メゾン 道の果て

10月31日

 夏から秋にかけて花開く野草や雑草は、その花が非常に小さく目立たないか、穂の形を取っているのも多いです。今回は穂を出す種類の雑草を集めてみました。

メヒシバ(雌日芝)
 夏以降に見られる雑草の代表ともいえる存在です。茎から数本の穂を出します。
オヒシバ(雄日芝)
 メヒシバ同様によく見かける雑草で、形もメヒシバに似ていますが穂が太いのが特徴です。3月にナズナで埋め尽くされていた田んぼの畦道は、今はオヒシバに完全に交代、占拠されています。
メヒシバとオヒシバの並びです。メヒシバとオヒシバはそれぞれで群生することが多く、共存している状態は意外に見かけないです。右側、青丸囲みのオヒシバの方が左側、赤丸のメヒシバより穂が太いことが分かります。

 さらに近くにはオヒシバやメヒシバと似たような雑草を見かけましたが、穂の生え方がこれらとまた異なります。ネットを探してもなかなか名前にたどり着かないのですが、形態からしてヒエ属の一種、イヌビエ(犬稗)と思われます。
イノコヅチ(猪の子槌)
 背丈や穂の出し方が紫蘇の花を思い起こさせますが、もちろん紫蘇とは別物です。

10月25日

 秋の野草の花。今回は夏から咲いている比較的メジャーなものを含めて紹介です。

 ご存知、ツユクサです。写真中央をよく見ると白い花があります。それも1つでなく複数見つけました。遺伝か何かで一部が白い花びらになったのでしょう。長年生きていて白いツユクサの存在を知ったのは新鮮な発見でした。
オシロイバナ
 自分が小学1年生のとき学校で育てていたことがあり、なじみのある花だったのですが、とあるクイズ番組でこの花の名前について、ほとんど誰も答えられなかったのには驚きました。
 白,黄色,ピンク,そしてこれらが混じった斑入りで2色になったり中間色に見えたり。これらも遺伝によるものでしょうか。種をまいたらどんな色の花になるか分からない楽しみもあります。花には独特の甘い香りがあり、においを嗅ぐのもまた楽しみです。
ルコウソウ(縷紅草)
 数年前まで自宅の庭にも繁茂していましたがいつしか消滅していました。上写真が一般的な朱色の花。自宅にあったのは細長く分かれた葉を持つ品種でしたがこちらはサツマイモのような広い葉の種類です。
 さらに別の場所では白い花の品種も見かけました。紫色の朝顔と共存しながらはびこっていました。
ヘクソカズラ
 不名誉な名前が付いていますが、3mmくらいの小さな花は可憐です。幹線道路沿いの生垣のあちらこちらで蔓を伸ばしています。花が終わると下写真のように実が茶色に変化していきます。子供の頃、これをコーヒー豆とか呼んでいました(笑)。

10月19日

 秋を迎えて、再び野草の花をちらほら見かけるようになります。夏の間、草むらは緑いっぱいに生い茂り、花を見かけることがありません。夏に咲く花はそのほとんどが人が植えて育てたもののように見えます。植物の世界でも夏は体力作りとライバルとの競争に明け暮れ、春や秋といった過ごしやすい季節に子孫を残す、何万年と続く歴史の中でそのように進化してきたのでしょう。

イヌタデ
 ピンク色の粒をたくさん付けたような穂を垂らします。神社の裏手でちょっとした群落を作っていました。
セイタカアワダチソウ
 この時期に急速に成長して人の背丈よりも高くなり、10月になって上から黄色い細かい花が咲きだします。近所の川べりには群落があって鮮烈な黄色と緑のコントラストとなり、春の菜の花と並ぶ中秋の風物詩といえます。
ダンドボロギク(段戸襤褸菊)
 こちらも9月以降急成長し、あちらこちらで群落を作ります。白い細かい花を付けたかと思うと程なく綿毛をたくさん散らしてゆきます。
コセンダングサ(小栴檀草)
 夏の間葉や枝をYの字にぐんぐん伸ばし、一体何の種類の雑草だろうと思わせる謎の草木ですが、こちらも10月に入って開花します。
 花は黄色い花芯のみ付けるものが多いですが、時たま白い花びらが付くものも見かけます。花が終わると花芯が、下写真に見えるように雲丹や栗のいがのようにも見える種子へと変わります。

10月9日

 8月の一時期、1日5700人にまで激増した都内の新規感染者数も9月になって一転して急減、10月早々に100人を下回る日が出るまでに落ち着いています。ワクチン接種が進んだ効果だけではこの激減は説明しにくいと思いますが..。緊急事態宣言も全国で一斉に解除され、人の動きも活発になってきているようです。
 学校でも9月1ヶ月間続いていた午後の在宅オンライン授業が末日いっぱいで終了となり、10月からは通常のカリキュラムに戻っています。13:00過ぎ頃によく聞こえていた学校帰りの子供達の歓声も、いつもの時間に戻ってきました。

 通常のカリキュラムでは、小学3年生は毎週28コマで時間割を組んでいます。
 内訳は、国語6,算数5,理科2,社会2。そして「ポプラ」と呼ばれている科目が2コマあります。ポプラなどと木の名前を教科名にするのは聞き慣れないですが、内容は1〜2年生の「生活科」の延長のようなもので、自分が住んでいる地区,地域をよく知る、というのが目的のようです。今週の授業は理科が植物の観察、社会が「スーパーマーケット」、ポプラは「自分の学校に詳しくなる」、でした。
 音楽は2、図工が2、体育は3。外国語(英語)が1。日常生活のあらゆる場面に英語や英文字があふれている今の世の中では、小3の段階で学校で英語教育を受けるのは自然の流れなのでしょう。そして残りが書写,道徳,学活で各1。合計28コマとなる訳です。進捗状況によって科目が変更となる場合があり、今週は国語1コマをポプラに、図工1コマを理科に変更していました。
 毎週月曜と水曜は5時間、火木金が6時間授業です。5時間の日は14:50頃から、6時間の日は15:40頃から3年生を含む子供達の通過時間となりにわかに騒がしくなります。窓を開けるとうちの子供がひょこひょこ歩いている姿が見えたりもしてほほえましいです。

 

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