メゾン 道の果て

2月29日

 50代になると給与収入も伸び悩み、それどころか残業しなくなったことでむしろ40代の頃から相当減ってきています。
 これに加え大きくのしかかってくるのが、子育てにかかる出費。
 小学生が中学に上がる年齢に差しかかると、学習塾に通い始めたりなどで費用がかさみます(先日も子供の教材関連で大きな出費がありました..)。これで高校が私立とかになると家計を圧迫するような事態になりかねません。それだけでなく、親を介護するような状況になったときなど、さらなる出費にも備えておかなければなりません。
 以前も書いたことがありますが、会社で退職給付金や企業年金を運用に回す投資教育が行なわれたことがあります。ここではいくつかの金融商品が紹介され、内容によって年利が10%とか15%だとか、例えば年利5%でも100万円を1年預けて5万円の利子が付くとか。15%で5年間だと75万円も含み益が出る計算です。リスクもあることは承知ですが、全財産を年利0.001%の普通預金に預けたままにしておくのはもったいない、万が一失われても日常生活に支障が出ない範囲で預金の一部を運用すれば、利子を将来の生活の足しにすることができる、ということに気づかされました。
 今年1月からNISAの制度が変わり、つみたて投資枠では最大で1,800万円まで非課税で投資ができるようになりました。これを機会に新NISAを始めることにし、銀行に相談に行きました。銀行の担当者さんは商品の説明、そしてネットバンキング口座と投資信託口座を並行して開くことで銀行に出向かなくてもNISAの投資が始められることを教えてくださいました。

 自宅のネット環境から銀行のページに入り、投資信託口座を開設し、手元の普通預金にネットバンキング機能の申し込みもします。想像していたより簡単に口座が作れます。投資信託商品は今回、バランス型と海外株式積極型を選択しました。バランス型は海外,国内の株式や債券を取り混ぜてリスク要素をできるだけ減らしたもので、今回購入したのは株式に重点を置いた、バランスといいつつ積極的な内容になっています。平均株価が過去最高値を更新している現在の状況が続けば、子供の教育費を数年で取り返せるほどのリターンに期待しています。
 今週、第1回の引き落としがありました。毎月1回、同じ金額を継続して引き落とし、つみたて投資枠で管理することになります。まだ投資が始まったばかりで実感はわきませんが、PayPayポイント運用でも4ヶ月で20%の儲けが出ている現在、運用に期待するところが大きいです。今後の景気や為替相場次第で結果は大きく変わることになりますが、良好な景気の状態が長く続くことを祈ります。


2月24日

 新・雑草歳時記2月編。
 月が変わって大雪が降ったかと思えば4月のような暖かい日になったり、ここ1週間は梅雨を思わせる雨続きの毎日と、気候の変化が激しいです。

 2月の寒空の下、1本だけ残っているイヌムギの穂。生きているのかどうかよく分かりませんが、他の株が葉だけ残して冬越ししている中、目につく存在です。

 

 先月も登場したノゲシの、こちらは群落です。背後に雪が残る環境でも元気に花を咲かせていますが、生きている株と枯れている株が混在し雑然としています。夏から秋に成長したグループは花期を終えて立ち枯れる一方、生育が遅かったグループが今の時期になって開花を迎えています。

 農業用ハウスの脇。前の週に降った大雪が1週間以上も残っていましたが、その下で雑草達はじっと息をひそめています。どんなに雪が重く冷たくても、溶けるのに時間がかかっても、彼らにとっては全く何の影響もないようです。

 12月のホトケノザとナズナのその後。花期が終わると寒暖に関係なく変色し立ち枯れてゆきます。ホトケノザは緑色の葉が少しずつ黄色く変わります。
 周辺ではカラスノエンドウなどが早々に成長していますが、ここの大群落にはしばらく入り込む余地がなさそうです。


2月9日

 先日社用で川崎方面に出る用事があり、その帰りに東急東横線で「Qシート」車輌に乗車してきました。
 「Qシート」は東急が大井町線で始めた有料の座席指定サービスで、昨年8月からは東横線でも夜間に渋谷発横浜方面行きの下りでサービスを始めました。特定の10両編成の4,5号車がロング/クロスの座席変換が可能になっており、通常使用時はロング方向,通勤形と同じ座席の向きですが、座席指定列車のときは元町・中華街方向に座席を向けたクロスモードで運用します。座席指定は平日夜間の渋谷発元町・中華街行き急行5本で行なわれて料金500円です。
 一方その折り返しとなる上り列車ではどうなるのかというと、通常時のロングモードに変換するかと思いきや、一部の列車ではクロスモードのまま変換せず別料金も不要で運用されるとのこと。対象となるのは渋谷始発の座席指定列車に送り込まれる急行のようで、渋谷での折り返し時間が短く座席を変換する時間がない、という理由だそうです。座席の向きは進行方向と逆ですが、かなり乗り得です。
 事前の調べでは、少なくとも武蔵小杉基準で平日19:15,19:45,20:15,20:45,21:15の急行渋谷行き5本がその「逆向きQシート」らしいです。
 この時間に合わせて駅に向かい待っていると、お目当てのQシート編成が、本当にクロスモードの状態でやってきました。



 夜間の上りということで比較的すいていて、座席にすぐありつけました。
 座席は割合柔らかめで座り心地は良好です。 内装デザインは要所要所に木目調のパネルや床材を使いアクセントにしていて、緑色の座席とともに目に優しいです。中吊り広告は「Qシート」座席指定サービス開始の内容に統一されていました。
 一般の急行列車なので全ての扉から乗降できますが、Qシート車輌の4,5号車には係員が乗っていて、傍らに何やら赤い大きな横断幕のようなものを畳んで準備しています。中目黒を出るとおもむろにその横断幕のようなものを、片側の3ヶ所のドアに取り付け始めました。座席指定のときに出入り口を1つにしそれ以外のドアから乗降できなくする用のものです。渋谷に到着して乗客を一旦全員降ろした後、係員は1ヶ所だけ開いているドアで折り返し列車の座席指定の改札を行ないます。
 20分ほどの短い乗車時間でしたが、通勤路線のクロスモードは楽しめました。次の機会にもまた利用してみます。

 話のついでに、昨年は同様のLC変換座席である東武の<THライナー>にも乗ったことがあるので、そのレビューもします。
 結論から言うと、580円の別料金を払って乗るのにはかなり残念な車輌という印象です。
 指定された座席が最前列通路側で、足は伸ばせるものの仕切りがなくどこか落ち着かない。またここの座席は窓がなく外の景色が見にくい(これは他社も含めLC変換車輌全てに当てはまりますが..)。それから座席が少し硬い。しかし最も心象を下げたのが広告です。特にドア前座席では外が見づらい分ドア上サイネージに目が行きがちになり、通勤車輌と同じ広告動画や次駅案内表示を繰り返し見せられやや目障りに映ります。中吊り広告はないものの天井荷物棚広告は通勤車輌と同じものだし。別料金を払って乗るときくらい広告は最小限にし、沿線の観光地の紹介とか目の保養になる内容にしてほしいです。

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