メゾン 道の果て

8月31日

 雑草定点観測8月編。

 隣の空地は8月に入ってまた除草剤が撒かれたようで、先月生えてきたオヒシバ,メヒシバなどは大半が駆逐されてしまいました。代わって登場したのは名前もよくわからない、葉の広い多様な雑草群で、自然の底力を見せつけています。

 草がのびのび生育していた駐車場もついに先週、今年初めて除草剤が撒かれたらしく、エノコログサなどが急速に枯れて茶色く変色してしまいました。刈り取りはされていないので、枯れた状態で密集しています。

 駐車場の別の区画も除草剤が撒かれ、謎の植物ダンドボロギクも半数が天に向かって細かい花を付けたまま立ち枯れし、かえって見苦しい状況です。

 宅地分譲地は除草剤の影響を受けていません。一見先月とあまり変わらないように見えますが、エノコログサは緑の穂をつけて1ヶ月で穂が黄金色に変わってゆきます。8月末になると多くが装いを変え秋の風情を感じます。


8月25日

 夏休み、家族で日帰りドライブに出かけてきました。埼玉県内へのお出かけはコロナ禍の中でも何度かありましたが、県境をまたいでのロングドライブはディズニーランド以来4年ぶりです。
 今回の目的地は家族のリクエストで、千葉県袖ヶ浦市にある「東京ドイツ村」へ。
 往路は外環道から京葉道路、館山道と進み、多少の渋滞はあったものの約2時間ほどで最寄りの姉崎袖ヶ浦ICに着きます。ここから目的地まで近いのですが、「東京ドイツ村」と書かれた看板が一つもない。東横田駅と反対方向の道を進む、ということを知らなければ確実に道に迷います。少し心配になってきたところに太陽光パネルの大群が見え、その手前に東京ドイツ村入口の看板とゲートを見つけ一安心します。
 ドライブスルー形式で入園料等を払いそのまま車で園内へ。とにかく広いです。2車線一方通行の道路は丘をどんどん上がってゆき、とてつもなく広大な広場,庭園を眼下に望みます。この広大な敷地の中に遊具やパターゴルフ場,畑やドッグランなどなど様々な施設があります。丘のてっぺんにあるマーケットエリアまで車でもゆうに2分はかかり、園内移動も車が欠かせないくらいです。

 観覧車に乗って丘の麓を見下ろすと、敷地の広大さに改めて驚かされます。これだけの広さがありながら園内は芝生や植栽の手入れが行き届いているのも印象的です。その分、園内のレストランやオリジナルのお土産品にコストが上乗せされているようで、スパゲティ1皿850円、ソーセージ盛り合わせ3,000円などというリゾート価格に、高っ、と声が出てしまいます。
 園内にはちょっとした遊園地もあり、1回400円でジェットコースターや子供トランポリンなど多数のアトラクションが楽しめます。また小動物園にはヤギやモルモット、ガチョウなどが飼われていて触れ合うことができます。

 今の旬はひまわり。遊園地脇の一角にひまわり畑があり、迷路のように造られた歩道で回遊できるようになっています。緑の丘をバックに、いかにも牧歌的な光景が広がります。別の場所にはあじさいやみかんの山があり、みかんはシーズンになると収穫体験も楽しめそうです。

 16時の少し前にドイツ村を辞して、まだ日が高いので富津岬まで車を走らせます。東横田駅まで細道を2kmほど進み、久留里線沿線道路を木更津へ、そしてR16バイパスを、工業地帯の無機質な光景を横目に1時間。
 平日にもかかわらず、若いカップルなどがそれなりの数で戯れていました。海岸には波で砕かれた貝殻で埋め尽くされ、魚は見かけないものの海藻が流れ着いたりします。何年かぶりに潮の匂いと海水のしょっぱさを体感しました。子供もビーチサンダルに履き替え、海を体で経験します。
 岬に建つ複雑な形の展望台は「明治百年記念展望塔」といい昭和46年に完成したもの。ここから眺める夕日はまぶしく、近くにある人工島、第一海堡(かいほう)を見えなくしてしまうほどです。

 帰りはアクアラインで海ほたるPAに立ち寄り、首都高を経由して帰宅しました。所要時間や距離は行き帰りで大差ないものの、通行料のアクアライン2,510円、首都高1,590円が高い。外環〜館山道経由の倍以上するとは。次回千葉県にドライブするときはアクアラインは使わないようにしようと心に決めた出来事でした。


8月14日

 最近のお買い物から。

 6月に復活した激安スーパーは、以前から曜日によって野菜の詰め放題などで注目を浴びていましたが、復活してからは安売りにさらに輪がかかったようです。特に果物の値引きが半端なく、先日出かけたときには小玉西瓜1個108円、マンゴー3個108円、桃3個162円、パパイヤ1個108円、画面にはありませんがバナナが7本入り54円(税込、以下同じ)という信じがたい値段で売られていて、思わず買い込んでしまいます。西瓜はこの大きさでも500円以上、桃やマンゴーは1個200円以上が相場なので、どんだけ安く仕入れているのかと驚きます。
 もちろん訳ありで、西瓜は皮のところどころが傷んでいて3日後に白カビが生えてきたのであわてて食しましたが、今まで食べてきた西瓜の中でも最上級に甘かった。桃やマンゴーも多少の傷みがあり取り除きましたが、果肉はしっかりしています。バナナも同様に皮だけが黒ずんでいます。すぐに食べきれない分は冷凍保存して何日かに分けて食べています。
 本来捨てられるはずだった傷あり品を農家や市場で安く買い付けているのでしょう。農家にとってもわずかなりとも収入になりますし、何よりもったいない精神が活かされています。別の日に桃が4個入り108円(!)で売られていたこともありましたが、このときはさすがに果肉の傷みが大きく半分は捨てています。

 都内にある別の激安スーパーにも時々遠征します。ここでは賞味期限切れの食品を多く扱っていて、先日出かけたときには本場ドイツの黒ビール500ml入りが1本219円で大量に売られていました。国産ビールのロング缶を大きく下回る価格設定です。
 他にもコカ・コーラ社のドライスピリッツ「TopoChico」が355ml入り1缶43円〜、韓国HAITAIがカルビーと共同開発したハニーバターポテトチップス(韓国パッケージ)が3袋で107円など、宝探しをする感覚で買い物しています。

 お酒といえば、夏場は気分的にがぶ飲みしたい。そこで先ほどの黒ビールや「TopoChico」をある程度まとめ買いしたのですが、イオンに入ったら少し毛色の変わった缶チューハイ類が並べてあって目移りしてしまいます。
 写真左から「宝焼酎ハイボール 岩下の新生姜」「サッポロ男梅サワー しょっぱ梅」と同「追いレモン」「三菱食品(オエノン)你好ハイボール」。飲んでみての感想は、岩下の新生姜は、本当に生姜漬けの味がする。男梅も、酸っぱいという先入観で飲んだら意外なほどに甘く、どはまりします。梅キャンデーを再現した味。你好ハイボールは紹興酒とウォッカのソーダ割りで、新たな味覚に出会えた気がしました。これは少し落ち着いた場と感覚で飲みたいと思いました。
 いずれにしてもアルコールを摂取すると余計体が熱くなって、猛暑続きのこの夏ではかえって寝苦しくなる。涼しくなるまでは夜のお酒は控えるべきと体が教えてくれるのでそれに従います。

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