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週観 道の果てから

6月28日

 待ちに待った引き渡しの日がやってきました。

 引き渡しは昨日(27日)土曜日、午前中に行なわれました。
 先週の内覧会で説明されなかった、ガス器具や水回りの操作方法について説明を受けます。
 各設備の取扱説明書が入った分厚いファイルを受け取り、引き渡しに必要な書類の記入を済ませ、最後に鍵を受け取ります。
 これでもう新居の設備は僕達家族のものです。

 引き渡しが済むと、いよいよ荷物の搬入ができるようになります。
 その前にまず近所を回り、引っ越しのあいさつをします。
 今回完成した新居は妻実家。すなわち妻の家族にとっては長い近所付き合いです。
 これからはその近所付き合いに僕も関わってくることになります。
 新しい家族(つまり僕のことですが)の紹介、この2〜3日に引っ越し業者の車が出入りして騒がしくなることを伝えておきます。

 その日のうちに、現在のアパートから運べる荷物をできるだけ運搬します。
 アパートから新居まで徒歩数分の距離ですが、もちろん車でないと運べない大荷物ばかりなので、車を何回か往復します。
 引っ越し業者に運搬させる荷物は冷蔵庫,洗濯機,食器棚,タンスなど特に大きな物体だけにしておき、自分達で運べる物は当日中に運んでしまいます。アパートの中はかなりきれいに片付きました。
 そのアパートの契約満了は30日。電気,ガス,水道,電話は30日で止めてもらえるよう、各方面に連絡を入れます。郵便局にも妻が転居の連絡をしてくれました。旧住所に届けられた郵便物は、今後1年間は新居に転送されるので一安心。駐車場も同じ30日までの契約で、7月からはアパートに止められなくなりますが、新居の外構工事がまだ終わっておりません。仕方なく、7月第1週は自分の実家に車を返しておくことにしました。明日、引っ越し作業が完了次第、車を返しに出かけます。

 今日、予定より早く、建て替え前に倉庫に預けていた荷物が新居に届けられました。
 その量、4トントラック2台分!広い新居の部屋がみるみるうちに大量の段ボールや荷物で埋められ、身動きが取れない状態に。
 旧宅にあった荷物の多さに、改めて驚きを隠せません。
 さらに別の現場で作業をしていた応援組が加わって、トラック4台が道路をふさぎ、近隣の通行に迷惑をかけるような状況です。
 当初予定では明日月曜日でしたが、引っ越し業者にとっては平日よりも実は土曜休日の方が、学生アルバイトを動員しやすく都合が良いとのこと。明日は会社を休んで届けた大荷物の整理をする手はずでしたが、思わぬ予定繰り上げで少しは心の余裕ができそうです。
 とはいえ、荷物の洪水であることには変わりなく、落ち着くのはしばらく先になりそうです。


6月23日

 新居の建物が、ひとまず完成です。

 この土曜日、新居の内覧会が行なわれました。
 内覧会といっても、親戚や知人や近所の人達を招いてというのではなく、新居を建築した業者が完成状態の住宅を施主に見てもらい、内外の最終確認をするという内容です。
 この日は午前中1時間余りに渡って、完成した建物の各所を見て回り、据え付けられた器具などの操作説明を受けました。
 工事中のときにも現場を何回か見せてもらってはいましたが、床に敷いていたシートが外され実際にフローリングや畳敷きになると、雰囲気がまた大きく変わり、どこかの旅館に泊まりに来たような感じです。
 内覧会に前後して、担当営業さんが商談中のお客さんを2組呼んで、完成した我が家を見学させていました。「当社の建物完成事例」ということで、積極的に営業に活用しています。そのうちご夫婦1組と話をすることができました。ご主人は全面木張りの小屋裏が気に入ったようで、「しばらく降りてこなかった」(奥様談)とのこと。奥様も洋風の外観、クローバーの鋳物飾り、収納スペースが魅力的だった、と語っていました。

 引き渡しは次の土曜日、27日を予定しています。外構工事がまだ途中で、見切り発車のような感じで新居生活が始まるのですが、新居生活にはいろいろな物が必要です。
 まずは家電製品。2世帯住宅で家を大きめに作ってしまったので、必要になる家電製品も増えています。
 その数、テレビ5台、エアコン4台、照明器具は11台。
 テレビのうち1台は現在のアパートから、1台は自分の実家で使われていないものを持参し、残りの3台を近くの家電量販店でまとめ買いしました。一緒に高機能電子レンジと冷蔵庫1台も。相当大きい出費でしたが、妻実家は、これだけまとめて買うんだから、とばかりに値引きさせまくっています。
 エアコンは2台を住宅メーカーで準備してもらいました。残り2台はアパートと妻実家(倉庫保管中)にあるものを据え付けます。
 11台必要な照明器具は、リサイクルショップチェーン店で買い揃えることにしました。車で系列各店舗を走って回り、現在のところ5台まで揃えています。この系列店はおしゃれなデザインの器具が多く、しかも普通に家電量販店で買うよりも半分以下の値段で手に入り、出費をかなり抑えられています。
 さらにケーブルテレビ会社と契約し、インターネットと電話、地上波テレビを設定してもらうことにしました。月額4,336円、現在のNTTのADSL契約の月額費用+プロバイダー料金の約3分の2で、かなり安く上げられます。ただ、工事の日程が7月に入ってからなので、少しの間テレビが見られなくなるのは残念ですが。
 他にも不動産登記の書類を準備したり、荷物を段ボールにまとめたりと、新生活を目前に控えて何かと大変なこの頃です。


6月18日

 3年ぶりのステージを目指して。

 大学の合唱団が今年45回目の定期演奏会で、OB・OGとの合同ステージをすることを以前(3/10)記しましたが、
 6月に入っていよいよ合同練習が始まりました。
 合唱団の現役団員は今や65名。
 僕が現役だった頃に20名前後だったことを考えると、隔世の感があります。
 これに加えて今回参加を予定しているOB・OGは34名。
 指揮者やソリストを加えると、ついに100人を超える大合唱団になる予定です。

 6月は毎週1回、大多数の会社が休みとなる土曜日に設定されました。今月の練習は各曲の音取りを中心に。全部で7曲、毎週2曲ずつのペースで、自分のパートの音を覚えてゆきます。
 曲自体は過去に2回の演奏会で聴いたことがあるのでなじみ深いですが、自分のパートの音をたどってゆくと、その変なメロディーラインに、この音がほんとにあんなすごいハーモニーになるんかいな、とやや不安になったりもします。でも、最後に全体で合わせると、一応はハーモニーが出来上がっていて、歌えてよかった、と喜びに変わったりする訳で。

 僕自身、歌を歌うのは3年前の校友会イベントの合同ステージ以来で、その当時の1年生は既に4年生となり、知らない顔ぶればかり増えてきています。
 まずは主力メンバーとなる3年生と仲良くなること。
 第1回練習の後に、現役生と一緒に飲み会に行きました。今まで会話することがほとんどなかった3年生ともいろんな話をして盛り上がりました。
 そして同時に年代の広い卒団生同士の架け橋になること。これは以前から続けてきたことですが、このスタンスを変えることなく、引き続きお付き合いしてゆければと思っています。あとは練習の成果を毎回着実に上げてゆくことを願って。


6月10日

 新居建設もいよいよ大詰めの段階まできました。
 前回の報告からもう1ヶ月以上が経ちましたが、その1ヶ月の動きをまとめます。

 5月上旬、大型連休中は職人さんも1週間連続で休み、のはずでしたが、
 実際には連休合間の平日も、それどころか休日の6日にも職人さんが明かりを付けて作業をしているのが見えました。
 連休明けの9日から外壁の左官工事が始まりました。まず防水シート、その上に金網を貼り、さらにその上をコンクリート状の壁材を2段階に分けて手で塗っていきます。外壁の面積が大きく、下地を一通り塗り終わるのに2週間かかりました。壁の色は防水シートの黒から下地のグレーへと装いを変えていきます。
 16日に一度中をのぞかせてもらいました。内壁や天井の石膏ボード張りが終わり、部屋の仕切が形作られていました。もちろん階段も完成して2階や小屋裏まではしごを使わなくとも行き来できるようになっていました。
 驚いたのは、小屋裏収納と2階トイレの内装がほぼ完成していたということです。どちらも松材を使った全面板張り内装を指定したのですが、想像以上の仕上がりに、しばし時間を忘れてたたずんでいました。

 その次の週で内壁のボードの下地を仕上げます。すなわち、石膏ボードを複数接続する際、その接続する線でへこみが発生するので、へこみの部分を石膏で埋めて平滑にします。そしてその上から壁紙を貼る、という手順です。下地仕上げに1週間、壁紙に1週間で、5月いっぱいで内装は完了、という進捗状況でした。
 外壁の方は5月下旬時点で下地左官作業、レンガ調タイルの貼り付けは終わったものの、雨の日が続いて仕上げのモルタル塗布に取りかかれないでいました。6月に入ってようやく仕上げに入り、色が付いて見違えるほど美しくなりました。

 6日土曜日に、外構打ち合わせを兼ねて再度現場を見せてもらいました。レンガと、その目地の色が思っていたよりもきつい感じでしたが、遠くから見ると割にいい具合の出来になって感激。壁紙を貼られてぐっと落ち着いた室内は、もうこのまま住めそうな状態です。キッチンのセットや便器(2階のみですが)も搬入され、新生活が手に取るように見えてきました。

 天候に恵まれたことも幸いし、1ヶ月遅れの工期もかなり回復しました。塀などの外構部分は遅れるものの、建物本体については6月20日予定の内覧会を経て、今月中には引き渡しの見込みも付きました。アパート契約満了と同時に移転できる目途が立ち、余計な出費の心配も消えてひとまずほっとしたところです。引き渡しの日を今から心待ちにしています。

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