自宅からそんなに遠くは離れていない場所に、JR東日本の社宅があります。
その建物は5階建て、鉄筋コンクリートの立派な造りです。
物心ついた時にはすでにこの建物は存在していました。
昔は「国鉄アパート」と呼んでいて、小学校時代の友達にもここに住んでいる人がいました。
高層建築物のない地元では当時最も高い建物で、みんなの憧れでもありました。
しかも線路のすぐ近くで、通過する列車を飽きるほど眺められるし。
しかし築30年を過ぎると老朽化が目立つようになったのか、ついに解体されることになってしまいました。
去年のうちに残っていた全住民が退去し、入り口は閉鎖されました。
住人がいなくなった建物は生気がなく、ゴーストタウンのようでした。
そして先週辺りから建物全体が足場と防音壁で囲まれ、いよいよ解体作業が始まりました。
コンクリートの高い防音壁の上から、時々放水しているのが見えます。
近くまで行ってみると、重機によって建物のかなりの部分が取り壊されていました。
あれだけ立派なコンクリートの建物が、数台の重機でがれきにされるのは、やはりやりきれなさを感じます。
ここ20年で、自宅周辺の風景も大きく変わりました。
麦や芋畑だったところに次から次へと新しいアパートが建ち、
自宅からも見ることのできたその社宅もすっかり隠れてしまいました。
駅前の公団住宅も、かつてはヒューム管の工場だったのですが、その面影はありません。
さらにあと何年かすると、今度は近くの学校、そして駅前公団も老朽化、解体、の道をたどるのでしょうか。
人と同じように、建物も世代交代する。
今年から4月29日は「昭和の日」となりましたが、昭和の風景は確実に少しずつなくなってきています。
全種類制覇したくなる気持ちの話。
1月に、東京都内のある駅で「北海道物産展」が開かれていました。
北海道特産品や土産物がいろいろと売られていましたが、
その日、僕の目に飛び込んできたのは、おびただしい種類のキャラメルのパッケージ。
全部で30種類くらいあったと思います。
先日新潟で見かけた3種類など可愛いものです。
さすがに30種類一度にという訳にはいきませんでしたが、まず10種類を一度に買い込みました。
内容は下の写真の通りです。定番のミルクキャラメルに始まり牛乳キャラメル、夕張メロン、ハスカップ、変わりどころではラベンダーや男爵いも、とうきびバターに至るまで。毎日3粒ずつというペースで3ヶ月かかってようやく食べきりました。
で、食べ終わった感想は、総じて悪くはなかったなあというところです。
変わりどころ製品も、ラベンダーが少し草花の味がしましたが(笑)、いもやとうきびは意外といけますこれが。赤ワインキャラメルは赤ワインの味がしないのが残念。ジンギスカン味は今回は遠慮しておきました。
あと20種類、つぎはどこで手に入るやら、と思って、これらのキャラメルの多くを手がけている池田製菓(小樽市)をネットで検索してみたら..何とまあ、12月に経営不振で倒産しているらしい。
では、物産展で大量に売られていたのは、実は在庫処分ということだったのか?
もし倒産のせいでこれらの製品が今後見られなくなるようでしたらそれは残念なことです。何らかの形で生産販売が継続されることを祈ります。
キャラメルをようやく食べ終えた先日、あるショッピングセンターの駄菓子屋さんに立ち寄りました。
そこで見かけたのは、小学生の頃よくお世話になった「うまい棒」。
昔からソース、サラミ、カレー、チョコ、めんたい、ピザなどなど多数の種類がありましたが、
これらの各種類がセットになってパックに詰められているのを見かけました。
210円の投資で全種類制覇。
次にスーパーのお酒コーナーに行ったら、アサヒ「カクテルパートナー」が、見たこともない種類の商品が何種類も、しかも特価100円で売られていて、これまた囲い込みです。
それで家に帰ればまだ飲んでいない缶チューハイの在庫。
今度旅行に出かけたときにまとめて飲んでおこう。
食べ物飲み物に限らず、あらする物事において完全制覇をしないと気が済まないのは人間の性でしょうか。
アニメのDVDやフィギュアを片っ端から集める人、日本全国の鉄道路線を乗りつぶす人しかり。
そして「期間限定」「地域限定」となるとなおさら目の色変えて走り回る。
完璧を求めようとする人ほど、その性格が現れるようで面白いものです。
僕はというと....やっばり完璧主義者なんでしょうかね。もう少し大らかになってくださいよ。
このたび、結婚することになりました。
今まで、このページ上では伏せてきましたが、
実は数年前からお見合いを始めていました。
現在交際中の、2歳半年下の彼女とは2年前からお付き合いを始め、
以来、日曜日に時々外出したり、近場に日帰りで旅行したりしていました。
今になって白状しますが、過去2年間にこのページで公表した日帰り旅行の多くは、実は彼女と2人で出かけていました。
交際期間が2年にも渡り、そろそろ年貢の納め時かなと思い、結婚の発表に踏み切りました。
挙式は7月下旬に、埼玉県内にて実施します。
既に親しい友人には結婚の話を伝えていますが、今回こうしてホームページで公表することで、胸のつかえが少し取れたかなという思いです。
友人からはメールでお祝いの言葉をいくつもいただきました。
とてもうれしく思うとともに、これから身の回りの環境が大きく変わり、新しい付き合いの中で過ごしていくことを思うと、責任や多少の不安を感じます。でも、彼女と2人で心を合わせて乗り切っていきたいと思います。
挙式まであと3ヶ月あります。折りを見て、結婚式や新生活の準備についてとか、また自分がどのようにして彼女との交際を続けていったかについて書きたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
4月に入り、年度末の集計対応で連日深夜残業の毎日です。
そんな中、会社の統括部合同の宴会が開かれることになりました。
ただし桜の木の下ではありません。普通に会場を予約して宴会です。
この宴会で、幹事役をすることになりました。
幹事の仕事といえば、参加人数の確認と会場の予約、そして当日の出し物。
僕が受け持ったのは、そのうち出し物の部分でした。
幹事役は他に4人いますが、それぞれに会場係や集金係など役割を分担し、僕のところに出し物係が回ってきた訳です。
出し物は無難にクイズにしました。
統括部の宴会の出し物はここ数回連続でクイズが続いています。
他のゲームと違って、用意する物は印刷された問題用紙1枚で済みますし。
で、今回は何を使ったかというと、
5年前に「ワールドカップ記念 国旗クイズ」というのを出題しましたが(あれから5年、時の流れるのは早いですね!)、それの国内都道府県版です。
ただし、県のマークはあまり知られていないので、地図の県の形をシルエットにしたものを並べました。
出題形式も5年前と同じで、9つの都道府県を選んで適当に並べ、ABCからIまで記号をつけます(都道府県名は書いていません)。問題はその場で発表。問題に当てはまる答えの都道府県の形を選んで、回答欄に指定された「正解数の枠」の数だけA〜Iで答えを書く、という形式です。
問題は、
・9つの都道府県のうち、1500m以上の山がある都道府県
・政令指定都市がある都道府県
・都道県庁所在地が東経135度より西にある
というように複数出します。
問題を作っていて、旅行で地図を見る機会の多い自分ですら、この県がどこか一瞬分からない、という状態に陥りました。果たして会社の人達はどれだけ正解を出せるか。
しかし現実の結果は少しヒントを出したせいもあってか高得点続出!!22点満点中21点でトップ賞が2人も出て、我が統括部は実は大変優秀な人達の集まりなんだなあと強く感じました。「日本中から問い合わせの来る部署だから、日本をもっと良く知っておく」という出題のねらいは十分達成できたと思います。
次回幹事役が回ってくるのはまたしばらく先のことでしょうが、そのときにはまたレベルアップして..となるとますますカルトの領域にはまってしまいそうで。