メゾン 道の果て

8月31日

 最近、花椒(ホアジャオ)がちょっとしたブームになっているようで、その辛味に接する機会が増えています。
 写真は先日買ったヱスビー食品の「四川風辣油」と、湖池屋「シビれカラムーチョ」で、どちらも花椒が入っています。
 「四川風辣油」を早速使ってみると、明らかに従来の辣油に比べて辛いです。それも唐辛子の辛さではなく、もちろんハバネロやジョロキアのような暴力的な辛さではなく、鮮烈な香りと共に少しじんじんする痺れ系のがやってきます。従来の辣油がマイルドに感じてしまいます。
 「シビれカラムーチョ」は、今までのカラムーチョの延長みたいなノリで買ってきたのですが、これがとんでもない代物。片手1つまみ、2つまみ程度で痺れ系の辛さが襲ってきて口の中の感覚がなくなります。袋を3分の1にも達せずにノックアウトされるような勢い。期間限定のタイ風カラムーチョを上回る、カラムーチョ史上最強の激辛アイテムといえます。食べ終わった後の袋も花椒独特の香りが残り、取っておいて何度もかいでいます(笑)。
 他にも花椒入りのカップラーメンやコンビニ弁当の麻婆豆腐、煎餅や柿の種などが売られており、花椒が着実に日常生活に入り込みつつあります。会社の共同食堂の日替わりメニューにも「四川風汁なし坦々麺..花椒入り」というのがありましたなあ。これも辛かった。

 で、そもそも花椒とは何者なのか。ネットで調べると、
 植物名は「華北山椒(かほくざんしょう)」という中国原産のミカン科の木で、日本原産の山椒とは親戚にあたるそうですが、単に別の品種であるだけでなく、使用する部位や加工法も異なります。花椒は果実の皮の部分だけを使うことで、あの鮮烈な香りと辛味が出てくるというらしいです。
 以前から麻婆豆腐には花椒が広く使われていたようですが、ブレイクしたのはここ最近で、ネットのレシピを見ると、チョコレートと相性が合うだとか、新参の香辛料に興味津々で接している記事も多いです。
 まさに辛口の新ジャンル。唐辛子、わさび・マスタード系に次ぐ「第三の辛口」。
 特別快速より速い新快速ならぬ、特辛以上の「新辛口」。
 今後ブームがどのような展開を見せるか、推移を注目してゆきます。


8月25日

 1ヶ月前の時点で、去年より一回り大きな手のひらサイズになった自宅プランターの西瓜ですが、8月に入って実の色が黄色く変わり始めたので、ここで収穫としました。
 半分に切ると、果肉は緑色から少し赤く変わった段階で、皮は薄く果肉のほとんどをスプーンですくえます。食べた感想は去年と全く同じで、甘くはありませんが、確かに西瓜の味がしました。

 収穫前後、天候のせいか一時花を全く付けなくなりましたが、最近になって新しい蔓が生えてきて、また新たに花を咲かせています。古い蔓は葉が黄色くなり枯れていきます。同じ株の中でも蔓の新陳代謝、世代交代が進められているんですね。

 お盆に実家に帰った際、その足で母の生家にも立ち寄ってきました。母生家の兄弟が畑で西瓜を作っていて、今年も15個くらいなったが、孫達(10〜20代)がなかなか食べてくれない、とぼやいていました(→毎日西瓜ばかりでは飽きるだろうに)。その場でとれたての西瓜を切り分けてくれて、果肉がさくさくしてこれが実に甘いこと。畑で肥料をふんだんに与えられて育った西瓜はやはり格段に味が違います。
 そして手みやげに大きな西瓜を2個も持たされました。1個は実家に、1個を自宅に持ち帰りましたが自宅の冷蔵庫に入りきらないので早く始末しようと躍起になって連日切ったところ、子供が連日食べてくれて3日間で完食しました!次の機会もまた子供連れで行ってみたいと思います。


8月13日

 コガネムシ、今年も厳重警戒中。
 一昨年、昨年と連続して自宅の白樺の木に多大な被害が出たので、今年は早い段階から木にたかっていないかのチェックを始めました。
 連中は木を揺さぶると落ちて地面に降ってきます。昨シーズンは朝のみで、夜の揺さぶりをしていなかったので、夜中、人の寝ている間にに食害に遭ってきましたが、今シーズンは22時過ぎ頃にも揺すって捕獲するようにしています。そのおかげか、昨年に比べて食害を受けた葉は少なくなり、木はまだ見られる状態を保っています。
 しかし今年の異常気象はコガネムシ界にも異変をもたらしているようです。
 一昨年や昨年は7月下旬に大量発生していたのですが、今年は7月末時点で捕獲数は31匹にとどまっていました。昨年同時期が200匹を大きく越えていたのに比べると激減しています。幼虫を含めた地道な捕獲,追放作戦が功を奏した、と喜んでいましたが、それにしても昨年の約8分の1とは。1日平均約1匹の捕獲で済んでいるとは。
 何かおかしいです。確かに今年は6月中に梅雨明け、7月は記録的猛暑続きで雨も少なく、羽化して出てくるはずのコガネムシも地中で待たされていたのかもしれません。 

 それが8月も6日を過ぎた辺りから突然捕獲数が増え始めます。日によって数匹捕まえたりなど増減を繰り返し推移していましたが、この週末にピークがやってきました。一晩(夜朝)で25匹の捕獲です。昨年比約3週間も遅れての大量発生。8月に入って雨の日が続いたので、それを合図に一斉に地上に出てきたのでしょうか。
 いずれにしても被害がこれ以上大きくならないように、しばらくは地道な闘いが続きます。

BACK道の果て バックナンバーへ
TOPトップへ戻る