メゾン 道の果て

9月26日

 我が家のプランターの、今年も恐らく最終報です。
 カボチャやメロンはその後も成長することなく、9月に入って各株とも寿命を迎えてしまいました。大きく成長できなかったのは土壌環境が原因なのか?そのように考え、早くも来年に向けての土作りに着手しています。土に枯れ葉や刻んだ果物の皮などを少し加えてよくかき混ぜる。これを来年春まで毎週繰り返して、地力をつけようとする実験です。
 オクラは今も花や実を付けている株がありますが、こちらも9月になって3株の寿命が来ています。
 朝顔は9月に入って涼しくなってからの成長が著しいです。特にここ2週間の長雨続きで水分を吸収してか、蔓がどんどん伸び、背丈が3mを超え上への行き場を失って他の蔓に巻き付きすごい状態になっています。昨年も11月に撤去するまで普通に花が咲いていました。まあ、今更グリーンカーテンが完成してもなあ。
 来年はゴーヤでグリーンカーテン作りを検討しているところです。

 さて隣の畑も気になるので、少し触れてみます。
 写真は自宅2階から8月下旬に撮影したものです。
 左は手前から茄子、ピーマン&唐辛子?、オクラです。
 茄子は剪定が入った直後で枝だけ残された状態でしたが、その後1ヶ月でまた葉を茂らせ完全復活。さすがは農家の土と肥料の力です。
 オクラは最近になって全株撤去されました。寿命まではもう少しあったと思われますが。
 右の写真、大きな葉の作物は里芋です。葉の長さはゆうに1m以上もあり、見るたびに何か芸に使えないかとくだらない妄想をしています(笑)。
 その間に隠れる恰好でミョウガの畝もあります。今月末辺りから花が咲き始め収穫時期となります。
 少し先に離れて2列、未確認の作物が植わっています。何を育てているのでしょうか。
 隣の畑も頻繁に作物が入れ替わり、何が育つか観察していて楽しいです。時たま農薬散布の直撃をくらうことはありますが..。


9月19日

 会社の帰りがけ、たまに日比谷公園を歩いて通り抜けることがあります。
 先日通りかかったときは「オクトーバーフェスト」という、ドイツビールを集めたビアガーデンが開かれていました。本場ドイツの、多種多様なビールが楽しめるという、ビール好きにはこの上なく楽しいイベントですが、300ml入りでも1杯1,000円以上が普通で、2〜3杯飲んでつまみを頼んだだけであっという間に5,000円のレベル。我々庶民にとっては高額で、よだれが出そうになるのをこらえながら会場をスルーしていきます。

 そんなイベントでにぎわう公園の一角に、何やら多数の人がたむろしているのを見かけました。
 その数、ざっと200人くらい。
 オクトーバーフェストの喧噪には一切目もくれず、無言で、ただひたすらスマートフォンの画面を操作しています。
 夜を迎えた薄暗い公園で、この異様な集団は一体何者なのか。

 画面をそっとのぞいてみると、大方の予想通り、「ポケモンGO」 をプレイしていました。
 リリースから2ヶ月経って、一時期の過熱ぶりも収束したかと思いきや、まだ人気は根強いです。
 日比谷公園に無言の人々が多数集まっているのは、ここにレアなアイテムが出現するスポットがあるからのようです。
 家に引きこもっていた人々を外に連れ出したという「ポケモンGO」。一方で車や自転車を運転中の操作や、駅構内では線路への転落など事故の可能性が指摘され、アイテムの出現ポイントも整理されたのか、結局のところは大きな公園のような安全が確保された場所に落ち着いたようです。確かにここなら衝突を気にすることなくプレイに熱中できますね。
 2ヶ月の間に社会現象になり、各方面の意見を聞きながら改良した結果、ゲーム自体が安全な方向に進化したといえますが、それにしても公園に、今まで見たことのない新種の集団。非ゲーマーにとっては軽い恐怖感を感じます。


9月14日

 東急2代目5000系の6扉車(サハ5400-6,5500-6,5800-6形)です。
 年々混雑が激化している東急田園都市線で、平成17年から導入されてきました。
 当初は10両編成の5,8号車の位置に連結されていましたが、ピーク時間帯の乗り降りをさらに円滑にする必要に迫られて4号車の位置にも連結することになり、10両編成中4,5,8号車の3両が椅子なし6扉という、JRでも見られなかった通勤対策強化編成となって現れました。最終的に平成22年までに15編成分にあたる45両が新製され、ラッシュの定時運転に大きく貢献してきました。

 しかし、これが一転して早々に引退の危機に。
 東急では平成32年までに東横線,大井町線,田園都市線の全駅にプラットフォームドアを設置することを決め、田園都市線ではこれに合わせて扉の数を4扉に統一することにしました。6扉車は、同じ両数の4扉車を代替新製して置き換え平成29年度までに廃車にするとの発表です。
 既に新型4扉車への取り替えは始まっており、4,5,8号車が6扉車に代わって真新しい4扉車が挿入されている編成もよく見かけるようになりました。
 最後の6扉車が生まれてからわずか6年余り。以前書いた山手線のサハE230-500と全く同じ運命をたどることになってしまいました。
 大金かけて6扉車を導入して混雑緩和が達成されたと思ったら、今度は安全対策でまた4扉に戻してと。混雑時間帯の列車遅延がまた広がりそうに思えます。そうでなくても、扉数に関係なく使用できる昇降式プラットフォーム柵の導入がなぜできなかったのかとも考えます。せっかく導入した6扉車を、最短わずか6年余りで廃車にするとは、本当にもったいないです。
 同じ東急の池上,多摩川線では経年50年以上となった初代7000系が今なお現役で走っています。田園都市線でも40歳を迎える8500系が第一線で活躍しています。一方で比較的新しい9000系や1000系では20年前後で廃車が出たり。車輌によってご長寿と薄命の差が非常に大きいです。
 とにかく2代目5000系の6扉車に乗れるのは今のうちです。見かけたらチェックしましょう。


9月7日

 昨年に続き、今年も8月末に1週間の夏休みをいただきました。
 そして今年も平日1日を、ドライブに使いました。
 今回の目的地は、大洗・那珂湊方面。自宅から高速で2時間ほどの手頃な距離と、しばらく海を見ていなかったのと、海辺で海鮮料理が食べたかったのと、子供に海の生き物を見せたかったのと、いろいろ理由を付けて繰り出しました。

 常磐道を北へ走らせます。新型車タントには初めての高速道路となりますが、3人乗りで時速100km程度ならば普通車と遜色ない走りを見せます。
 水戸大洗で高速を降り、まず大洗駅に向かいます。これから立ち寄る大洗水族館には、現地で購入するよりも前売券発売所で買う方が10%安くなるので、その1つである大洗駅売店で購入します。
 お昼ちょうど頃に大洗水族館に到着しました。入場口を通るとまずイワシの大群がいる半円柱形の水槽に圧倒されます。八景島の水中トンネルのような世界とはまた違って、イワシがぐるぐるひたすら回遊している展示はユーモラスでもあり、そして癒されます。このまま何十分でも見ていられそうな。

 順路をたどる先にいくつもの水槽があり、少し大きな魚が口をあんぐり開けて暇そうにしています。
 スロープを下ると大水槽が現れ、見上げた位置にこれまたたくさんのイワシが群れを成しています。そしてその手前を泳ぐ大きな魚達。四角い形のエイも悠然と泳いでいます。実に幻想的な光景。

 さらに進むと暗い部屋となり、ここでは深海生物が暮らしています。クラゲも何種類か展示され、危ういほどの妖艶さを醸しています。

 エスカレーターを上がると、先ほどの大水槽を別の角度から眺められます。そして鮫やマンボウのいる水槽が種類ごとにいくつかあり、大きさに圧倒されます。
 外に出て、太平洋に面したペンギン池では、お食事タイムで集まったペンギン達の泳ぎを楽しみました。

 13:30を回りおなかもすいてきたので一旦退場し、那珂湊の市場に行くことにします。出口で手の甲にスタンプを押します。これはブラックライトで光るインクになっていて、再入場のとき係員にライトを当ててもらって証明となります。
 市場までは橋を渡り車で5分。歩いても10分で行ける距離です。具が大きいと名物になっている回転寿司店で昼食とします。平日でお昼どきを外せば、並ぶことなくすぐ入れます。
 噂通り、チェーン店の回転寿司より具が1回り大きいです。鮪が新鮮でうまい。これで1皿120円は食べに来た甲斐があります。蛸も分厚くかみごたえがあり、満足度が高いです。
 市場の店ものぞいてみます。ホッケ2枚1,000円。サンマの開き5枚で500円。妻が衝動買いする安さです。

 再び水族館に戻ります。15:00過ぎから鮫やマンボウの各水槽で餌やりタイムが始まり、いくつかハシゴします。
 16:00から始まるイルカ・アシカショーに合わせて「オーシャンシアター」に行くと、既に満員に近い大入り具合。
 にぎやかな音楽とともにショーが始まりました。ど派手な水しぶきを上げるイルカの大ジャンプ。よく訓練されたアシカの芸。技術面では素晴らしく、見てほれぼれします。(これに比べて調教スタッフによる寸劇が子供だましで見ていられませんでしたが..)

 場内は他にもたくさんの水槽があり、小動物や小さな魚や水生生物に至るまで幅広い種類が展示されています。このページではとても伝えきれないほどの魅力です。
 個人的には川魚達の展示が最も興味を引いたかな。いつも見慣れた里山の水辺が再現されていて、これに安心感を覚えました。

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