メゾン 道の果て

11月30日

 山手線のE231系500番台。
 あれだけたくさんいた仲間達も、気が付いたらあと3〜4本しかいなくなっていました。

 後継となる新型車輌、E235系の量産車が本格導入されたのが2年前の春。
 以来じわじわと数を増やし、山手線のほとんどを占めるまでになりました。
 シャーーーー、と鈴虫が一斉に鳴くような豪快な音を響かせて現れ、車内に一歩入ればテレビだらけで圧倒されますが、それがもう当たり前になっています。
 逆にE231系がおとなしくやって来るとほっとした気持ちになるのは年のせいでしょうか。
 数少なくなったE231系は今や首都圏運用調査サイトで追いかけないと捕らえるのが難しくなっています。
 上の写真もサイトで調べて撮影しました。当日は内回りのみ3本運行、うち2本は連続でやってきました。プラットホームドアとE231系は今だからこそ見られる組み合わせです。
 E231系はオリンピックを待たず、来年春には山手線から撤退することになっています。記録は今のうちです。

 山手線を追われたE231系は、帯の色を黄色に塗り替えて総武中央緩行線に転出し、ここのE231系や209系を玉突きで武蔵野線に転用しています。武蔵野線でもオレンジ茶色帯に変わったE231系や209系を見かける機会が増え、205系は着実に数を減らしています。今度は武蔵野線の205系を撮影しておこう。


11月24日

 実家の裏庭にある柿の木が今年は数年ぶりの大当たりで、例年ならば20〜30個のところ、10倍の300個以上の実を付けています。実家近所に配ってもまだ余るので、自宅に大量に持って帰り、毎日のようにむいては消費しています。種は多いですが、ほどよい甘さと堅さに旬を味わっています。

 さて、その柿の実をむいていて気が付いたこと。
 普段りんごや梨などの果物をむくのは妻がやってくれるか、自分がする場合でも皮むき器などの小道具を使うので気付いてなかったのですが、実家の柿は小粒なので汎用的な包丁を使った方が手っ取り早いということで、包丁でむいています。
 毎日のように皮むきをして慣れてきましたが、あるとき、包丁を右手、実を左手に持って皮むき作業をしている自分に気が付きました。
 左利きなので、包丁を左に持ち、右手で実を持って回転させる、と思っていましたが..。
 試しに、今の反対で包丁を左、実を右に持って作業すると、 これもまた難なくむくことができました。
 つまり、
 ・包丁を右手、実を左手
 ・包丁を左手、実を右手
 の両方が使える、ということですか。
 長く自分は左利きとして生活してきたつもりで、食事は右に直されましたが、それ以外の鉛筆や道具は基本左手で使っています。それぞれ反対の手で書いたり使ったりするとやりにくいので、今回の皮むきの手は思わぬ発見です。
 ただよく考えると、片手では包丁を持ち、片手では実を回転させながら、両方の歩調を合わせて最適な幅と薄さでむいているので両手を使った共同作業、だから実は右でも左でもむけるのでしょうかね。


11月16日

 毎週末、小学1年生の子供の勉強に付き合っているのですが、
 いまどきの小学校教育の進め方は、僕らが小学生だった頃とは大きく変わっているようで発見も多いです。
 例えば算数では、学校から下写真のような「けいさんカード」を与えられます。

 このカードは、英単語を覚えるカードと同じように表に計算式、裏に計算結果が書いてあります。
 第1集が足し算(合計が10まで)、第2集が引き算(10以下)、そして今進めているのが第3集の足し算(合計が11〜18となる、1桁の足し算)です。
 これを毎日家に持って帰り、宿題として1日1回、カードをめくりながら計算式と計算結果を読み上げる、ということをしています。慣れてきたらカードの最初から最後まで、めくりながらどれくらいの時間で読めたかを毎日計り、計測結果を連絡帳に記入して、保護者押印の上学校に提出しています。
 国語では、教科書の文章を毎日音読する、というのが宿題になっています。これも同様に、何を読んだかを連絡帳に記載して提出しています。
 毎日の宿題は基本この2種類で、これ以外にはほとんどありません。
 昔は何かと宿題を出されて苦心していたような覚えがあります。宿題を忘れて廊下に立たされていたというのも今となっては懐かしいです。
 夏休みの宿題もこちらの想像していたよりは少なく、計画的に進めることができました。昔は大量に教材を渡され、1日1ページずつ学習を進めるようにと指示されていたのですが、そんな指示が守れる訳がなく、散々遊んだ挙げ句に、夏休み最後の3日間で宿題地獄に苦しめられたのは毎年のことでした。今年は重たいものでも「絵画,作文,工作.書道」の中から1つ選ぶ、というものくらいで、お絵かきが好きなので絵画を選択し、筆と絵の具を買ってきて初めての水彩画を作らせました。昔に比べて子供への負担はかなり軽減され、無理のないスケジュールで着実に、スマートに育成させている。40年間の学習指導の進化を感じています。

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