メゾン 道の果て

1月25日

 カリンバという楽器です。子供の誕生日プレゼントとして買いました。
 なぜこれを買ったかというと、妻子2人で大型ショッピングモールに時々出かけると、ほぼ毎回のように楽器屋さんに入っては展示品の楽器(ピアノやキーボードなど)を触って音を出して遊んでいるそうです。そんな中、展示品の1つとしてあったカリンバにも興味を示し、何度かいじっているうちに演奏の基本を身に着けたらしく、これがほしいと言い出してきました。値段も2,860円(税込)からと手頃だったこともあり、今回購入を決めました。

 そもそもカリンバとは何か。僕も今まで半世紀生きていて初めて名前を聞く新種の楽器でしたが、要は17本ある金属の平たい棒を指でつまびいて音を出すもので、真ん中の最も長い棒がドの音、その右がレ、左がミ、以降右側がファ,ラ,ド,ミ、左側はソ,シ,レ,ファ....と左右交互に分かれて1音ずつ上がってゆきます。音の響きは、鉄琴を木の箱の中で鳴らした、ような感触です。
 ルーツはアフリカ,ジンバブエの民族楽器だそうで、伝統的に半音の考え方がなかった影響で、ピアノの黒鍵盤に相当する半音のキーがなく、購入状態ではハ長調の曲しか演奏できません。ハ長調以外の曲、シャープやフラットの付いた音階付きの曲を演奏したい場合はどうするかというと、付属の小さなハンマーで平棒の頭を叩きながら調律してください、とのことで、ここは多少敷居が高くなる部分です。

 カリンバ演奏用の楽譜も販売されていました。1,100円(税込)。日本の童謡からヒット歌謡まで30曲収録しています。中には笑点のテーマとかもありましたが(笑)、やはり30曲全てが調律不要のハ長調に調整されていました。
 子供は早速演奏に夢中になって、1日中カリンバの演奏音が家の中に鳴り響いていました。買ってからわずか2日で、楽譜の童謡曲を何曲かマスターしていました。お店の展示品で経験していたとはいえ上達が恐ろしく速いです。このままずっと興味を持ち続け、さらにレパートリーを増やしてくれることを親としては期待するところなのですが..。

 

1月20日

 昨年末辺りから新型コロナウイルスの感染者数が急激に増え、1日当たりの新規感染者数が東京都内だけで500人、600人台。1000を超えるのも時間の問題だろうと思っていたら31日大晦日に一気に1300人台。年明け後には2400人台を記録する日も出るなど感染拡大が収まりません。全国では連日5000人台、累計で30万人超えです。
 政府も7日になって関東1都3県にようやく緊急事態宣言を出しましたが、昨年のときのような緊張感がないように感じられます。
 先日の週末、訳あって大きなショッピングモールに出向く機会がありましたが、緊急事態宣言下にもかかわらず多くの買い物客が訪れていました。フードコートも各テーブルがほぼ埋まるほどのにぎわいです。妻に言わせるとこれでも普段の土日よりは相当少ない、普通の土日は席取りが難しいほどごった返しているとのこと。近所の公園では多くの高齢者が集まってグラウンドゴルフを楽しんでいたり、大きな駅周辺では家族連れがいつもの土日よりも多く見受けられました。もちろん誰もがマスクを着用していましたが。

 昨日、会社事務所に数ヶ月ぶりに出社しました。ラッシュを避けて遅い時間帯の電車でフレックス出勤しましたが、都心に向かう上りでも結構な割合で座れたりします。事務所内は出社率が10%に制限され、かなり静寂な環境で仕事を進められました。
 昼食は外で取りましたが、思っていたよりは人が多く出ている感触です。それでも行列に並ぶなどということはなく席に簡単にありつけました。
 帰りは遅くなって20時台の退社。いつもは混雑している山手線もあちらこちらで座席が空いているのが見えます。東京の通勤光景も大きく様変わりしていることを体感しました。

 ただいずれにしても、昨年の緊急事態宣言のときのような緊張感はなく、世の中がすっかりコロナ慣れしているように感じます。対処法や治療法がある程度確立され、未知の病気ではなくなってきたという意識が、コロナ慣れにつながっているのでしょうが、かかると大変な事態になることには変わりません。自分を含め、各個人が緊張感を持ち、家の外ではマスク着用、手洗いの徹底で感染しないような生活習慣を心がけることが大切と考えます。


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