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Vol.8 3・3・SUN踏破ツアー'01

 8月23〜25日の3日間、名鉄・近鉄・南海の3大手私鉄の乗りつぶしに出かけてきました。
 きっぷの名前にちなんで「3・3・SUN踏破ツアー」と名付けましょう。

 関連コラム 8月28日分

平成13年9月8日更新

(1日目)

 新幹線<こだま>で豊橋へ向かいます。フリーきっぷは豊橋で購入します。
豊橋から名古屋へは名鉄特急を使います。新幹線で直接名古屋まで行ってしまえば圧倒的に早いのですが、少しでもフリーきっぷのゾーンを有効に使おうと、豊橋で下車して名鉄に乗り換えます。2時間差と引き換えに、片道約2,000円の節約。

名鉄特急1000/1200系「パノラマSuper」。
6両編成で、指定席車を2両連結しています。
一般席車両も転換シート付きで快適です。
名古屋から近鉄に乗り換え、いざ伊勢へ。
実は特急が出てしまった直後で、やむなく後続の急行に乗って伊勢中川まで移動します。車両はロングシートの2610系通勤形電車。かなり味気ないです。

 伊勢中川で大阪方面からの後続特急に乗り換え、志摩半島へ。台風一過、見事なまでの青空です。
 伊勢市、鳥羽までは線形が良く順調に飛ばしますが、鳥羽から先は軽便鉄道の線路幅を広げた区間で、急カーブを繰り返し、スピードも格段に遅くなります。

賢島で折り返し、普通電車で戻ります。担当は通勤車両の2両編成(左側)、ワンマン運転です。
鳥羽駅構内の軽食コーナーより。
駅前と港を一望できる格好のスポットです。
 鳥羽から松阪へは近鉄から離れ、並行するJR参宮線を使います。行きと帰りで別のルートを使って移動する。これが鉄旅行を楽しむポイントでしょう。
 並行する近鉄に乗客を奪われ、寂れているかのように見える参宮線ですが、決してそんなことはありません。名古屋に直通する新型キハ75系快速<みえ>が1時間に1本、全力で疾走します。座席も転換シートで、競争相手を強く意識しています。
 松阪から再び近鉄に乗って移動。次の特急を待っていたら、その列車がたまたま「伊勢志摩ライナー」23000系でした。これはラッキーかも。
 車内は号車ごとに赤、青、黄、緑を基調にしたテーマカラーで彩られています。

 大和八木で特急を降り、橿原(かしはら)線で橿原神宮前へ移動。ここから南大阪線系統を巡ります。時間の都合で回れたのは尺土(しゃくど)経由、御所(ごせ)線と、戻って尺土から先の南大阪・吉野線のみでしたが、6年前に同じきっぷを使って踏破できなかった南大阪線に足を踏み入れただけでも前進でしょう。
(6年前のツアーでは伊勢志摩と南大阪線系統を除き近鉄を制覇済み)

 南大阪線系統の通勤車両です。近鉄は線路幅が1435mm(新幹線と同じ)が通常ですが、南大阪線系統は歴史的経緯により1067mm(JR在来線と同じ)が使われています。しかし線路幅は違えど車両のデザインは本線系統と一緒です。近鉄御所にて
橿原神宮前から単線になります。沿線の雰囲気も大都市近郊からローカル線のようになり、寂しくなります。
南大阪・吉野線の終点、吉野。観光地だけに、とても広い構内を持っています。右側は26000系特急車「さくらライナー」。
暗くなっても懲りずに吉野神宮へ行ってきました。吉野神宮駅から山を登ること10分。既に本殿の門が閉まった後でしたが、証拠写真ということで1枚。

 2日目に続く

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