メゾン 道の果て

6月30日

 学研から発売されている団子虫観察キット 「だんごむし わくわく めいろハウス」です。
 外出自粛期間前に妻子がフリーマーケットで見つけ、定価1,800円+税のところ、200円か300円くらいで手に入れました。
 買ってからしばらくの間は自宅の片隅で放置されていましたが、夏を迎えて団子虫が本格的に活動するようになると、子供が、このキットで団子虫と遊んでみたいと言い出し、キットを引っ張り出してきました。

 キットは、透明な飼育ケースと、迷路を再現する緑色のブロック、お好みで足元に敷きつめるプラスチックのチップ、他に虫めがねや水やり用スポイトが付属しています。
 団子虫や、餌となる落ち葉などはキットに付属せず、各自で調達することになっています。
 上の写真に見える茶色い物体はすべて落ち葉です。
 子供は早速自宅敷地内の団子虫を3匹ほど捕まえ、毎日のように動きを観察しています。障害物がない限りひたすらまっすぐ歩み続ける団子虫は、どこかロボット掃除機の動きとも似ていて愛らしく思えます。
 キットにはガイドブックも付属していて、団子虫の生態や生活についても詳しく書かれ、大人でも勉強になります。
 そういえば自分が子供の頃、学研の「学習と科学」を取っていて、毎月様々な実験付録が来るのが楽しみだったなあ。そんな子供時代を思い出し、懐かしさに浸っていました。

 自宅の庭にも団子虫はたくさん生息しています。冬の間は植木鉢や落ち葉の下で冬眠し、春になると動き始め、雨上がりの湿った場所でカタツムリと日々陣取り合戦を繰り広げています。庭の一角で肥料代わりに果物の皮を刻んで埋めると、かぶせた土の上に面白いように団子虫が群がってきます。少し腐りかけた甘いものが好物のようです。
 小さな虫でも毎日興味を持って接すると、いろいろな発見があるものです。今年の夏休みの自由研究はこれに決まりか?


6月23日

 しばらくぶりに、隣の畑のレポートです。
 おととし10月以来となりますが、去年も、そして今年も作物を変えながら粛々と農業が営われています。

 現在は左奥から人参,ほうれん草(ほぼ収穫済み),葱,手前に玉葱、
 右写真では奥から蕪と、瓜が2種類、手前にカボチャのトンネルが作られています。

 

 カボチャトンネルを地上から眺めてみます。人の背丈ほどの大きさに作られたトンネル骨組みに、カボチャの蔓がびっしり絡みつき、小高い丘のようにも見えます。黄色い花も咲き乱れ、写真では分かりませんがトンネルの中では大きな実がいくつも付いているのが見られます。ちょっぴりうらやましいです。


 一番手前の大きい葉の列はカボチャのトンネル、すぐ脇に瓜類(きゅうり?)、間を空けて奥2区画が枝豆の列です。
 自転車置き場の横から奥の緑は水田で、例年はくわい畑ですが、今年は稲が植えられています。
 おかげさまで今年も蛙の鳴き声が元気に響き渡っています。
 一昨年10月時点では建築中だった右手後方の住宅も、今や新しい住民が入って生活感あふれています。


6月7日

 自宅周辺は畑や緑が多いこともあってか、様々な種類の蝶がやってきます。中にはプランターの小松菜に卵を産みつけて虫食いだらけにするモンシロチョウとかもいますが、蝶がひらひらと優雅に舞っている姿は見ていて癒されます。
 さて昨日のことですが、自宅近くの幹線道路沿いをランニングしていると、大きな街路樹の周辺におびただしい数の蝶?が乱舞しているのを見つけました。ざっと見て軽く100匹以上はいます。一体何が起こっているのか。
 近づいてみると、羽が白と黒のまだら模様、腹がオレンジ色と黒の種類の蝶でした。今まで見たことがない種類の蝶です。
 木の周りを上下左右に激しく飛び回り、相手を見つけているようです。木の枝にぶら下がって交尾している個体もいくつも見かけました。

 家に戻って、すぐにネットの写真図鑑で調べてみました。蝶の分類にこの種類はなく、次に蛾で調べます。蛾は蝶に比べて種類がさらに多く、この個体が何にあたるかおおよそ特定するまで30分かかりました。
 写真から見て、おそらくエダシャクガの種類、それも
 ・ウメエダシャク
 ・トンボエダシャク
 ・ヒロオビトンボエダシャク
のいずれかと思われます。
 この3種類、素人には判別が難しく、見分けられたら立派な昆虫マニアといえるほどに類似しているそうです。

 100匹を超えるエダシャクガの大群が飛び回る姿は、静止画では背景に紛れ込んで表現しにくいのが残念ですが、上の写真で至近距離に5匹が写っているところから、大体の規模感をつかんでいただければと思います。


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