
150分の1、Nゲージサイズのミニカーに新たな仲間が加わりました。
「カーコレクション」第2弾、トヨタ4代目マーク�Uです。昭和55〜59年に製造されました。
過去の実車は4つ目玉でスポーティな2代目、一転して高級感を前面に出した3代目と、子供心にも印象の強いデザインでしたが、この4代目は比較的おとなしめで、正直なところあまり記憶には残っていませんでした。それでもライト類が角型になり、直線を多く取り入れたデザインは当時の流行にならっていました。

先ほど4つ目玉の、と書きましたが、昔のなじみ深い車を振り返ると、昭和40年代後半から50年代、自分が小学生くらいの車は丸いヘッドライトを左右2つずつ並べた「4つ目玉」が多かった記憶があります。この写真の時代の車は、乗用車もバスもトラックも4つ目玉が主流でした。
令和の現代、ドライブしていてすれ違う車を見ると、ヘッドライトのデザインはほとんどが変形四角形ないしは五角形で、前面から後方に流れるように吊り目状態となったライトケースに灯火類を収めています。今や丸いヘッドライトの車はごく少数派で、ざっと見100台に1〜2台くらいしか見かけません。それも見かけた大半がスズキハスラーというような状態です。ましてや丸ライトの4灯など、全くといってよいほど走っていません。
車の世界でもデザインのはやりすたりはありますが、現代の車は近未来的デザイン重視、というか、商業ベースで近未来的に作っておけば無難に売れる、とでも考えているのか、結果としてどれもこれも似たような形態になってしまっています。そしてそれは、正直可愛らしさが感じられません。
最近は昭和レトロがブームになっています。テレビ番組で昭和50年代の車を整備してネットオークションにかけるとすさまじく値段が吊り上がったりしています。デザインも昭和の古き良きものを見直す機運が高まっています。昭和40年代後半の「4つ目玉」乗用車を現代流にアレンジ、例えば一見丸形のライトだが実際は複数のパーツになっていてアニメキャラの瞳のように多彩な表現ができる、そんな車が出てくるといいなあ..あくまで個人的な願いですが。
長く役員を勤めていた大学合唱団のOB会を解散することにしました。
合唱団の歴史は古く、設立は71年前にさかのぼります。昭和32年に第1期生が卒業してから毎年のように新たな卒団生が加わり、正確に数えていませんが単純計算で年10人が卒団しても700人規模の大きな集団になります。
ただ実態はというと、活動の主体となっていたのはほぼ昭和30〜40年代の卒業生でした。学生運動が盛んだった昭和40年代に運営方針の違いから組織が三分裂して弱体化し、昭和50年代前半には定期演奏会が開催できなくなるほどにまで団員数が減少しました。学生運動も急速に下火になり、当時の若者世代の考え方が変容したことで世代の分断が起き、昭和50年代の卒業生は現在に至るまで限られたメンバーしか参加できていません。
僕がOB会の活動に携わるようになったのは卒業から3年くらい経過した頃でした。それまで途絶えていたOB会と現役生との交流が、情報雑誌への定期演奏会告知をきっかけに始まり、OB会側からの要請もあって会合と懇親会にお邪魔させていただきました。昭和30年代卒の集団の中に1人だけ平成卒という環境に相当戸惑いましたが、実際会話してみると世代は大きく違えど思いは一緒、ということが分かり、以降役員として毎年のように会合に参加することになります。
OB会では合唱団の歴史を後世に伝えるべく、創成期の卒団生と現役生とを結びつける橋渡し役に徹しました。同時にOB会の活動に理解を求めるべく、多くの若手卒団生に参加を呼びかける取り組みもしました。世代ごとに集まった方が気楽に参加できるだろうとの考えから「平成分会」を設置したり、逆に昭和の卒業生には定期演奏会への来場を呼びかけたりなど、地道に活動を続けていった結果、微力ではあるものの70年の歴史をつなぐことができたのかなと自負しています。
その思いは今も変わることはありません。毎年の定期演奏会は見に行き、打ち上げにも参加して現役生と会話するようにしています。一昨年の60回定演合同ステージでは合宿を含めて練習に参加し、多くの参加者と交流することができました。
しかし主力だった昭和30〜40年代の卒業生は高齢化し、追い打ちをかけるように毎年開催していた懇親会がコロナ禍で途絶え、集まる機会を奪われる格好になりました。平成卒以降のメンバーも実際にOB会で活動できているのはごく少数で、卒業後連絡が取れなくなったりする人や、OB会に関わりたくない、と考える人も少なくなく、約70年に渡る幅広い年代の卒団生を1つの組織にまとめるのには、少ない個人の力では限界がありました。そして同世代の役員と話し合いを重ねた末、OB会を解散する決断をした次第です。
OB会は解散しますが、卒団生の交流が途切れることは決してありません。むしろ新しい動きが形成されつつあります。
コロナ禍で現役生の活動が資金面で苦境に陥った時期があり、そのときは若手卒団生が自主的にクラウドファンディングを立ち上げ多額の活動資金を集めることに成功しました。そしてその経験から昨年、新たな基金が設立されて現役生の支援を行なっています。我々OB会役員メンバーもこれらの動きが円滑に進むよう支えてゆきます。
来月初、解散総会を実施することになり準備を進めています。当日の進行は総会(解散決議)〜現役生の演奏披露〜キャンパスツアー〜懇親会の流れで、総会の開催はコロナ禍を経て7年ぶりになります。その間にも高齢化が進み、創成期の卒団生は80〜90代になられて出席の連絡が来なくなってしまったのは、ある程度予想していたとはいえ一抹の寂しさが募ります。