メゾン 道の果て

7月31日

 自宅玄関にシンボルツリーとして植えた白樺の木。
 7年間で、立派なとはまだ言えませんが、それなりの大きさに成長しました。
 背丈は平屋の屋根の高さにまで達し、1回剪定しています。

 その白樺がこの週末、異常事態に見舞われました。
 生い茂っていた葉っぱの約半分が、1週間目を離しているすきに食い荒らされ葉脈状態にされていたのです。
 虫食いの正体は、カナブン。
 食い散らかされた葉をよく見ると、いるわいるわ、ざっと見20〜30匹は軽く見つけます。
 中には交尾しながら平然と葉を食ってる連中まで。
 袋を片手に、すぐに回収にかかります。袋の中はメタリックグリーンのカナブンですぐにいっぱいになってしまいました。
 その数36匹。さらに逃走した虫もいるので、40匹以上がこの白樺にたかっていたことになります。
 今までもカナブン食害に遭ったことはありましたが、それでも10匹くらいまでだったので、こんなにいるとは。
 自宅のプランターの土にも幼虫がそれなりにいましたが、それをはるかに上回る数なので、
 恐らく近所の畑やプランターから発生したのが匂いをかぎつけて集まったのでは。
 しかし自宅の敷地内には多種多様な植物や野菜の葉があるのに、それらには目もくれず、白樺の葉だけを狙って食べるのですから困ったものです。

 回収した36匹は自転車で2km以上離れた幹線道路沿いの緑地帯に、1匹ずつ放しました。
 ここまで離れれば飛んでくることはないだろう、と思っていたら、
 翌朝もう一度見ると、前日掃除した根元の石畳に黒い糞がたくさん散らばっていました。もしや。
 見上げると、また木の葉がカナブンだらけ。
 新たな連中が近所からやって来たのか、成虫になって地上に現れたのか。
 再び袋を片手に回収すると23匹も集まりました。この2日間で延べ59匹もいたということです。

 自宅のシンボルツリーである木が、今は相当寂しくなっている状態。
 これ以上被害が拡大しないように、しばらくは監視の毎日が続きそうです。


7月25日

 今更ですが、自宅のノートパソコンをWindows10にバージョンアップしました。
 1年前から無償アップグレードのお知らせは毎回起動するごとに届いていたのですが、動画編集ソフトなどで相性問題が発生する懸念があり、手元にある合唱団の過去定演ビデオの編集整備を旧バージョンで完了させてからアップグレードする計画でした。諸々の事情があり、この7月に入ってようやく編集作業が一段落しアップグレード作業に入ることができました。無償アップグレード期限まであと2週間というところでした。
 いつものようにWindows7を起動し、案内画面からWindows10アップグレードボタンをクリックすると、作業が始まります。所要時間約90分。途中で再起動を1回挟みますが、順調に作業は進みます。

 新バージョンは画面構成やデザインが大きく変わり早速戸惑います。まずブラウザーの名前が「Edge」になり、あらゆる文字がシンプルなデザインのアイコンに変わっています。今までのInternetExplorerに使い慣れてきた身にとっては、大変使いづらいです。閲覧履歴がどこにあったのか、一瞬探してしまいます。それから文字を拡大して読みたいときは。ページを印刷したいときは。Edgeにはこれらに対するメニューが見当たりません。ページを印刷する人のことを考えていないのですね。
 左下スタートメニューも、表示される順番が変わりました。今までの表示順のつもりでメニューをクリックすると、別のアプリを開きそうになります。
 その一方で、スタートメニューにはカレンダーや天気予報,おすすめゲームなどが表示されるようになりました。ゲームは個人的にしないので余分ですが、ブラウザーを立ち上げなくても情報が入ってきます。
 在来ソフトのWin10互換性,相性問題ですが、いつも使っていたソフトをみる限り大きな問題はなさそうでした。ただし、ウイルス対策ソフトはバージョンアップ直後一時トップから消滅し無効になっていました。数日経ってWindows10対応のバージョンが自動ダウンロードできるようになりましたが、それまではほぼ無防備な状態でネットに接続していました。
 ともあれ文句を云いながらも、新しいバージョンにも少しずつ慣れていっています。会社のシステムもWindows7を使っているので、始めての10に戸惑いつつも、1週間かけてある程度の操作はマスターできるようにしました。

 ネット環境は進化を続けています。この週末に「ポケモンGO」の国内での配信が始まり、道ですれ違う人々の多くがスマホ片手にキャラクター集めに奔走しています。その反面、今まで使い慣れてきたシステムだからこそ安心感を覚えるユーザーも多いです。多くの企業で今でも旧バージョンのWindowsが広く使われているのもその1つでしょう。
 旧バージョンのサポートに費用がかかるので新しいバージョンにできるだけ統合させたいというマイクロソフトの思いも理解できますが、新バージョンも旧バージョンと同じように戸惑わず操作できる、そんな安心感が欲しかったなあというのが率直な感想です。


7月17日

 今年1月、自宅近所の田んぼをつぶしてこれまでに23軒の新築住宅が建った話をしましたが、既に各戸とも完売し新しい住民が生活を始めています。
 それどころか開発はさらに推し進められ、3月にはその周りの田んぼにもブルドーザーが入って区画整理が始まりました。5月には建設工事が本格化し、6月には10軒の戸建て住宅が建ち並びました。現在は内装工事中で引き渡しはもう少し先ですが、4戸は売約済になっています。
 そのすぐ隣でも田んぼを埋め立て10戸分の土地と6軒の住宅が分譲されました。ここまで26軒分。昨年の23軒と合わせて、1年余りの間に49軒もの住宅が建ち並ぶことになります。狭いようで結構な広さの土地です。

 開発が進められると心配になってくるのが、この地域に昔からいた小動物達への影響です。
 昨年10月の回でも「ある意味奇跡的に残された空間」と書いた、自然豊かさ。
 今回の開発で近所から田んぼが完全に失われ、蛙さん達の鳴き声が聞こえなくなることを危惧していました。
 そんな中、6月になって、住宅を建設しているすぐ脇の土地に水が入れられました。
 わずかに残った水田を、くわい畑に転用したようです。
 おかげで蛙さん達も次の世代を育むことができるようになり、毎晩の大合唱も戻ってきました。
 新住民の子供達も、休日になると早速そのくわい畑に網を入れて、ザリガニ捕りを楽しんでいる姿を見かけます。
 以前書いたことの繰り返しになるようですが、田んぼを少しでも残しておくことで、環境保護,生物の多様性,子供への教育(理科,社会科)と、様々な面で効果が生まれます。わずかに残されたくわい畑が、今後決してなくなることのないように見守り続けたいです。


7月10日

 5月15日の回で野菜作りの話をしましたが、あれから2ヶ月でどのように成長したか、第2報をお伝えします。
 まずはオクラから。
 6月最初の週末、ある程度大きくなったところで植え替えしました。全8株を4株ずつに分けて2つの鉢に移したのですが、その際、一方の鉢では園芸用の土を使い、もう一方では6月7日の回で書いた発生土を利用し、それぞれ育ててみました。1ヶ月経過して、成長度合いに差が現れました。

 左が園芸土、右が発生土です。土の性質によってここまではっきりと差が出るとは思いませんでした。
 しかしどちらも7月に入って花を付け始めました。

 最初のカットでは花が映らなかったので、別の角度からとらえてみました。花は思っていたよりも小さいです。そして花は咲いてすぐに散ってしまい、そこから実が急成長します。右側の株に付いている実は1週間前に咲いていた花が結実したもので、5cmほどになりもう食べ頃です。早いです。

 細長いプランターが3つ見えます。向こう側2つにカボチャ、手前1つにメロンを植えています。
 早く種をまいたつもりのカボチャですが、成長スピードは相変わらず遅く、2ヶ月経過した7月になってもフェンスの半分にも達していません。その癖低い位置で花をたくさん付け始めています。
 メロンも同様で、上に向かっての成長がほとんどないまま、こちらも6月中旬から花盛りです。
 丸い鉢植えは義母の遺していったオキザリスの株で、春夏咲きや秋咲きのを2〜3種取り混ぜています。
 また昨年同様朝顔の鉢もあり、フェンス伝いに着実に伸びています。

 お隣の畑に見えるのは農家が育てている茄子の株です。各種肥料をふんだんに与えているせいか、自宅のカボチャよりも背が高いです。同じ畑にあるカボチャは緑のトンネルが出来上がり、実を付けているのが見えます。オクラも栽培されていて、小学生の背丈ぐらいまで大きくなっています。やはり金と手間をかけると、それだけの成長をするんですね。


7月3日

 あじさいシリーズ。勝手にまだ続けてみます。
 今回は自転車で周辺を走り回って見つけた、公園などにいる仲間達です。

 アメリカあじさいの一種、「アナベル」です。白く細かい花をたくさんつけます。園芸品種として最近人気が高いようです。
 こちらはピンク色の細かい花を付ける品種です。花の特徴から、アナベルの仲間である「ピンクアナベル」という種類かもしれません。
 越谷市内の公園にて。額あじさいで、飾り花がほんのり紅色に染まる品種を見つけました。その名の通り、「紅」という名前らしいです。
 花が内側に丸く収まって咲く「お多福」と呼ばれる品種です。

 この他にも個人宅の庭で、華やかな色を組み合わせた額あじさいを何種類か見かけています。新種をネット通販で入手したのでしょうか(写真は遠慮しています)。

 7月になると花期のピークが過ぎ、お見苦しくなっている姿も多くなってきました。前回(6/20の回)で川のほとりに咲いているあじさい並木は、花期が終わった花はあっさり切り落とされ、いつでも美しい姿でいられるよう手入れがされています。新種を植えてみたり、自治会が努力している姿が垣間見えます。

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