新・雑草歳時記6月編。

先月ヤブガラシが繁茂していた田んぼの土手は、直後に除草剤が撒かれて一旦は枯れたようになりましたが、生命力が相当強いようで再びあちらこちらから芽が首を出し、あっという間に元の状態に戻りつつあります。ヤブガラシの他にも夏の雑草が入り込み競争は激化しています。
隣の水田区画は6月に入って水が張られました。クワイの栽培をするようです。大量発生したイヌタデはあえなく水没してしまいました。
別の場所で撮影した、ヤブガラシの花です。1粒が直径1mm程度のつぼみを大量に付け、赤くなると開花します。蜜が甘いと聞いて1粒かじってみました。確かに甘味を少し感じますが、それ以上に青臭さが口の中に広がり、人の食用には向いていません。昆虫にはちょうど向いている量のようですが..。
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川土手の桜並木の下、イヌムギはその多くが終焉を迎え茶色く枯れてきています。いずれ草刈りが入って、その後は夏草に取って代わられるでしょう。
河原にはホソムギ類が枯れた上にアカツメクサやヒルガオなどが進出し、勢力を拡大しています。

先月写真なしで近況を伝えたナズナ,ホトケノザ地帯のその後です。スギナやダンドボロギクを中心に、場所によってハハコグサやコマツヨイグサの姿も入り込んで競争を繰り広げています。
レンゲ畑はいよいよ開発されることになり、重機が入って掘り返しが始まりました。
この春から、親の面倒を見に週1回は実家に通うようにしています。
親も歳相当の高齢になり、自律的な生活がだんだん難しくなってきています。今は畑仕事がまだできるほど元気ですが、同世代が次々亡くなったり、要介護になる人も多い中、先行きが気がかりです。
実家近くにある墓に久し振りに立ち寄ると、あまりの草ぼうぼうの光景にびっくり。
草木が成長する5月はどこの区画でもそうですが、人のあまり訪れない墓地が草の緑で埋もれてしまいそうに見えます。
そこで休みの日に、丸1日使って墓周りの草取りをしました。
まず自分の区画に生えている雑草を片っ端から引っこ抜きますがこれが結構な重労働。雑草の種類は主にスギナやドクダミで、どちらも地中深くまで根を伸ばし、抜いてもしばらく経つとまた生えてくる厄介な代物です。ともあれざっと一通りの草を始末しましたが、抜いた雑草の量がバケツ3杯分。自分一人の作業で半日以上かかりました。しかも中腰の体勢で負担がかかるし。
地面には玉砂利を敷いていますが長年手入れしなかったこともあって周辺畑地からの土埃が玉砂利の中にたまり、さらなる雑草繁殖の一因になっていました。そこで玉砂利をふるいにかけて余分な土を捨てます。発生した土の量も半端なく、何度もバケツをいっぱいにしてごみ捨て場との間を往復します。
砂利を除去した地面には雑草の根が這いまわっていて、これらも可能な限り掘り出し、切り落としたりします。墓石の下にまで入り込んでいる根も除去し、これでまたバケツがいっぱいに。結局この日1日で作業は終わらず、次回に持ち越します。
別の日に、改めて残りの部分の砂利をふるいがけします。これを聞いた高齢の親も手伝いに参加して、2人力で作業がスピードアップしました。ふるい終わった玉砂利を元の位置に敷き戻し、一旦は作業終了とします。雑草がなくなってきれいになりましたが、かさ増しされていた土の分だけ砂利の部分の地面が下がってしまい、防草を兼ねて新たな玉砂利を補充したいところです。ホームセンターの園芸コーナーを何か所か回ってみましたが、墓地用の玉砂利を扱っている店は意外に少ないようです。専門の業者を訪ねた方が良いのか考えているところです。
さらに1週間おいてまた墓を訪れると、ドクダミの新芽がところどころに生えていました。かなりしぶといです。しばらくの間は、炎天下で雑草取りの戦いが続きそうです。この10数年手入れしてこなかったつけが回ってきたのか..。
実家から墓地まで歩いて10分余り。その道筋のいくつもの民家には数多くの木や花が植えられ、成長や変化を楽しんでいます。緑の粒が日を追って大きくなるぶどう棚、橙色の花が印象的なザクロ、神社の一角で咲き誇っていた藤棚、畑の片隅に実を結び始めたキウイフルーツ。昔はこの一帯は梨畑だったのですが、近年は麦畑や他の農地に転用されたりしてすっかり見かけなくなりました。
近所の川辺を歩いていると、河原のところどころに大きな木を見かけます。
通常河川敷に人は立ち入らないので草刈りしない限り植物は成長し放題、樹木は伐採せずに放置した結果、多くは高さ10m以上にも達し、存在感を見せつけています。
この中で初夏の今頃から実を付けている樹木が何種類かあり、気になっていました。Googleレンズという便利なツールができたおかけで、何かと新たな発見が多いです。
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色とりどりの実を付けるこの大木はヤマグワ(山桑)といい、黒く熟した果実は食べられます。野生と思えないほど意外に甘くまろやかです。つぶすと赤い果汁がはじけ、衣服に付くと見苦しいのでのでご注意を。
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こちらの木は茎に丸っこく広い葉が連なり、その中心には卵型をした緑色の実が何個か固まって付いています。熱帯植物のようで不思議に見えますが、オニグルミという、日本在来唯一の胡桃の品種だそうです。実は秋になると落下し食用になりますが、他の胡桃同様に種が大変堅く木槌で叩き割って取り出すとのこと。
ヤマグワもオニグルミも、この河川敷では数多く見かけます。鳥が種を運んだり、実が下流に流されてその先で発芽して数を増やしているようです。
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ご存知、ビワ(枇杷)の木も川沿いに見かけます。野生のものは実が小さく、食べごろになるとすっきりと甘いですが相対的に種ばかり大きい、果肉が少ないという印象です。
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こちらは川沿いではなく街路樹として植えられているヤマモモの木です。6月になると熟した果実の落下が始まり、道路は落果で埋め尽くされます。味は甘酸っぱく、ヤマグワに比べると野性味を感じます。中には種が1個入っています。一部では食用として栽培している地域があるそうですが、日持ちがしないので地域内で加工消費され市場には出回らないとか。