メゾン 道の果て

3月31日

 学習机を購入しました。
 今回選んだのはニトリの「組み合わせデスク」です。
 椅子を含めて一式5万円以上する高額な買い物でしたが、学習机と収納場所がトータルにコーディネートされ、多くの小物を収容できる、ということでこれに決めました。
 色は子供が選び、女の子らしく明るい紫色となりました。部屋の模様とも調和しています。
 昨年6月に事前購入したランドセルも箱から出して、通学の日を待っています。
 今は棚の上、机の中、ともに何もない状態ですが、小学校通いが始まるとここに教科書や辞典などがたくさん並ぶことになるでしょう。

 振り返って、実家には自分が子供時代に使っていた学習机が残っています。
 僕が小学校に入学した昭和40〜50年代に販売されていた学習机は、身長が大きくなるごとに机の高さを自在に調節できる、というのがトレンドでした。しかしこの機構を実現させるために骨組みを強化する必要があり、柱は太い鉄鋼で作られ重くなりました。さらに3段引き出しの機能も机本体側に作られているので総重量はさらに増え、部屋の模様替えのたびに全引き出しを外し、大人2人がかりで持ち上げて動かす面倒極まりない作業を繰り返していました。
 その頃を思うと、今どきの学習机は随分と軽量化されたなあと感じます。この「組み合わせですく」は鉄ではなく木材を使用し、3段引き出しも机本体から切り離すことで、階段さえなければ大人1人でも運べる重さに収めています。成長には机ではなく椅子の高さを変えることで対応し、これも全体での軽量化に貢献しています。
 こうしてみると、現在に至るまで40年の間にも、学習机の改良の歴史が見えてくるものですね。


3月24日

 2年間通っていた幼稚園が、卒園式の日を迎えました。
 この日もほぼいつものように制服姿で、親子揃って歩いて幼稚園に向かいます。
 式典は昨年春から1年間を過ごしてきた新しい園舎の講堂で開かれます。父母達は先に講堂に入って園児の入場を待ちます。
 10時に卒園児が入場し、開式のことばの後、園児が一人ずつ卒園証書を受け取ります。みんなしっかりとした足取りで次々壇上に進み、一礼をして園長先生から証書を受け取っています。6歳児となると今までと違うなあと感心してしまいます。
 その後は園長,来賓,保護者代表あいさつと続き、園児全員で「卒園のことば」を読み上げ、歌を歌います。
歌の音程も入園式のときと比べるとはっきり分かるようになり、歌詞もよく聞き取れます。
 1時間ほどで式典はつつがなく終わり、クラスごとに分かれて記念撮影。そして親子ともども教室に入り、最後のクラス会を行ないます。改めて精勤賞などの賞状を受け取った後、先生がクラスのみんなへ、保護者の皆様へ、メッセージを読み上げました。まだ若い先生は涙もろいらしく、ハンカチで目頭を押さえながらメッセージを読んでいたのが印象に残ります。最後に、いつもの「お別れのうた」を元気いっぱいに歌い、13時近くになって解散となりました。

 幼稚園の2年間は、振り返ればあっという間に感じました。2年前、ほとんど見知らぬ子供達の中に放り込まれて戸惑っていたのが、幼稚園の環境にも慣れ、友達をたくさん作り、いろんな言葉や流行を覚え、体操ができるようになり作品もしっかり作り、2年間で数多くの経験を積み重ねて大きく成長したなあと感慨深くなります。
 4月からはいよいよ小学生になります。幼稚園の友達の約半分は別学区の学校に通うのでお別れとなりますが、他の幼稚園や保育園の子供達と合流してまた新しいクラスを作ります。新しい仲間達とまた仲良くなれるように祈りつつ。


3月17日

 子供の英会話塾通いを始めました。

 子供におけいこごと,習いごとをさせる家庭は多いです。僕自身も小学生時代にそろばんや剣道、書道、水泳、英会話教室と数多くの習いごとを経験しています。その多くは後の人生に役にたつものではありませんでしたが(笑)。
 幼稚園卒園を機会に、我が家でも子供に何か習いごとをさせようという話になりました。運動系は、幼稚園で体操や水泳を取り組んでいて、基礎的な動作は学べているので今は特に必要ないと判断しました。
 文化系も音楽や英会話、プログラミングなど多様な習いごとがあります。その中で今回、英会話を選んだのは、子供が英文字に興味を持っていること。2歳くらいの頃にフリーマーケットに行ったときに、英語で書かれた絵本を何冊か買わされたり、その後も英語での読み聞かせを求められたり。NHK−Eテレの「えいごであそぼ」も毎日のように見ています。また近い将来実施される小学校での英語必修化も見据えて、英会話教室に通わせる決定をしました。

 英会話教室は川を挟んだ隣町、自転車を飛ばしても数分はかかる場所にありますが、事前に受けた説明では、ここの教室はこの春から新しく設置するので、今回入会者全員がLesson1から順番に受講できる、他の教室では中途入会者が授業についてゆけなくなる例も多いが、新設教室なのでその心配がない、とのことでした。
 プログラムも親子で体験してみました。音声機材とカードを使い、カードのデータを機材のペン型リーダーで読み取ると英語の音声が流れます。他にも多数の教材があり、毎週カードや教材を変えながら進行するという内容です。ただし教材の量が3年間分もあって膨大で、費用も月給の1〜2ヶ月分と高額です。それでもディズニーの英会話セットに比べれば安いもの、というのが英会話教室の説明でしたが..。

 3月に入り、教室の開校式に妻子が参加しました。同じ教室に通う子供達は8人いるとのことで、その多くが年少や年中といった幼稚園児でした。我が家も含めて、こんな小さい時期から英会話を習わせてメリットはあるのかと思ったりもしますが、発音で覚える子供達にとっては有利との話です。
 週1回1時間の教室は、現在のところ順調に通っています。来月から小学生になるうちの子供は早くもお姉ちゃん的な役割になってリーダーシップもとっている、との話を聞きました。幼稚園ではおとなしい反面、頼もしくなったものです。

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