メゾン 道の果て

1月31日

 世の中では、50歳を迎える前後になって、全く新しいことに挑戦しようという人が少なくないようです。
 以前の映画で、49歳で大企業の役員を辞して電車の運転士に転身した人の物語があったり。
 自分の身の回りでも、40代後半で会社を辞めて新しい人生を歩みだした人、趣味や特技の世界で国内有数クラスの実力を持った人を何人か見てきました。
 そういう人達を、ある種の憧れを持って見てきた僕でしたが、自身も40代後半になって、まだ世の中の多くの人がしたことのない挑戦をしてみたいと思うようになりました。 

 少し具体的に言うと、3Dプリンターを使ったものづくり。
 つい最近まで、立体物がプリンターで自動的に生成出力されることなど、まるでドラえもんの4次元ポケットの中身のような夢と魔法の世界でしたが、ここ数年間で3Dプリンターの技術が公開され我々庶民の手が届くレベルにまで身近になってきました。プリンター本体も10万円以下で購入できる機種が増えているようですし、3Dプリンティング業者も幅をきかせつつあります。

 この挑戦に必要となるのが、3D−CADソフトです。要するに、立体物を造形する設計ソフトなのですが、これも今やフリーソフトとしてネット上で無償配布され、志さえあれば誰でも気楽に触れることができます。
 また、作業のガイダンスとして3D−CADソフトを使った模型作りの入門書を神保町の書店で購入しました。
 入門書にはソフトのダウンロード,インストールに始まり、立体物の作図の基本が分かりやすく示されています。最初は平面に四角形を描き、これを上に引っ張ることで立方体にします。立方体の辺の1つをクリックして角を丸くしたり、1つの面より少し小さい範囲を指定してこの部分を引っ張ることで中空にしたり出っ張らせたりすることもできます。様々なツールボタンの機能を覚えて活用すれば、複雑な造形も自在に作れるといいます。

 実際に使ってみると、想像していたよりも3D−CADソフトの操作は簡単だということに気が付きました。
 このソフトを使って実際に何を作るのかは後日改めて、とさせていただきますが、これから1日に30分程度の短い時間でも、楽しみながら今流のものづくりを勉強していきたいと思います。


1月26日

 ちょうど1年前、子供の3歳の誕生日プレゼントとして「シルバニアファミリー」のセットを買ってあげました。
 あれから1年のうちに、森の仲間達は着実に増えてきています。
 最初は女の子うさぎ1体の付いた基本セットから始まったのが、いつしか妻が、出入りしている親戚がコレクションを増やしていて、うさぎ一家の弟、ママ、パパ、おじいにおばあに赤ちゃんも加わりました。先日は妻の友達がママを1体プレゼントしてくれたので、ママが2人いる家庭になってしまいました。双子の姉妹という設定にしています。
 妻が時々出かけるフリーマーケットでは各種おもちゃが定価の数分の1で売りに出されていて、安いことを口実に結構買いまくります。シルバニアファミリーでも、現在は絶版となっている美容室セットを1,000円で入手し、基本セットの小さな家と並べています。

 さて4歳のお誕生日プレゼントを何にするか。親戚が越谷レイクタウンで買ってきたシルバニア家具の中に英語で書かれたカタログがあり、この中の「Supermarket」を指さして、これがほしいと云ってきました。
 Supermarketは輸出向け限定モデルで、国内の玩具店には流通していません。品揃え豊富な秋葉原のカメラ量販店にも置いていません。
 調べると、越谷レイクタウンにある「シルバニアファミリー 森のキッチン」で輸出モデルを取り扱っているとのことなので、自転車を飛ばして買いに出かけました。そして無事に手に入ったのですが..箱が大きくて運びづらい。そしてそれゆえ、値段も高い!!4歳児の誕生日プレゼントとは思わぬ大出費になりました。

 上写真がその内容です。スーパーマーケットにクレープ屋台、トイワゴン、うさぎとねこ1体ずつまで付いていました。
 '100 pieces'と外箱に書いてある通りにパーツが豊富でしたが、スーパーマーケットの商品パッケージは厚紙にミシン目入りで印刷された状態なので、これを切り出して1箱1箱組み立てなければなりませんでした。しかも1箱が5mm前後の大きさなので、視力の弱い人にはかなり難易度が高い作業になるでしょう。それでも組み上げて棚に並べると壮観で、作業の成果が報われました。0.5mm未満の文字を再現する非常に細かい印刷は、日本発のおもちゃとして高い技術を世界に誇っています。


1月17日

 昨年11月から、地元の東武伊勢崎線に「クレヨンしんちゃん」ラッピング電車が走り始めています。
 ラッピング対象となっているのは東武50000系(50050台)で、現在5編成が5色それぞれの装いで活躍しています。
 最初は51055編成が、黄色をベースに車体のあちこちに登場人物をたくさん描いた姿で登場しました。これが好評だったようで急遽仲間を増やすことになり、11月下旬から12月にかけて51056編成(水色),51057編成(赤色),51058編成(橙色),51059編成(緑色)の順でラッピングがされています。
 通勤用の車輌なので、東武車を運用(*)する半蔵門線直通準急・急行列車であれば4回に1回(東武車担当20編成のうち5編成)の確率で当たります。会社帰りの時間帯に1本東武車運用があり、毎日追いかけたところ年末に3色続けて乗ることができました。

*半蔵門線直通準急・急行系で列車番号の末尾がTの列車。列車番号は「MYLINE東京時刻表」や「えきから時刻表」サイトで確認できる。参考までにSは東京メトロ車、Kは東急車。

 うちのもうすぐ4歳になる子供もアニメを見る日課ができ、金曜日は「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」を続けて見ています。そのクレヨンしんちゃんが地元の電車に描かれて走るというので時たま見せに行っています。
 ところが困ったことに、ラッピング編成がどの列車に入るのか、当日まで分かりません!
 東武鉄道のサイトを見ても、金色のスペーシアや、台湾特急風のカラーになった200系の運転予定は公表されているのですが、肝心のクレヨンしんちゃんの運用予定は載っていないのです。
 たまたま自宅裏から遠くに伊勢崎線の高架線が見える窓があり、東武車運用の通過予定時刻に合わせて張っていれば通過を目撃することができるのですが、寒い中窓を開けて(不透明ガラスなので)じっと待っているのはきついです。しかも確率4分の1では外れることが多く、思うようにはやってきません。
 そればかりか、東武車の運用であっても、半蔵門線系統の実際の運転回数は乗り入れ先の半蔵門線、東急田園都市線の方が多く、朝東急線方面に出かけていった上り列車が半蔵門線内折り返し、田園都市線内折り返しに入って夜まで戻ってこないというパターンも多いです。見かける確率も乗り入れ先の方が高く、運用元である伊勢崎線内ではなかなか出会えません。
 それでも下り列車で東武線に戻ってくれば、久喜や南栗橋の折り返しをたどって確実に狙えるので、これが数少ないチャンスとなります。
 ラッピングは5月までの予定。これから暖かくなったら、今度は上り列車で捕まえて、子供と2人で東京方面へお出かけ、といきたいです。


1月8日

 昨年末、ブルーレイハードディスクビデオを新たに1台購入しました。
 理由は、3番組同時録画の必要に迫られてのことです。
 5年余り前に買った現行機種は2番組同時録画対応ですが、最近子供が夕方にアニメを見るようになり、入浴時間にかかる木曜や金曜の19時台では録画をするようになってきました。年末年始特番で自分や妻が録画したい番組が2つ重なると3番組同時になってしまう可能性が出てきました。21時以降や休日であればスマホに録画して3番組同時は回避できるのですが、平日夕方、本人が会社帰りに地下鉄で移動中となるとスマホ録画が使えなくなるので、もう1台の録画機購入が必要になってきます。
 メーカーは現行機がシャープで、録画情報引っ越しの互換性を考え同じシャープの製品に決定。現行と同じ2番組同時録画の機種として、新旧2台稼働で4番組まで同時録画に対応させます。
 シャープはこの秋に新機種への切り替えが実施されたばかりで、1世代前の2016春モデルが安くなっていると思い、これをターゲットにして各店舗を巡って在庫を探しました。調査した結果は店舗によって在庫があったりなかったり。都心部のカメラ量販店では12月上旬までに旧機種の在庫はさばけてしまっていました。自宅近所では在庫のある店が複数ありましたが、500GBで税込43,000円弱から50,000円近くする店まで、同じ商品なのに相当価格差に開きがあります。
 ところが!年末になって秋葉原で、2世代前の2015秋モデルをまだ売っている店を発見!機能面で最新機種とも全く遜色なく価格も税込34,800円と、価格調査サイトの検索結果よりも安い驚愕価格。当初予算よりも2万円も安く買うことができました。自分の足で歩いて価格や在庫の調査をすることの大切さを改めて感じました。

 年明け1週目の木曜日、早速3番組同時録画の機会がやってきました。購入した新型機は居間から離れた別室のテレビと接続し、ここで僕が見たかった2番組を同時録画します。在来機は子供のアニメ録画に使います。
 新型機の使い勝手は同じシャープ製品なので大きくは変わりませんが、在来機はデフォルトで5倍録画だったのに対して新型機はダイレクト録画が標準設定になっていて、録画するごとに意識して画質設定をしないと容量を早く使い切ってしまいそうです。新型機では在来機よりも5倍モードの画質が向上しているようで、また5年間の進歩を体感します。
 現時点では在来機を引き続き居間に置いてメインとして使っていますが、近いうちにこれを新型機に置き換え、在来機は録画情報を新型機に移行した後、サブ機として別室につなぎ、次回の3番組同時に備えスタンバイする予定です。

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