クレーン車が何台か導入され、基礎の撤去と並行して新建物の基礎杭工事が始められました。防音壁の一部が透明になって、外からも工事の進捗状況が確認できるようになりました。
 写真左手後方では新しい高層ビルの建設が本格化し、わずか3ヶ月の間に10数階の高さまでに到達しました。建物本体の建設が始まると進捗は早いようです。
 官庁街のすぐ近くという土地柄か、伊勢志摩サミット開催を控えて警備が強化されています。検問所が設けられてたくさんの警察官が配備され、少し物々しい雰囲気です。

 写真左隣にあたる位置にホテルオークラ本館がありましたが、こちらも半年かけて建物がほぼ姿を消しました。
 近隣の虎ノ門パストラル跡地の基礎撤去も進捗しています。丘の上にあった基礎は丘ごと撤去され、平地と化していました。お隣の神社の丘も撤去され、桜の木も切られてしまいました。
 これから半年後、そして1年後。工事はどのような展開を見せるのでしょうか。継続して観察してゆきます。


5月15日

 3週連続で園芸ネタにて失礼を。
 今年も、野菜の苗作りに挑戦しています。
 今年はカボチャ,メロン,オクラ,フルーツトマトの4品目で揃えてみました。
 カボチャとメロンは昨年の(失敗の)経験から、昨年より種まきを早くしてみました。4月中旬にまいたカボチャは1〜2週間かかって8粒中6粒が発芽しました。発芽からの成長は早く、本葉の3枚目までが出てきた5株を、この週末までに屋外に出し、プランターに植え替えました。メロンは5月1日に種をまいてわずか5日で8粒すべてが発芽しましたが、それから10日経ってようやく本葉の1枚目が顔を見せたという状況です。いずれも果実より夏の日除け、グリーンカーテンとしての役割を担ってもらおうとしているので、西側にプランター置き場を確保しています。
 オクラは実家から種をもらってきました。メロンとほぼ同じタイミングで種をまき、4日〜1週間でこちらも8粒すべて発芽しましたが、双葉のままなかなか大きくなりません。発芽の遅いグループは種の殻をかぶったままひょろっと立っています。
 下写真、左からカボチャ,オクラ,メロン(2株)です。写真の4株では発芽時期はほぼ一緒ですが、カボチャの成長の早さが実感できます。双葉状態のオクラやメロンは鳥の食害を警戒し室内窓際で育てています。

 一方、フルーツトマトは妻の姉夫婦が苗を2株、バケツ形のプランター2基を持ち込んできたので、これを育てることになりました。苗の背丈は20cm程度。プランターを園芸用の土で埋めて苗を植え替えました。フルーツトマトの面倒は妻が見ることにしていますが、他の作物同様、成長が楽しみです。


5月8日

 今年も大型連休中は特に遠出する訳でもなく、このうち1日を日帰りで浅草まで往復してきた位で、それ以外はほぼ自宅とその周辺で過ごしていました。
 まとまった休みが取れたので、今まで週末程度の短い休みではなかなかできなかったことを片付けます。
 その1つが、庭の植物に「名札」を付けること。
 先週も書いたように、庭には一個人で管理しきれないほど多様な植物があり、これらが春になると一斉に花を咲かせるので、これは何の花だっけ?状態が毎年のように繰り返されてきました。今年はこの状態から脱却したい。去年6月に買って実はまだ使っていなかった中古ラベルプリンターを引っ張り出し、ようやく名札作りを始めました。

 名札作りといってもまずは花の名前を調べることから始めなければなりません。花の写真を撮り、ネットで調べて何という名前の植物グループかを調べます。名前が分かってもその下には品種による分類があり、これも説明できるようにしたい。ここではGoogleの写真検索や楽天などショッピングサイトでの検索を使いました。
 例えばラベンダーを例に取ると、ショッピングサイトの検索キーに「フレンチラベンダー 苗」と入力して実行すると、商品の写真がずらずらと出てきます。これらの写真と、自宅にある種類の写真とを照合して一致する品種名を書き出します。特徴が似ている類似品種から見極める能力が要求され、これが地道に時間がかかります。自宅のラベンダーは実は3種類もあってそれぞれで照合しなければならず、貴重な時間を結構費やしました。調査結果は、先週の写真で紹介したのが「アボンビュー」、そしてこの他にぎざぎざの葉を持つ「モネ」、明るい赤紫色の花を付ける「キューレッド」だそうです。同様にオキザリスは雑草カタバミを含めて8種類もありました。これらは機会を改めて紹介することにします。
 名札の書き方のルールも考え、名称グループ〜品種 の順に記載すること、および文字数・ポイント数の対応を決めました。ラベルプリンターの使い方もよく分からなかったので、PDF版取扱説明書をダウンロードして学習しました。
 かくして苦心はしましたが、後半6連休(平日1回休みを含む)で一気に名札作りを進め、鉢に差し木にくくりつけて、主だった多年草や低木は一通り名前を確認することができるようになりました。長年の懸案事項が1つ解決です。しかしこの時点で50本入りのネームプレートを1袋使い切ってしまいました。それだけ庭は植物だらけという証でもあります。


5月1日

 5月を迎え、今年も自宅庭は紹介しきれないほどたくさんの種類の花で埋め尽くされています。

 その中でも今回特に取り上げたいのが、苧環(おだまき)という花です。
 庭の複数の場所から芽を出して高さ50cmくらいにまで育ち、4月頃から花を咲かせます。
 花の色もとりどりで、自宅の庭だけでも4つの種類がありました。

青い花を付ける品種。蔓日々草の鉢植えから芽を出し、主役になりきっていました。
その隣では、青白ツートンの花を付ける品種が群落を作っています。
西側の木陰に隠れてひっそりと咲いている、紫色の品種です。
こちらは淡いピンク色の品種。裏庭の木の下でグループを成しています。

 一口に苧環といいますが、自宅にあるだけでも4品種。ネットで検索すると、他にも濃いピンク色や黄色などなど、実に多数の種類があるのですね。
3月に紹介した蔓日々草(白縁取り葉)のその後。今が花の見頃となっています。
こちらも昨年5月に紹介したフレンチラベンダー。一回り大きな群落に成長しました。
背後左に見えるミモザアカシアの木は今年も枝を切り落としてさっぱりした状態です。

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