メゾン 道の果て

5月31日

 今シーズンのいちご収穫期を迎えました。
 結果からお伝えすると、全体で111個となりました。
 昨年が33個だったので約3.3倍の増でしたが、株分けして昨年の6株から90株くらいにまで激増したのに、全く伴っていません。
 単純計算で33×15倍=495個なっていてもよかったはずですが..。
 実のサイズも店で売っている小粒のパックよりさらに小さく、後半期のものは小指の先くらいの大きさにしかなりません。
 思ったようにたくさん実が付かなかった理由は何か。プランターの株をよく見ると、過半数の株で花を全く付けなかったようです。
 そしてそれらの株に限ってランナーを伸ばして子孫を残そうとしています。困ったもので。
 写真は5月10日時点のプランターの姿です。実が赤くなるとカラスなどの食害に遭うので(実際に10個くらいかじられた)、しばらく出番のなかった防鳥ネットを引っ張り出しかぶせておきました。かぶせた期間は連休直後からほんの20日間程度で、短期集中での収穫です。
 収穫が終わる今月下旬頃には、一時ランナーを伸ばした株を含めて多くの葉が紅葉し枯れ始めました。
 実を付けるのにエネルギーを消費したからなのでしょうか。それでも芯の部分は小さな新芽が控えていて、いちごの雑草魂がうかがえます。

 一方で実家の庭畑に移植した株は、地植えで土壌が良好だったせいか、背丈が大きくなっただけでなく実も大きめのものが付きました。
 その実も大きな葉に隠れて目立たなくなったことで鳥の食害はあまりない、とのこと。
 また自宅プランターと違って収穫期が終わった後も衰えることなく森のように生い茂り、根元にはランナーが這い回っています。
 来シーズンに向けて少し解が見えてきたような気がします。プランターの土の厚みを増やし、土の養分を豊かにすること。今シーズンは最小限の土と養分でも品種によっては結構な成長を見せました。やはりいちごの生命力は強いようですが、それでも大きな実を付けるという目標にあっては、それなりに土と養分を充実させることに違いはないのかなとは思いました。おととし肥料を与え過ぎて枯らしてしまった経験もあり、一応注意を払いながら実践したいと思います。並行して一部の株は地植えもと。

 5月の中旬になると近所の激安スーパーでも小粒のとちおとめが1パック216円とかで売られるようになりました。ただ、自宅のプランターで完熟させたいちごに比べると、早めに収穫して市場に回しているからなのか、やはり酸っぱさが気になります。いちごを育てる動機付けが1つ明確化できたと、改めて感じます。


5月20日

(前編からの続き)
 木更津では5分の接続で13:01発上総亀山行きに乗り換えます。終点の上総亀山まで行く列車は昼間はこの1本しかなく、乗りつぶし客が集中して2両編成の車内は既に立ち客多数の状態です。沿線はのどかな田園風景。田植えが始まる時期で、水田の多くに水が張られトラクターもところどころで見かけます。
 久留里から先が来年の廃止予定区間です。田園から一転して山に分け入り、上り勾配が険しく新型通勤気動車でも一生懸命に登っているようです。時折渡る小さな川の水が濁っているのは地域柄なのでしょうか。混雑は変わらず、ほとんどの乗客が終点の上総亀山まで乗り通します。
 上総亀山での折り返し19分の間に、周辺を小走りで巡ってみました。線路終端側を経由して400mほど歩くと国道465号に出て、左手に橋がかかっています。ここが亀山湖で、橋からはもう1本赤いアーチ橋(川俣大橋)を臨めます。さらに奥にはダムと遊戯施設,貸ボートとかもあるようですが時間がなく引き返します。
国道には千葉市内行きの高速バス停があり、廃止後の代替交通は確保されそうです。

キハE130-104

 上総亀山は無人駅なので乗車駅証明書を発券してもらって、木更津まで戻ります。木更津駅の改札は久留里線の精算で長蛇の列ができ、出るのに10分もかかりました。
 木更津といえば以前テレビで取り上げられた弁当屋が気になり、調べたところ駅から1kmのところにあるということで急いで往復してきました。「浜屋」のバーベキュー弁当、720円です。人気が高いのかいくつも作り置きしてあってすぐに購入できました。
 千葉行き209系の最後部車のボックスを確保して弁当を広げます。肉食がっつり系と紹介されていましたが、量的には思ったほどではなく小食の自分でもぺろりと平らげた、という印象です。

 千葉からは総武線快速に乗り換え成田空港へ。道中<成田エクスプレス>号に抜かれたり、並行する京成線でケンティーラッピングの新AE系と競争したり。
 そして1日の最後は京成特急<スカイライナー>で締めくくります。空港駅の券売機は外国人観光客で長い列ができていました。次の列車は満席でしたがその次の便に空席があったので予約します。発車までの間、ターミナルビルのショッピングモールを巡ります。ざっと見た限りでは成田空港ならではというものがあまり感じられず、どこにでもある大型商業施設のようでしたが。
 18:18発<スカイライナー160号>に乗り込みます。車輌はライナー特急専用の新AE系で、唯一令和生まれの9番編成が入っていました。乗客は外国人が多く、案内放送や広告も中国語や英語が目につき、半分異国にいるみたいです。座席背面に貼ってある人気芸人の広告が逆に日本らしく主張しています。
 列車は加速して160km/hで成田スカイアクセス線へ。午前中に乗った<わかしお>と違って格段にスピード感があり、新幹線に近い感覚です。新線区間は印旛沼と水田と丘以外に住宅はほとんどなく、成田湯川から印旛日本医大まで駅が1つも作られなかった理由が分かります。暮れなずむ田園地帯を横目に疾走し、北総線区間に入っても130km/hでニュータウンの灯を後ろに追いやります。この列車は青砥停車の便だったのでここで下車して見送ります。

モハAE9-1 青砥にて


5月12日

 昨年に続き、連休の1日を使って日帰り鉄旅行に行ってきました。
 今回の目的は久留里線。来年3月の一部区間廃止が発表され、混雑が本格化する前に今のうちに乗り納めしたく、実行に移しました。

 春日部から東武野田線で千葉県入りします。野田線の千葉県区間に乗るのも、前回の記憶がないほどしばらくぶりです。野田市駅周辺は近年高架化され、醤油工場を見下ろす景色が新鮮です。流山おおたかの森周辺は駅開業から20年で高層住宅が立ち並び、その威容に圧倒されます。
 柏で船橋行きに乗り換えますが、最新型の80000系が入っていました。鎌ヶ谷では引退が進む8000系のインフレナンバー"元祖80000系"とも邂逅します。休日の朝なのに各駅で乗客を詰め込み、終点近くなると身動きが取れないほどの混雑でした。

柏にて

 船橋から千葉に向かうのに時間の余裕ができたので京成に乗り換えます。徒歩1〜2分ほどの京成船橋駅から京成津田沼へ、再度乗り換えで京成千葉へ。千葉線では元新京成の80000系が当たりました。京成の新3100系と同一車種で、昨年の新京成電鉄の京成編入後京成カラーに塗り替えられましたが形式は新京成時代のまま使われています。

京成津田沼にて

 京成千葉駅と千葉駅も目前の位置ですが、千葉駅に入ってコンコースを通りきっぷ売り場に着くまでがやや歩きます。久留里線各駅は交通系ICカードが使用できないので券売機で乗車券を購入します。上総亀山まで1,410円。内房線袖ヶ浦経由でも、外房線大回りでも、改札を出なければ東京近郊区間特例で同じ運賃です。やってきた外房線快速で蘇我へ。ここまで順調です。
 蘇我9:37発特急<わかしお3号>に乗り込みます。E257系500番台は初めての乗車です。255系房総ビューエクスプレスのようなまでのインパクトはありませんが、海をイメージした青系の内装に心が踊ります。指定席は2日前時点でも予約できましたが、乗ってみると満席状態。茂原や上総一ノ宮でも降車客は少なく、ほとんどが勝浦以遠まで乗り通していました。房総観光も捨てたものではないようです。
 大原までは4年前の旅行で乗車しましたが、海から少し離れた内陸部を走るおとなしい区間といえます。それが大原を出ると海が近づき、山とトンネルとで景色に変化が現れます。さらに特急停車駅の周りにはリゾートマンションや観光ホテルがそびえ建ったりですが、乗客はその景色を楽しんだり、またはスマホに夢中になったり、それぞれの過ごし方をしています。

クハE257-517 安房鴨川にて

 安房鴨川では6分で普通電車に接続します。E131系の4両編成で、乗客が少なくボックスシートを独り占めできました。ここから1時間半かけて各駅に止まりながら房総半島を周回します。左側車窓は雄大な海景色が続きます。道中のいくつかの無人駅、カラフルな瓦屋根が南国感を醸し出す館山、かつて大学合唱団の春合宿で何度もお世話になった岩井、ちょっと懐かしさを覚える窓辺が続きます。
 電車は木更津行きですが、君津で始発の横須賀線直通快速が先行するのでこれに乗り換えます。逆に乗り換えないと木更津で久留里線に接続しません。E235系は普通車全車ロングシートの通勤形。車内はずらりと並んだ広告モニターディスプレイがせわしなく動き、日常に引き戻されます。

クハE130-8 青堀にて

(後編へ続く)

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