メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

9月30日

 25,26日の土日に、高校時代の友人と3人で上高地まで行ってきました。
 上高地はおよそ10年ぶりの訪問です。10年も経つと当時の景色とかも忘れてしまいそうなので、改めて訪問して、当時の記憶をたどります。

今回は、こちらのページもご一緒に。
上高地観光アソシエーション(現地のご案内)
道の果て写真館 Vol.19

 24日の夜に埼玉を出発して上信越道〜佐久市内〜R254経由松本と回り、翌25日早朝、沢渡(さわんど)の駐車場に着きます。
 5:30から運行されるシャトルバスに乗り込み30分。まず大正池で下車します。
 空気がひんやりしてすがすがしいです。水面には朝霧がかかって、幻想的な光景です。
 雲間から朝日が差し込んできました。今日はいい天気になりそうです。

 ここから河童橋まで、森の中を歩きます。途中の田代湿原は下草が茶色く色づいて、秋の訪れを感じます。
 田代橋で休憩します。昨夜は車の中で一睡もしなかったので一眠りしたいところですが、冷え込みは思った以上で寝付けません。
 キーンという金属音がどこからともなく聞こえてきました。
 何だろう、と思って音の発生源を探っていると、やがてそれはバタバタバタという大きな音になり、山小屋への物資を吊るしたヘリコプターが1機、山頂へと飛び立ってゆきました。

 河童橋に着いたのは朝8時台。この時間、観光客はまださほど多くありません。
 橋を渡り、今度は川の左岸の木道を歩くこと1時間で、明神池に着きます。
 明神池を散策した後、隣にある「嘉門次小屋」で休憩。友人2名は朝からビールと、イワナの塩焼きを味わっています。僕はきのこそばにして、これもおいしかったのですが、友人はとれたてイワナを「うまい、うまい」と言いながら食していました。
 その脇の池では小屋のお兄さんが、養殖されていたイワナをいけすから1匹ずつ拾い上げていました。そして、えらの部分をカッターナイフで
 ビシ!!ビシ!!ビシ!!
 とたたいて気絶させ、バケツに放り込んでいました。
 この作業が終わると、気絶したイワナを1匹ずつ串刺しにしています。まだ息が残っているらしく、しっぽをぴくぴくさせているのもいます。
 ああ何て残酷な。これが観光客の口に入って「うまい、うまい」になるのですから。見てはいけないものを見てしまったような....。

 時間があったので、さらに1時間北上し、徳沢まで行きました。河原はさらに広くなり、石ころでいっぱいになります。新村橋の手前に鋼材と木を組んで架けられた橋があり、ここで折り返しました。橋の上で休んでいると、北海道のローカル線の仮乗降場で列車を待っているようにも思えます。
 河童橋に戻る頃には、昼を回っていました。橋の上は記念撮影をする観光客でごった返していました。おみやげ店も混雑しています。ここまで歩いた距離は15km以上。いい運動になったのではないでしょうか。
 
 (次週に続く)


9月23日

 今週は祝日が2日間も入ったスペシャルウィーク。
 プロ野球がついにストに入ってしまったとお嘆きの向きも多いと存じますが、
 夏休みをまともに取れなかった人には最後の思い出作りのチャンスですね。
 会社でも残りの平日3日間を全て年次にして9連休にしてる人がいます。
 え、僕ですか。回りの営業さんに気を遣ってまして....。期末でもありますし、

 そんな僕の秋休み、前半はビデオ鑑賞&雑用諸々であっと言う間に埋められました。
 かなり以前にDVDがやってきたという話を書いたかと思いますが、そのDVDデッキを最近よく愛用しています。
 給料もらってちょっとだけ羽振りが良くなったか、ソフトも買うようになりました。

 買ってくるのはもっぱら鉄道系のソフト、それも運転室展望モノです。
 やっぱり鉄道旅行に出かけたとき、まず目に飛び込んでくるのは他の鉄道車両ではなく、回りの景色、そして車内の光景ですよね。(車内に関しては別の機会で書くことにしまして、)
 旅先ではその土地ならではの景色というのがあります。例えばこの区間では海沿いを走るとか、峠を越えるとか、山並みが美しいとか。それらの1つ1つは、どれを取っても印象的ですよね。
 旅行にはビデオカメラを持って行って、こうした車窓の風景をよく残しています。本当は全線全区間撮りたいとも思うのですが、全区間撮るにはかったるくて体力が持たないし、バッテリーやテープの量にも限度はありますから。
 こんなところに最近展望ビデオが次々発売されてきて、思わず買いに走っています。上に書いたような思いをしなくても、お茶の間でいつでも手軽に全国鉄道旅行ができるのですから。
 ただ、お財布の中身にも限りがありますので、行くのはいつも秋葉原の中古ソフトのお店で(鉄道系ソフトは普通の古本屋チェーンではほぼ置いていない)、それも置いてある点数が多くないので、時々店に通って、出たものから手に入れるようにしています。お値段は新品価格の30〜40%引きくらい。かなり割安です。

 現在までに入手した路線は、北から順に、
 大湊線,八戸線,東北新幹線,上越新幹線,わたらせ渓谷鉄道,近鉄大阪線〜名古屋線,山陽本線広島以西,予讃線,予土線,日豊本線,高千穂鉄道,南阿蘇鉄道
 といったところです。東北から九州にかけての主な路線を少しずつ攻略しています。
 ただし買ってきても見る時間が少ないのが悩みです。せいぜい週末の土日に1日1時間ずつくらいですかね。1度にまとめて見ても、風景がたくさん入り過ぎて印象が薄れてしまいますし。


9月16日

 ご存知の通り、プロ野球が大騒ぎになっています。
 近鉄とオリックスが合併し、他にも西武やダイエーやロッテ、日本ハム(要するにパ全球団ということじゃないすか)も合併するしないで名前が飛び出すし、反発した選手会はストを始めようとするし。幸いにも11〜12日のストは回避されましたが、まだ予断を許さない状況のようで。
 しかしプロ野球でストライキとは前代未聞ですなあ。野球用語のStrikeを全く別の意味で使ってる(略

 もし、パ・リーグが1球団無くなって5チーム体制になったらどうなるのだろう、と考えたこと。
 5チーム体制下で実際に対戦できるのは2試合4チームで、常に1チームがあぶれる計算になります。
 シーズン中130試合として、1チームは他の5チームと26回ずつ対戦していますが、この26回がそのあぶれた分です。
 26回といえばおよそ1ケ月相当分。お休みが多くなって選手にとっては少しは楽になるかもしれません。
 でもそれだけ給料がもらえなくなるし、選手だってもっと多くグラウンドでプレーしたいでしょう。
 そこで、この26回を日程のどこかにつぎ込むことになります。
 そうすると、移動日を削ったり、ダブルヘッダーを年中立て続けに繰り返したりとか、無理なスケジュールを組まなければなりません。
 でなければパ・リークだけ3月からシーズンを始めるか。日本シリーズを11月にするか。
 一見単純に見えて相当複雑な問題が絡み合っているのですね。うーむ、頭痛が痛い(笑)。
 選手会の言い分を少し理解した瞬間。


9月9日

 しばらくぶりに、お昼ごはんのお話を。
 いつもはカップラーメン+おにぎり+パンにすることが多いですが、
 このところカップ麺の新作が少ないこともあって(基本的に新作しか食べてないので)、弁当を買ってくることも多くなりました。
 汐留・新橋近辺には昼になると多くの店が弁当を出してきます。
 今までも週1回は弁当買い出しと決めて、あちらこちらの店の弁当をたしなんできましたが、
 1年半近くも勤めているとおおよそ店ごとに味の傾向が分かってきてしまい、面白味がなくなってきます。

 新橋駅の京急ストア。ここも昼になると多種多様の弁当が出回りますが、
 ここで買い物をしていて、あることに気が付きました。
 それは、おかずの単品売り。
 揚げ物やコロッケなどが1パック100〜300円程度で売られています。
 その横にはご飯が1パック158円。
 さらにサラダコーナーもあって、10種類ぐらいのサラダが100グラム200円前後で量り売りされています。
 この3点セットが揃えば、立派な昼食になるではありませんか。

 早速実践してみました。この日はいかげその唐揚げが猛烈に食べたかったので、これとご飯、もやしサラダを組み合わせました。
 パックが3つに増えてごみがかさばりますが、何よりも好きなおかずを自由にセレクトできるのが魅力ですね。大満足です。
 次の日は揚げ餃子と春雨サラダとご飯。電子レンジで揚げ餃子を温めると、カリカリ感がたまりません。
 今日のおかずはワタリガニの唐揚げ。1パック176円でしたが、これは分量が多すぎたかも。半分以上残して、あとはビールのつまみにでもします。残してもパックで持ち帰れるのがまた単品売りの利点です。
 おかずを好きに選んで食べる弁当アラカルト。お昼の新しい習慣になりそうです。


9月2日

 最近飲みに行ったお店。
 京浜東北線川口駅下車、徒歩7分のところに「サッポロビール 川口ビール園」があります。
 高校時代の仲間で飲み会をすることになり、この店に行ってみました。
 店内は400人以上が入れるだけあって大変広いです。
 こんなに広いスペースが取れるのも、郊外ならではでしょう。
 我々が出かけていったのは金曜日の夜でしたが、それでもかなり空席があり、ゆったり飲み会を楽しむことができました。
 コースは焼肉飲み食べ放題90分3500円、120分3800円から。リーズナブルなお値段もまた郊外ならではです。

 そんなこの店の目玉となっているのが、店内にある2両の客車です。
 この車両は20系と呼ばれ、昭和30年代に東京と九州を結ぶ寝台特急に使われた形式で、当時はその豪華さから「走るホテル」といわれていました。昭和50年代まで全国の寝台特急・急行に活躍していました。
 ここにある実車の1両、ナハネフ22 24は3段式B寝台車でした。編成の最後尾に連結され、妻面(最後部部分)は優美な丸いドーム状のデザインになっています。<ゆうづる>の絵入りテールマークが掲げられています。
 もう1両はナハ21(番号調査中)で、こちらは2段A寝台のナロネ21を、末期の東北急行時代に普通客車に改造した車両です。
 どちらも車内はレストラン用として大改装され、寝台車独特の雰囲気は一掃されてしまいましたが、外装は「ブルートレイン」時代そのままです。デッキも一部が改装されずに残っていて、乗りたくても乗れなかった憧れの頃を思い出させます。

 広い店内に、連結されて鎮座する2両の客車。その姿を肴に、お酒は進みます。焼肉も実にうまいこと。120分はまたたく間に過ぎ去るようでした。いい気分で酔っ払って、会計のときに割引クーポンを出し忘れてしまうほど。
 また次の機会、今度は違うメンバーを呼んで、ここで飲み会をしましょう。都内からは少しかかるかもしれませんが、いつもとまた違ったムードの飲み会になることうけあい。

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