「丸の内センターだより」'99-7 2台目のパソコンを買いました。現在使っているデスクトップが家族共用で、使お うと思っているとふさがっていることが多いのと、最近になってシステム時計が狂う ようになり修理に出すことを考えての購入です。しかし現用機はまだ修理に出してい ません。購入したのは中古で、富士通のFMV-BIBLO 13NC。B5サイズの小形のノート です。これが何と59,800円!バッテリー不良とのことでしたが、充電して40分は使え 帰りの電車内でもばっちりです(実際に持ち歩いたことはないが)。起動時間も短い し、実に大きな掘り出し物を手に入れた気分でした。 今月は「西暦2000年問題」について。 先月このメールで「ノストラダムスの大予言」を書きましたが、こちらはコンピュ ーターで実際に起こりうる、現実の「ノストラダムス」です。 もうご存知と思いますが、古いコンピュータープログラムで西暦を下2桁で処理す る部分がある場合、コンピューターが2000年を「1900年」と勘違いして誤作動を起こ す、それが2000年問題です。誤作動が発生すると給与計算でマイナスが発生したり、 受発注業務に混乱をきたしたりするばかりか、最悪の場合発電所が停止したり、核ミ サイルが誤発射されることがあるとまで言われています(そんな大げさな)。 ともかく、我々コンピューター業界でこの問題は避けて通れません。 我が社の営業部門でも既に5年前から2000年問題の啓蒙活動を始めています。 最初は広告を使ったり、顧客に説明したりするところから始め、次に顧客の稼働シス テムを調査して問題がないかどうか、2000年非対応の古いシステムの場合は今後どの ようにして更新してゆくかを提案し、ソフトを2000年対応にバージョンアップしたり 、装置によってはシステム全体をそっくり新しく入れ替えたりします。 最初は2000年までまだ時間があるとか、費用の負担が大きい、と言っていたユーザ ーも、実際に世紀末が近づくにつれてこの問題に本腰を入れるようになりました。 僕は社内で流通部門の顧客の2000年対応集計を月に1度とりまとめています。2年 前までは大企業でも未提案のシステムがかなりの数にのぼっていましたが、おかげさ まで今年に入ってからは提案率も100%になり、上期中にはほとんどの顧客でシステム の2000年対応化を完了する予定です。 毎月の商談報告を見ると、2000年対応で顧客のシステムを新機種に更新した、とい う事例を多く見受けます。そしてそれは自社の継続ユーザーだけでなく、他社の機器 の更新したという事例もまた多いです。2000年問題は営業部門では逆にビジネスチャ ンスでもあるのです。我が社でも2000年対策でのハード・ソフトの売上が伸びていま す。2000年特需といいますか、2000年問題様さま、であります。しかし他社との競争 は激しく、逆に他社に商談を持って行かれたという例もこれまた多いです。営業部門 担当者は戦々恐々としながら、綿密に打ち合わせを繰り返しています。 システム開発関係者を中心に2000年問題のことを「Y2K」(プログラムで YはYear、 2Kは2キロ=2000) と呼ぶ人が多いようですが、我が営業部門ではもっぱら2000年、 で通しています。その方が門外漢にも分かりやすいからです。というか、僕自身「Y2 K」 という言葉を聞いたのがつい最近のことでしたから。 1999年も残りあと5ヶ月。既に各部門で年末年始のスケジュールの組み立てが始ま っています。システム部門で異常時対応に備えるのはもちろんですが、営業部門でも 正月に顧客との連絡がすぐ取れるように、年末年始の出勤体制を整えています。 20世紀最後の年とは快い響きですが、その年を無事に迎えられるかは、我々の業界1 人1人の力にかかっています。 平成11年8月7日