メゾン 道の果て

3月31日

 先日、自宅に2台あるプルーレイハードディスクビデオのうち1台が故障し、ハードディスクに保存してあった過去の録画が呼び出せなくなってしまいました。
 本機は5年余り前に購入したもので、妻子が見たい番組を録画しているもう1台とともに、主に自分用の番組録画に使っていました。
 思えばここ1ヶ月くらい起動にやたらと時間がかかっていたので、これが前兆だったのかもしれません。この時点でブルーレイなどにバックアップしておけば....悔しいですが、約2万円の修理費を払ってハードディスクを全交換してもらいました。
 教訓として、
 −録画した番組は早いうちに視聴する。いつまでも未見でとっておかない。
 −長期保存したい番組は早めにブルーレイディスクにダビングする。
 −冬場は寒い部屋での稼働を避け、暖かい場所に設置する。
 しかしハードディスクは取り扱いに気を付けているつもりでもクラッシュしてしまうものでもろいです。過去にノートパソコンで2回も交換したことがあり、そのたびにバックアップの必要性を痛感しましたが、普段動かすことのないビデオデッキでも5年使っただけでクラッシュが起きるとは。

 修理期間中はスマホのワンセグテレビ機能で録画していました。在宅勤務で平日外出する機会がほとんどなくなった現在となっては、わざわざハードディスクビデオに予約を入れる必要などないのかもしれません。
 呼び出せなくなった番組のうち、直近のものだけでもネットで見られないか。
 各局のサイトを眺めると、これが結構ありました。放送から基本1週間、無料で見逃し配信をしてくれる番組が増えています。
 1年前まで見逃し配信のなかったあの番組この番組も、ごく最近になって配信を始めてくれて喜ばしいです。
 今までハードディスクビデオに録画した番組は見終わったら通常消去しているので、ここでも録画予約する必要なく、放送後基本1週間以内であれば追っかけできてありがたいです。商売上CM動画を時々見せられますが、1.75倍速再生やタイムラインで見たい部分だけをぽんぽんクリックして効率的に飛ばし見もできて時短にもつながります。
 ただ、2時間以上のスペシャルものや、世界まる見えのように他のメディアや動画を紹介するものなど大人の事情で?見逃し配信をしてくれない番組もあり、携帯ワンセグ録画では飛ばし見再生の機能に不満があるので、ハードディスクビデオの出番はまだ少し残っています。修理費2万円に見合った活躍ができるか、少しの間様子を見たいと思います。


3月24日

 先週水曜日(16日)夜、いつものように23時過ぎまで起きてネットを見たりした後、パソコンや携帯電話の電源を落として寝ようとしたその時。

 

 

 突然真っ暗。

 

 停電か。こんな春の夜中に電気を使いすぎてということはあるまい。一体何が、

 


 程なくかたかたと弱い揺れ。
 防災無線からは緊急地震速報のアラームも鳴り出し、多少の恐怖感がつきまといます。
 窓を開けて近所の様子を見ると、一部のアパートで外階段の電気が灯っている以外ほとんどの電気が消えていました。街灯も1つたりともついていません。月明りだけが照らしているほぼ暗黒の世界です。

 停電しているのでテレビが使えず、携帯電話の電源を入れ直してワンセグテレビをつけると、東北で震度6強の地震発生と伝えています。この停電は地震で起こったものなのか。それにしてもなぜ震源地から遠く離れた関東で停電が。

 去年の秋頃にも設備故障で近所一帯が停電になったことがあり、そのときは10分ほどで復旧したのですが、
 今回は15分、30分待っても回復しないので、外に出て一回りしてきました。
 街灯、自動販売機、信号機、ありとあらゆる明かりがことごとく消えているのは異様な光景です。
 たまに通過する車のヘッドライトがやけにまぶしく感じます。
 コンビニは蛍光灯が消え、橙色の非常灯がついた状態で営業していました。
 鉄道だけは停電の影響を受けなかったようで、駅構内は煌々と明るく照らされ、電車は徐行しながら運行を続けていました。

 結局復旧したのは1時15分頃のこと。1時間半以上も停電していたことになります。
 炊飯器のタイマーを再設定したりしましたが深夜だったので影響は小さくて済んでいます。
 後の報道では関東の広い範囲で約210万世帯が停電し、地域によって停電したところとしなかったところに分かれたようです。我が住まいのある市域では大半が停電を喰らったそうで、こればかりは運が悪かったかもしれません。

 それから1週間。連休明けの火曜日(22日)、雪と寒波に見舞われた関東地方に電力需要逼迫警報が出されました。
 地震で震源地近くの火力発電所が停止したままで、そこに暖房などの需要が急増したことが理由です。
 またも大停電の危機。今度は昼間なので停電されると仕事にまともに影響が出ます。
 普段から節電を心がけているのでこれ以上の対応が厳しい中、薄暗く寒い部屋で厚着してパソコンに向かい、いつ来るともわからない停電を恐れながら仕事を進めていました。
 幸いにも多くの節電協力や電力融通があったおかげで実際には大停電は回避されましたが、我々がいかに電気に頼り切って生活しているかを改めて思い知らされました。特に冬場はガスや石油など他のエネルギーをバランス良く併用することの大切さを感じました。
 地震では東北新幹線がまたも長期運休になるなど影響は拡大しています。早く復旧して元通りの生活に戻れることを祈りつつ。


3月14日

 今更ですが、コロナワクチン接種を受けた話。
 昨年6月頃に市からワクチン接種券が届き、いつでも接種を受けることが可能でしたが、接種後の副反応について不安が多く、これを警戒するあまり今に至るまで受けてきませんでした。特に昨年10月以降は感染状況が一時下火となったこともあり、このまま収束することを願って接種を見合わせてきました。
 しかし今年に入って新株(オミクロン株)の感染が爆発的に拡大し、デルタ株ピーク期の4倍もの感染者数を出すような事態に転じました。電車通勤せず必要な買い物以外の外出をしない生活を続けていても、子供(学校)から感染するリスクはあります。その上、さらに感染力の強いオミクロンの変異種が国内侵入しているとの情報もあり、改めて接種の必要性を考えるようになりました。
 ところがいざ予約しようとすると既に1ヶ月先まで埋まっている状況。高齢者などへの3回目接種も始まり、同じように考えて接種を急ぐ人が多いのでしょうね。副反応で仕事のパフォーマンスが下がると好ましくないので土曜日とし、この週末の指定でようやく予約を取ることができました。

 会場は市内の商業施設にある会議場で、ここを市の集団接種会場としています。予約した時間にロビーに入ると、何と100人以上の人が受付待ちでごった返し、商業施設よりもにぎわっているような状態です。予約1ヶ月待ちというのはこういうことなのか。若い人も多く、3回目接種も対象者が拡大してきているようです。
 記入持参した書類を確認し体温を計測、身分証明の確認、簡単な問診と、流れ作業で進みます。注射は思っていたほどの痛みはなくすぐに終わり、順路に沿って会議場内で15分待機します。ここにも約100人がそれぞれの時間を過ごしていました。ここで急激な副反応が出なければ無事退出となります。
 会場を出た後、別の用件で電車に乗って北千住に向かいましたが、デパートの食品売り場に行くと身動きがとれないほどの混雑に、感染してしまうのではという危機感を覚えました。帰りの電車もまたしかり。
 懸念していた副反応は、接種部位が筋肉痛になって片腕が上がらないといった程度で、既に2回目までを終えた家族一同と同じでした。発熱や倦怠感はなく、翌日もいつも通りに過ごすことができました。
 3週間後に次の2回目の予約があり、これで多くの人並みに抗体を得ることになりますが、接種後もマスクや手洗いなど基本的な感染防止の動作はこれまで通り続けます。


3月8日

 隣の畑です。昨年秋から冬にかけては葉物野菜や人参などを植えていたようですが、今は左写真手前に生育中の葱と、ここには写っていませんが白菜数株を残して更地化されています。春からの植え付け準備も始まっているようで、ビニールトンネルの支柱も組み立てています。
 そんな中、左写真奥に突然何か植木のような物体が植えられたのが気になりました。近づいてみると、

 しめ飾りの付いた竹の枝でした。
 ここの区画は昨シーズンは何も耕作されていなかったような気がします。いよいよここにも開発の手が及び、新しい建物ができるのでしょうか。

 3月になって暖かくなると、野草雑草が芽を出して急激に成長し花を付け始めます。
 先ほどの左写真で、小屋の周りに青いネットが張られている部分の空地はちょうど1年前、オオイヌノフグリの大群落でした。これが終わると今度はアメリカフウロが大繁殖します。
 ところが今年は一転してここにオオイヌノフグリをほとんど見かけません。昨年大雨で水没し数日間池のようになっていたことがあり、これが植物にも少なからず影響したのでしょう。空地は土がむき出しの状態に、ホトケノザやヒメオドリコソウが進出し始めているという様相です。
 川の向こう岸では2月の上旬から菜の花が咲いています。この真冬に菜の花が咲くのか。最初は目の錯覚かと思いましたが、実際に行ってみると本当に咲いているので驚きです。南に面している土地で日当たりが良いと植物も成長が早いようです。

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