メゾン 道の果て

週観 道の果てから

11月30日

 去る18日のこと。
 会社最寄りの地下鉄駅の改札を出たところで、アルバイト?とおぼしき女性2人から茶色い封筒を手渡されました。
 封筒には
  「東京地下鉄株式会社 大都市交通センサス係 行」
 と書かれております。
 5年に1度行なわれるという、国土交通省の都市交通アンケート調査の依頼でした。

 駅貼りのポスターでその存在は事前に知っていましたが、
 実際に調査票を受け取ったのはこれが初めての経験です。
 高校に通い始めて以来25年、平日はほぼ毎日のように鉄道を利用していますが、
 不思議なことにこれまで1回も大都市交通センサスの調査票をもらったことがありませんでした。

 回答する内容は、調査票が配布された当日、何時何分に家を出て、どの駅から電車(や列車)に乗車し、どの駅でどの路線に乗り換え、どの駅で何時何分に降りるか。列車種別(各駅停車/快速・急行等/有料列車)や混雑具合(非常に混んでいた/混んでいた/混んでいない)の項目もあり、かなり事細かで少々面倒ですが、この調査によって通勤通学にかかわる人の移動の実態が明らかにするのに少しでもお役に立てればと思い、一生懸命回答しました。

 その回答結果がどうまとめられているか。
 5年前、平成17年に実施された調査結果概要が国土交通省のページに掲載されています。
 事細かに回答させた結果の積み重ねが、多岐に渡る切り口の調査結果としてまとめられています。
 いつも利用している路線が、5年ごとにどのように利用客が増加、または減少しているか、そして増減の要因は何が考えられるかまで示されており、見れば見るほど興味深いです。
 ではこのまとめが、どのような形で活用されるのか。
 そういえばこれと似たような、細かい回答を求めるアンケート調査を会社の中でも行なっていて、例えば1日の仕事状況調査(何時何分にどこの客先に外出したか、社内で何の作業をしていたか)とか、社員満足度調査などが年1回繰り返し行われています。その調査の集計を、同じ部門の別の担当者がしている訳ですが、集計結果は分析に回されて、現状がこのようになっていてこれを改善するには何をしてゆくべきか、企画部門や上層部に判断させるために使われます。
 交通センサスも同様に、行政や鉄道事業者が今後どのような交通政策を取っていくかを判断する基礎資料として使われるそうです。
 今回の回答がどのように反映され、5年前の調査とどう変化してくるか。
 願わくば利用路線の通勤ラッシュを一層緩和される策が具体化してくれることを。


11月25日

 紅葉ドライブに行ってきました。
 目的地は茨城県北部。今回も高速を使わず一般道をひた走るコースを選びます。

 自宅を出て、千葉県野田市〜茨城県に入り水海道と経由し、県道45号を北上します。何度も来たことのあるルート、順調に進みます。途中で県道41号、さらに県道7号〜42号で峠を2つ越えて笠間に抜けます。
 笠間芸術の森で小休止の後、市内を通り抜けようとすると、「第103回 菊まつり」のポスターが。どうやら笠間稲荷神社の境内で開催されているようです。せっかくなので立ち寄ってみました。
 笠間稲荷は関東でも有数の、名の知れた神社で、正月三が日には多くの参拝客が訪れるそうです。境内の随所に、丹精込めて育てられた菊が並べられ、参拝者の目を楽しませています。裏庭の池では紅葉と菊との見事な組み合わせが。
 別会場では龍馬伝をテーマにした菊人形展が開かれていましたが、入場料が800円と高いので今回はお見送りします。 

 笠間からは県道を北東方向に走らせ、瓜連(うりづら)、常陸太田を経由し1時間15分で目的地の竜神ダムに接近。しかし!あと3kmのところで渋滞につかまり、延々と50分も待たされました。シャトルバスや路線バスもこの渋滞に巻き込まれ、パークアンドライド作戦も全く機能していません。
 ようやく駐車場にたどり着いたときには、日も傾きかけていました。竜神大吊橋はおびただしい数の観光客でごった返していました。まさに今が紅葉の見頃。存分に秋の景色を楽しみます。

 時計は既に16:00を回り、日没が近づいていましたが、構わずさらに北上します。名勝袋田の滝までほんの20km。ここまで来たのですから、もう一息足を延ばします。というのも、夜になると滝をライトアップするとの事前情報。
 現地に着いた頃には日没を過ぎていました。多くの観光客が発ち、駐車場も空きが見られます。
 瑠璃色に光る夜の滝は、昼間と違って実に幻想的でした。久しぶりにいいものを見せてもらった。

 帰りはR118をまっすぐ帰るつもりで南下していましたが、途中で混雑してきたため経路変更。カーナビ画面を見ながら南へ向かう県道を適当に選んで山道をいくつも突っ走りました。現地を17:30に出て、途中の食事時間込みで21:50には帰宅しています。170kmの距離を3時間40分(それも高速を使わず)ですから、我ながらよく走ったなと思うとともに、カーナビの信頼性に改めて感謝する次第です。


11月17日

 隣町の駅近くに、ドンキホーテがオープンしました。
 元はホームセンターがあった場所ですが、撤退後建物は取り壊され、改めて約半年の工期で跡地に新しい建物を作り直しての開業です。
 先日初めてこの店をのぞいてきました。
 本館と別館の2棟構成で、駅に近い本館は1階が食料品と日用雑貨。中央に日用雑貨を置き、その周囲を取り囲むような形で食料品売場を配置しているのが面白いです。2階はその他の雑貨(ファッション、家具、化粧品、家電など)。
 県道に面した別館は1階が野菜、肉、魚といった生鮮食料品専門の店、
 2階〜4階が駐車場となっていて、空間を有効に活用しています。
 そういえばホームセンターだった時代は1階部分しかなかったような。
 まだ開業して間もないこともあり、たくさんの来客でごった返していました。最寄り駅前を歩く人の数も心持ち増えているようです。

 実家の方でも、10年前にオープンした長崎屋の食品売場部分が、最近ドンキホーテのスタイルに変わりました。
 それまではごく普通のスーパーの食品売場だった様相が、段ボールを高く積み上げる独特の陳列方法となり、ドンキホーテのオリジナル商品も数多く並べられるようになりました。
 これに続き食品以外の各売場も改装工事が入り、11月下旬から正式にドンキホーテとして再出発する予定です。

 現住所近くにも実家近くにもドンキホーテの進出。本当に元気な企業です。
 激安の殿堂と言う割にはそんなに安くない印象があるのですが..普通の店には置いていないグッズがあったりなんかして、探しにいってしまうことが時々ある。そんな魅力が人々を引き付けるのでしょうな。


11月10日

 日曜日に実家まで行ってきたときのこと。
 駅西口の再開発予定地を久しぶりに歩いて回ったら、以前とところどころで景色が変わっていて驚きました。
 気付いたままを列挙すると、

・再開発地帯内の空き地を利用したコインパーキングがすべて閉鎖されていた。
・一部の道路が付け替わり、歩道の造成も行なわれていた。
・パチンコ屋が廃業し、建物はそのまま自転車預かり所に変身していた。
・地帯内で最後まで営業していた洋品店も店じまいし、すぐ近くのプレハブ仮店舗に移った。

 既に多くの店舗が解体され、建物として残るのはあと何軒かというところまできました。
 いずれも築40〜50年は経っていそうな古い部類の建物で、昔の栄えていた駅前を知る生き証人といえます。
 その1軒、駅から離れた場所にぽつんと残されている小児科医院の建物。
 小さい頃、親によく連れられて行った思い出があります。
 建物はその当時のまま残っていましたが、既に営業を止めて久しく、周囲が皆空き地となったことも相まって一層寂しさを感じさせます。

 これはもうじき大きな変化があるに違いありません。
 跡形ひとつなくならないうちに、写真に残しておこう。
 近い将来そこにショッピングセンターとかが完成しても、昔の光景を思い出せるように。

 一方、少し離れた病院の駐車場に駅前老人ホームが建設されていましたが、こちらも少し目を離しているうちに10階まで達していました。
 実家からも上層階部分がよく見えます。
 今まで6階建て以上の高層建物がなかった駅周辺も、ここにきてようやく時代の変化がきたようで、少し胸を張って自慢できる街になれたなあ、と感慨深いです。


11月3日

 最近のお買い物から。

 通勤用バッグをまた買い替えました。
 昨年7月、結婚式引き出物のカタログギフトで購入したバッグをこれまで使っていましたが、各部の劣化や破れが想像以上に進み、わずか1年でこちらも引退することになりました。その前のバッグよりは丈夫な作りに見えたのですが..。
 新しいバッグは秋葉原のカメラ量販店で購入しました。何よりもまずは耐久性を第一に考え、次に手頃な大きさ、使いやすさで検討した結果が、写真のバッファローコクヨサプライ製品です。
 パソコン周辺機器メーカーが企画した商品なので、ノートパソコンや付属品一式を入れて持ち運びすることを前提に設計されており、耐久性や耐衝撃性には優れているはず。これに加えて1年間のメーカー保証も付いており、なおのこと安心感があります。
 使い勝手の面から見ると、1つのバッグ本体に収納の数が多いです。ノートパソコンや書類を入れられる収納がファスナー付きで2つとマジックテープ付き2つ、合計4つあります。ファスナー付きのうち1つは間仕切りが入っていて、書類を都合5種類まで分類して収納できます。
 さらにポケットの数も多いです。表に2ヶ所、ファスナー付き収納の1つに3ヶ所、ポケットの中にもペンや携帯電話を入れる子ポケットまであったりします。定期券や携帯電話、筆記用具などいつも入れておく場所を決めておくことで、中身がごちゃ混ぜになったり物が行方不明になったりすることが少なくなりました。
 大きさもB4の書類を入れられるほどで、帰りにスーパーに寄って買い物をしたときにもある程度まで詰め込むことができます。入りきらないときには小さいながらも「エコバッグ」が準備されていて、至れり尽くせり。
 これだけ装備が付いて、3,980円のお手頃価格。早速毎日の通勤に活躍を始めています。

 ポータブルMDプレーヤーです。今どきMDプレーヤーなんて、と思う方も多いでしょうが。
 今までもポータブルMDプレーヤーは持っていて、MDラジカセで録音した番組を車の中で聴くのに使っていましたが、最近小さな故障やトラブルが続き、その代替が必要となって中古の店に行って3,150円で購入しました。
 従来機はMDLP対応ではなかったので、自宅のMDラジカセでLP録音をしても外で聴けなかったのが、この機種はMDLP対応になり、50分番組5日間分の録音を1枚で持ち出して聴くことができるようになりました。
 もっとも最初は朝夕の通勤のお供とするつもりではありましたが、録音した番組は翌日の晩、ネットとお付き合いしている時間のうちに一通り聴けてしまったりするので、また、やはりメモリープレーヤーよりはどうしても大きく重くなるので、せいぜいドライブのお供程度の使われ方になっています。

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