メゾン 道の果て

9月23日

 前回の続きで、自転車用スピードメーターアプリのレビューです。

 あらかじめ自転車のハンドルに取り付けたスマートフォンホルダーにスマホを差し込み、ダウンロードした「CATEYE Cycling」を起動します。位置情報,Bluetooth確認画面をキャンセルで進むと上のような初期画面が現れます。乗車中はこの画面を表示させた状態にし、下の赤丸ボタンをタップすると計測が始まります。もう一度タップすると計測一時停止。その右側のチェッカーフラッグで計測終了となります。
 トリップ時間は計測開始からの時間。走行時間は実際に走行している状態の時間を計測します。信号待ちなどで停止すると走行時間のカウントは停止します。また計測一時停止中も走行時間をカウントしません。
 走行距離や速度はGPSやモバイルネットワークの情報から1〜5秒(設定による)間隔で現在位置を割り出し、そこから自動的に速度を算出表示してくれます。上のスクリーンショットは停車中だったので0.0km/hになっていますが、走行中はここにリアルタイムで速度が表示されます。位置情報モードは「GPSのみ」「バッテリー節約(モバイルネットワーク)」「高精度(GPSとモバイルネットワーク併用)」の3種類がありますが、「5秒間隔、GPSのみ」の設定でもかなり正確な位置特定と速度計測が行なわれ、以前のスピードメーターと変わらないレベルで速度表示してくれるのでありがたいです。なお「GPSのみ」の場合、GPS電波の捕捉に時間がかかる関係で、数分間スタートスイッチが押せないことがあります。
 バッテリー使用量は高精度、画面明るさ最大の設定にして、実乗40分で約30%の消費でした。GPSのみ、モバイルのみでもこれと大差ありません。昼間は画面を最大限明るくしないと見えないので、これがバッテリー消費の主な原因のようです。乗車中以外は盗難防止を兼ねてこまめに持ち歩き、ディスプレイをOFFにする必要があります。
 モバイルネットワーク使用時のデータ量は1回のトリップで約1MB程度(地図をリアルタイム表示しない場合)でした。またキャットアイの製品と連携してケイデンス(回転数)や心拍数、電力換算したパワーを表示する機能もあるようですが、ここでは使いません。

 このアプリにはGoogleマップと連携して軌跡をリアルタイムで表示する機能があり、乗車中に地図に切り替えて、今自分がどこを走っているか確認することができます。前述の通り位置の特定はかなり正確で、大通りの右歩道を走ったか左歩道を走ったかまで記録されていました。軌跡は保存して後で、この日はどこのお店に寄った、などと確認することもできます。なお、この地点を何時何分に、時速何キロで通過した、という情報までは表示されないようです。ナビ機能も付いていないので、目的地への道案内が必要な場合は別のナビアプリと併用することになります。
 自転車以外の高速交通機関を使ったらどうなるか。電車で移動して計測してみました。速度計はきちんと動作し、急行乗車で最高101km/hを記録しました。計測中の速度変化を折れ線グラフで表示する機能があるのですが、自転車は信号待ち停止ごとに0km/hになることが多いので激しい増減を繰り返しているのに対し、走行時間の長い急行に乗ると比較的きれいな山の稜線を描きます。地図では下り線と上り線とでほぼ正確に分けて軌跡を記録していました。鉄道や車などの移動手段でも地図に記録できることが分かったので、GPSロガーの代わりとしても利用できそうです。


9月11日

 2年前から乗り続けている自転車(ママチャリ)ですが、最近になって小さいトラブルが続いています。具体的には
 ・後輪タイヤのパンク多発
 ・チェーン外れの多発
 ・スピードメーターの不調
 タイヤのパンクはここ1年で10箇所近く。なぜか後輪ばかりで発生し前輪では起きません。時に2週連続で起きたり頻発しています。これらのパンクはすべて自力でタイヤを外して修理し腕前を上げてきましたが、こうも頻繁にパンクするのは何か根本的な原因があるのかも。
 チェーンはここ1ヶ月、走行中によく外れるようになりました。ネットで調べるとどうやら長年乗り続けているうちに鋼鉄でできたチェーンも少しずつ間延びし垂れてきて、それがチェーンカバーに接触し引っかかって歯車から外れるようです。そして2週間前、引っかかったチェーンがついに切断される事態が発生。こうなったら交換するしかありません。
 チェーン交換だけであれば専用工具を買って自力で直すことができそうですが、同時に後輪のタイヤが摩耗して減っているのも気になりました。後輪タイヤ全交換となると素人では難しい作業になるので、今回は自転車屋に持って行って整備を依頼しました。
 1泊で修理から戻ってきた自転車は、チェーンと後輪タイヤが新品となり乗り心地も格段に良くなりました。もう突然のチェーン外れを心配する必要はありません。代金は部品代,工賃とも約3000円の計6000円ほどでした。

 スピードメーターはキャットアイの製品で、車輪の回転数からスピードと距離を割り出すタイプです。前の代の自転車から移植して12年使い続けてきました。最近になってスピードを計測しないトラブルが続き、こちらも先日、ついに0km表示のまま動かなくなってしまいました。本体は作動しているのでセンサーと本体を結ぶコードが断線し車輪回転数の情報が送られなくなったのが原因と思われます。
 その代替ですが、スマートフォンアプリ「キャットアイ サイクリング」としました。
 最初は同じキャットアイのスピードメーターで、GPSを使ったコードレスタイプの導入を検討していました。キャットアイのサイトを眺めていたところ、専用アプリとの連携、というような表現があったのでさらに調べてみると、スマートフォンのGPS機能を利用して距離やスピードを計測表示してくれるアプリで、これ単体でスマホをスピードメーター&GPS地図案内代わりに使えるということが分かり、まずはお試しにダウンロードしてみました。
 実際に使ってみて、今までよりも格段に便利になったなあ、とつくづく感じました。わざわざ新しいスピードメーターを買う必要もなくなりました。長文になりそうなので、回を改めてレビューしてみます。


9月4日

 コロナウイルス感染者数は8月に入って東京都内で5,000人、全国で20,000人を超える日々が続き、下旬になってようやく減少に向かうものの依然として危機的状況が続いています。
 そんな中、8月27日から学校の2学期が始まりました。
 9月に入って、午後は自宅でオンライン授業を行なうことになりました。午前中4時間目まで通常通りで、給食の後13:00過ぎに下校となります。6時間目相当の時間帯をオンライン授業に充て、各人が自宅に持ち帰ったタブレット(というか、シンクライアントパソコン)を自宅のネット環境につないで、学校にいる先生とやりとりをします。6月に事前リハーサルをしたこともあって接続はスムーズで、トラブル対応で親が出る幕はありませんでした。一部で接続がうまくいかない生徒も見受けられたようですが、全般的に見るとここは今どきの子供達、新しいものへの適応力は速いです。
 オンライン授業は、Googleの遠隔会議システムを使って参加します。メインの画面に先生が現れ、周辺の小画面に各自宅から参加する生徒が並びます。今週は3日間連続で漢字練習をオンライン授業のメニューとしました。各回とも授業は大きなトラブルなく終わり、最後に感想を先生と各生徒間のチャットで書き込みます。

 これで学校が再び休校となるようなことがあっても授業を継続できる体制は整いました。自宅のネット環境からオンラインを通して友達の顔を見たり会話したりして、コミュニケーションもひとまず維持できるようになっています。
 とはいうものの、やはり生身の友達と直接会ってこそのコミュニケーションに勝るものはないでしょう。
 会社業務は今でもほぽ100%在宅勤務が続いていていますが、今までは少し時間があるときに休憩スペースに行ったり、または相手の席に出向いたりして気軽な雑談を楽しんでいたのが、在宅勤務が主となった現在そのような自由な雰囲気が失われ、雑談するのに敷居が高くなったと思っている人も少なくないようです。学校のオンライン授業は非常時に向けた手段の一つとしてとらえ、普段は感染防止に気を付けながらもなるべく生身のコミュニケーションができる体制を続けてほしいと感じます。


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