メゾン 道の果て

12月31日

 大晦日です。例年通り、この日に1年を振り返ります。
 今年になってコロナウイルスの5類移行で行動規制がなくなり、旅行なども自由にできるようになりました。が、実際に遠出したのは夏休みの東京ドイツ村くらい。鉄道絡みでは11月の相鉄・東急新横浜線が、このページで残した唯一の電車外出ということになります。会社の事務所出社も2回しかなく、日常的に電車に乗る機会もほとんどなくなっています。とはいいつつ、5月に出社したときの帰りに東武伊勢崎線の<THライナー>に乗ってみたり、おとといも池袋で集まる機会があってそのついでで都電を全線乗車したりと、機会をとらえては地道に鉄活動を遂行しています。今年は東武スペーシアXのデビューや宇都宮ライトレール開業など明るい話題も多かっただけに、これを含めた広範囲な活動をしなかったことを反省し来年以降は活動の範囲を広げたいと思っています。
 一方で花や野草雑草の話題が増えています。定点観測で月1回の経過観察を通して生態を理解するようになっただけでなく、野草雑草のおかげで、書くネタがなくて困ったという状態から解放されました。足元をみれば何か話題が見つかるはず、と教えてくれた野草雑草は救世主と思っています。野菜類作りも、室内で小松菜など新たな取り組みを続けています。先月には苺の苗も買って植えてみました。
 マイナポイントの受け取りと電子決済利用も大きな出来事でした。PayPayは利用可能店舗がさらに増え、最近マクドナルドでも支払いできるようになって利便性が上がりました。今やPayPayが使える店舗とあらば積極的にPayPayアプリを起動して決済しています。ただ妻はデジタル時代の決済になじめず、いまだに20000円相当のポイントを使っていないようです。ポイント運用は20000ポイントに対し利益が一時1600ポイントに至ったものの、現在は1200ポイントに収まっています。
 来年ですが、年明けに3回ほど事務所出社の予定が入りました。うち2回は懇親会を含んでいます。他にも仲間との旅行の話が出たり、来年はいろいろな場面で動きが大きくなりそうです。


12月26日

 雑草定点観測12月編。
 下旬に入って本格的に寒い朝を迎え、霜が降りるとともに庭の朝顔は命脈を絶たれました。一方秋に種まきした小松菜やサヤエンドウは耐寒性があり、霜柱にも動じません。

 駐車場。春の野草であるカラスノエンドウやアメリカフウロなどは花こそつけていないものの、一回り大きくなっています。12月になっても比較的暖かい日が続いたからでしょうか。

 秋に芽生えた草は耐寒性があるのか、霜が降りても枯れる様子を見せません。むしろ先月より大きくなっています。右写真のエノコログサが12月になってすっかり白くなってしまったのと対照的です。

 別の空地では夏草が冬枯れして辺りを覆いつくしています。主にオヒシバ,メヒシバ,謎の植物と呼んでいたダンドボロギクなどです。ところどころに棒立ちしているのは秋になって出てきたノゲシで、場所によって元気に生きている株と枯れている株とがあるようです。

 別の場所ではホトケノザやナズナが花盛りになっていました。
 これから毎朝氷点下の厳しい季節を迎えます。花盛りの野草群がこのまま耐えて生き延びていくのか注目してゆきます。

 これまで1年かけて観察を続け、月ごとに状況をつづってきましたが、観察を通して、身近だと思っていた野草雑草の知られざるライフサイクルに気づきました。種類によっては花期が年2回あったりとか。庭に生えてくる雑草の対処法などもここから学べるものがあると思います。来年も場所を少しずつ変えながら、観察を継続します。


12月16日

 今年3月に一度倒産するも6月に復活した激安スーパーは今、店頭に目玉として賞味期限切れ食品を多数並べ破格の値段で販売しています。賞味期限切れとはいえ味に遜色はなく、多くの買い物客が立ち止まっては品物を手にしています。たださすがに1年経過したクリームメロンーダは1本10円でも手を出せなかったですが..。
 その商品群の中で見つけたのが

 

  「?」
と書かれたファンタのボトル。1本42円(税込)で売られていました。
 ミステリースイーツと記載されていましたが、大きな「?」につられて見落とし、多分何かのフルーツ、またはこれを2種類以上混ぜたミックスなのかなと思い込んでいました。去年か今年か(←もう忘れている)夏に買ったチェリオの2つの謎味が「オレンジ」「グレープ」とすぐに分かった、という例があったので。

 実際に口にすると、確かに甘い炭酸飲料。味的にもまあ悪くはなさそうです。ただ「ファンタ」ブランド=フルーツだと思い込み判断するにもフルーツ感があまりしません。りんごの味がわずかにするが、あとは何だろう。
 これは相当な難問です。間違いないのは柑橘類が入っていないことくらいで。内容物の色はグレープを意識した淡い紫色、パッケージは紫とピンク。これに引っ張られたのか、自分で出した結論は「りんご40%,ぶどう20%,桃20%,その他不明20%のミックス」でした。
 正解はパッケージの片隅に印刷されたQRコードのリンク先にあります。スマートフォンで読み取ると、

 

 「アップルパイ味」

 

 え....


 まず、アップルパイを炭酸飲料にしてしまうという発想にびっくりしました。というか、ファンタってフルーツじゃなかったかとパッケージを見て「謎のスイーツ味」と書かれていることにようやく気が付きました。スイーツを勝手にフルーツと読み違えていたようです。
 改めて一口含むと、ほんのりとしたりんごの風味は焼きりんごのそれで、その他不明20%と思っていた部分はシナモンの香りで、云われてみれば確かにアップルパイの味覚を再現していますね!!

  謎味に触れる経験を通して、人間の味覚はいい加減なものなんだなあ、と再認識します。味覚の大部分は実は視覚や思い込みに惑わされてできたものだと。安い食材を高級品と偽って提供されても何も言えません。まあ我々庶民には高級食材を口にする機会もあまりないのですが。ぶれない定番の味を一つ持って、それを物差しにするのが解決策の1つかもしれません。知らんけど

  BACK道の果て バックナンバーへ
TOPトップへ戻る