メゾン 道の果て

週観 道の果てから

10月29日

 本日を持って、@niftyを退会しました。
 平成5年4月に会社のIDで入会して以来、13年にも渡る長いお付き合いでした。
 しかしここ2年ほどの間、連日のように大量の迷惑メールが送りつけられていること、
 高速インターネットのプロバイダーがniftyでなくDIONを利用していること、
 またパソコン通信時代からの掲示板が廃止され、唯一残す理由となっていた「鉄道フォーラム」も今回、niftyから離れて独自のサーバーで運営することになったため、niftyの会員を続ける必要がなくなりました。

 退会にあたって、まずniftyのサーバー上に作っていたホームページ「Train Side View Studio DX」を移転しました。
 移転先は、この「道の果て」と同じジオシティーズのサーバーです。
 「道の果て」の配下にフォルダーを新たに作って、ここにまとめて放り込んでいます。
 このページ自体、見る人もほとんど少なくなってきましたが、一応移転先通知を関係各位に出しておきます。
 その多くが宛先不明で戻ってきていましたが(笑)。

 続いてniftyにある「鉄道フォーラム」の退会をオンラインで申請します。移転先の新鉄道フォーラムには改めて入会手続きを行ないます。
 最後に、@nifty自体の退会を申請し、これで一連の手続きは終了です。

 もう、毎日迷惑メールの嵐を見なくて済むようになります。
 月2,000円の会費も払う必要もなくなり、年間で24,000円の節約にもなります。
 とはいえ、長い間利用していただけに、わずかに後ろ髪を引かれる思いもあります。
 これからも、NTTの光通信とDIONのサーバー、YAHOO!のホームページや各サービスを使って、ネットにはお世話になり続けることでしょう。引き続きよろしくお願いいたします。


10月22日

 地元駅前にある東武ストアが、9月末からリニューアル工事に入っています。
 今までは地下1階が食品と日用雑貨、1階が婦人服、2階が紳士子供用品や寝具など、といった具合にレイアウトされていました。
 オープンして20年余りこの形態で営業を続けてきた訳ですが、近くに長崎屋がオープンしてからは競合で明らかに客足が減っていました。
 今週、地下の食料品売場が改装されて再オープンしたので、少しのぞいてみました。
 食品・日用雑貨売場のスペースは今までの3分の2、残りに1〜2階にあったファッションの一部が移ってきました。
 とはいえ、食品売場に並べられている品揃えは、従来とあまり変わるところはありません。
 複数か所に重複して並べられていた商品や、売れ行きが思わしくない商品の整理を行なうだけで、従来の3分の2という実にコンパクトなスペースで物を売ることができる、ということです。3分の2にすることで、在庫の回転率も上がって新しい商品も入りやすくなるし。
 となると、今までの陳列は何だったのだろう。相当の無駄な在庫を抱えていた、ということになるのですね。

 1階と2階は一部の専門店や喫茶店を残して閉鎖され、全面改装工事に入りました。
 張り紙によると、12月からここに「ヤマダ電器」が入居する、と伝えています。
 1・2階とも改装中のスペースは広く、両方を使うか片方のみになるかは聞いていませんが、これはまたすごい戦いが始まりそうです。
 長崎屋には上新電機があり、地元一番の安値で売りまくっていますが、思わぬところで競争相手が出現しました。果たして勝負の行方は。

 1つ残念なことは、2階にあった100円ショップ「キャン・ドゥ」が改装と共に撤退してしまったことです。地元唯一の100円ショップでよく利用していました。特にキャン・ドゥはお菓子類の品揃えが他の系列(ダイソーやシルクなど)と比べて種類が豊富だっただけに、今回の撤退は惜しまれます。願わくば12月の再オープンで復活してほしいところですが..。しばらくは自転車で隣町のキャン・ドゥまで遠征することにしよう。


10月14日

 前回の続き。
 漆山付近で撮影後、R41を北上して富山ICから北陸道に入り、小杉ICで一旦降りて高岡市内へ。友人の1人が「全国模型屋巡りプロジェクト」を進めていて、これに少し付き合います。R156を南下して砺波から再び北陸道に入り、小矢部砺波JCTからは東海北陸道を南下します。高速道なのに片側1車線、中央分離帯なし。スピードを上げたくても思うように上げられません。それでも砺波から1時間足らずで目的地の白川郷に到着します。
 白川郷に着いても天気は回復するどころか、時折雨がぱらぱら降ってくる状況。そんな悪天候にもかかわらず、3連休ということもあってか、大勢の観光客が詰めかけていました。

白川郷といえば、合掌造りの民家がまとまって残されていることで知られています。新たに建てられたものを含めるとその数50棟以上。その多くが民宿として利用されています。
山腹の展望台から見下ろす合掌造りの集落は圧巻もの..ですが、雨風が激しく見に行くのを断念。
5階建て合掌造りの民家「長瀬家」。
1階はごく普通の民家として実際に居住されています。
一方、養蚕などの作業場として使われていた3,4階は、まさに屋根裏部屋気分。農機具を展示して公開されています。

 この日はR156をさらに南下して荘川ICから東海北陸道を経由して高山を通過。途中で雨が上がり、虹がかかったり、また天気雨が降ったりと変わりやすい天気です。R158をさらに東に進み平湯を通って、宿泊地の新穂高中尾温泉に到着したときにはまた雨模様に戻っていました。宿は2年前のドライブツアーのときと同じ、定宿となった場所です。小さな露天風呂に浸かり、朴葉味噌とイワナの骨酒で夕食を済ませば、酔いも回ってすぐに夢の中へ。

 翌日も雨がまだしぶとく降り続いていました。しかし安房峠をトンネルで越えると、秋の日差しがまぶしいほどに降り注いでいました。反対車線は上高地に向かう車の列が長く続いています。紅葉はまだこれからといった感じですが、上高地の自然が引きつける魅力は絶大です。
 奈川渡ダムでR158と別れ、県道を下って奈良井に行きます。
 奈良井は旧中山道の宿場町。ここもまた江戸時代からの民家がまとまって残されています。そしてこれも多くが食堂や土産物店として実際に活用されています。よく見ると中には最近建て直したばかりの民家も見受けられますが、当時の設計に基づきレプリカとして復元して、町並みをできるだけそのまま残そうという心意気には頭が下がります。下写真右は生鮮コンビニ「スパー奈良井店」です。スーパーやコンビニといった現代アイテムまでもが、見事に江戸時代の雰囲気に溶け込んでいます。

 奈良井宿のすぐ裏を、JR中央線が通っています。特急は停車せず、普通電車も2時間に1本くらいしかありませんが、駅がすぐ近くにあることもあって、鉄道利用の観光客が多く見受けられたのは頼もしい限りです。

 帰路は開通間もないR361バイパスで伊那市に抜け、ここで模型屋巡りに付き合った後、中央道に乗ってからはまっすぐ都内まで向かう予定でした。ところが、八王子付近の渋滞が予想外に激しく、甲府昭和で降りてR140で山を越え秩父に向かうルートに変更。結果として高速で渋滞を通過した場合の予測とあまり変わらない時間で帰ってきましたが、動いているだけでもストレスはたまらないでしょう。


10月9日

 この3連休のうち、土日の2日間を使って岐阜県北部方面に行ってきました。
 2年前と同じように、高校時代の友人と3人で車で出かけました。
 ちょうど2年前の上高地旅行と同じ格好で、金曜深夜に埼玉を出発して上信越道〜東部湯の丸ICから丸子町、R254経由で松本、さらにR158を西に進んで上高地手前を素通りして安房峠トンネルを抜け、R471を北上します。

 今回のツアー最大の目的は、11月いっぱいで廃止が予定されている神岡鉄道のお別れ乗車でした。
 目的地、奥飛騨温泉口駅に朝6:00前には到着。雨が上がると予報していた天気は全く外れて、時折強い雨が降り続いています。前面から展望映像も撮ろうとビデオカメラも持参したのに、こればかりは天を恨むしかありません。
 奥飛騨温泉口には3年前にも1人で訪れたことがあります。このときも富山を朝早く出て下りの1番列車で往復していました。乗客は自分1人で他になく「列車まるごと1本貸し切り状態」と書いています。当時は神岡鉱山で産出される濃硫酸の貨物輸送があり、しばらくはこのまま安泰と言われてきましたが、濃硫酸輸送のトラック化が突如決まり、一転して路線の存廃が議論されるようになりました。沿線の人口は決して多くなく、貨物輸送なくては路線の存在意義はほとんどなくなっているのが、悲しいけれど現実でした。
 上り1番列車は6:24に奥飛騨温泉口を出発します。駅前は3年前と同じたたずまいで迎えてくれました。駅前広場には青に塗られたDE10形ディーゼル機関車が保存されています。

 乗車券を購入して乗り込みます。乗客は我々3人の他に地元客が2人というところ。
 車両はオリジナルのKM-151。「おくひだ2号」と愛称が付けられています。車内の一角にはいろりが2つ並べられ、団欒スペースになっているのがユニークです。

 奥飛騨温泉口を出ると神岡大橋、飛騨神岡、神岡鉱山前とこまめに止まってゆきます。約1kmごとに駅があり、地元客の乗降の便を図ろうとしています。このうち神岡大橋は第3セクター転換後に新設された駅、他の3つは国鉄時代にはそれぞれ「神岡(→奥飛騨温泉口)」「飛騨船津(→飛騨神岡)」「神岡口(→神岡鉱山前)」と呼ばれていました。神岡鉱山前には車両基地と引き込み線があり、近くの山は木があまり生育していない異様な光景です。
 ここから先は長大トンネルの連続です。山深い豪雪地帯を走る神岡鉄道は、トンネル区間を長くすることで距離を短縮すると同時に雪崩などの対策にもしています。それでも時々トンネルから出る区間では、緑と渓谷美が楽しめます。途中駅は漆山、茂住(もずみ)、飛騨中山の3つ。高校生とおぼしき生徒が時々乗り込みます。
 猪谷6:56着。折り返し7:05発の列車で戻ります。運転室後ろでビデオカメラを構え、前方の景色を収録します。しかしこの雨で景色が思うように撮れないばかりか、湿気で前面窓ガラスが曇ってきてますます前が見にくくなってしまいます。これは最悪の展開。
 7:36、奥飛騨温泉口に戻ってきました。駅前に止めておいた車に乗り込み、漆山付近まで移動して沿線から撮影を試みました。しかしこの雨の中、濡れながらの撮影行に。それでもビデオカメラで1本後追いを捕らえておきました。

 (次週に続く)

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