メゾン 道の果て

12月31日

 年の瀬になって、ポータブルDVDプレーヤーを買ってきました。
 パソコン周辺機器メーカーのグリーンハウス製。中古で4,980円です。
 DVDプレーヤーそのものは、メーカーに目をつぶれば無名でもっと安い値段の中国製品とかが多く出回っていますが、アフターサポートのことを考えるならば、ある程度信頼のおけるメーカーの方がと考え、この製品にしました。もっともこの製品も、また6,980円のソニー製品も中国製でしたが。

 で、なぜ今どきDVDプレーヤーかといいますと、
 過去に8ミリとかハードディスクビデオカメラで撮影してきたたくさんの資産があります。これらをDVDにして配るときにデモンストレーション用として使おうと思ったからです。
 これからの時代はブルーレイとか、またはディスクにせずデータのままでネットにアップロード、という流れにはなると思っています。が、配布・保存用のメディアとしてしばらくはDVDの時代が続くのは間違いないでしょう。ポータブルDVDプレーヤー自体、安く手に入るようになりましたし。
 年末の忘年会で早速出番となりました。使っての感想を述べると、基本機能が充実しているほか、周辺機メーカーらしくSDHCメモリーカード(8GBまで)に入ったMPEG,MPEG2形式の動画を再生できるのは使い勝手が良いと思います。スピーカーはかなり大きな音が出ます。ボリュームを最小にしてもはっきり音声が聞こえます。1点だけ改善してほしいのが、バッテリー残量表示が出ない点。一応3時間半の連続再生が可能ですが、残量表示がないといつ突然電池切れで止められるか不安に感じることがあります。

 話は変わって、実家居間のテレビも遅まきながら先日薄型液晶テレビに交代しました。37型で54,800円。自宅にある37型が購入当時130,000円だったことを考えると、商品にもよりますがわずか2年半の間に半分以下(!!)にまで値下がりしていてびっくりです。買い替えしたことで、冬場じゅうたんを敷くとき重いテレビを動かすのに難儀することがなくなった、と云っています。技術革新と量産化がもたらした成果。


12月23日

 今年もあと1週間余りを残すのみとなりました。
 このところずっと仕事が忙しかったので、年末年始に3連休・6連休・3連休と続くのはありがたいです。

 あと1週間余りを残してはいますが、大事件が何も起こらないことを願って今年を振り返ります。
 (というときに限って何かが起こるのが世の常だったり、)

 ・愛犬 チャッピー死去(2月)
 ・東日本大震災 交通機関寸断で約15km歩いて帰宅(3月)
 ・ホームパーティー(5月)
 ・プロバイダーの切り替えと無線LAN導入(6〜7月)
 ・山梨県方面へ1泊ドライブ(7月)
 ・愛車カリブ引退、廃車(8月)
 ・「リニア・鉄道館」訪問(9月)

 といったところが印象深い出来事でした。
 特に3月の大震災は、自宅周辺で直接の被害は少なかったものの、電車の運休や計画停電、商店の品薄状態など生活に大変な影響が出ました。振り返ると1ヶ月以上もこれに関連するネタで書いていて、改めて影響の大きさを痛感します。
 旅行は上記の山梨と名古屋のほか、5月には長野,松代、11月の渡良瀬川方面ドライブがありました。去年よりは少しは遠出する機会が増えてきたようです。カリブ引退後の妻の車にも慣れました。一方でカリブ用に昨年購入したカーナビは、全く出番がなくなってしまいました。9月の名古屋は4年ぶりとなる鉄研仲間との旅行で、列車で移動しながらの宴会を楽しませてもらいました。
 電化製品や小物類もいくつか買っています。GPSロガー(2月)、タカラのLet's Beer(5月)、無線LAN機器(7月)、ブルーレイレコーダー、ハイビジョンビデオカメラ(8月)。GPSロガーは旅行やドライブのお供に、知らない場所に出かけたときの備忘録に活躍中。ビデオカメラは合唱団の演奏会など、節目ごとに活躍しています。一方ブルーレイレコーダーはまだブルーレイへの録画用としては使っていません。ハードディスクビデオとしての役目にとどまっているのが現状です。Let's Beerも最近では出番が少ないです。昨年8月に買った「BEER SMOOTHER」でお茶を濁すことが多いもので..。
 この年の瀬、また新たな小物が欲しくなりました。手に入ったら、次の機会にでも紹介しましょう。


12月17日

 いよいよ本格的に寒くなってきました。
 朝は霜柱が立つようになり、コートを着込んで会社への道を急ぐ毎日です。

 冬の節電対策・ウォームビズについても多少は聞こえてきますが、
 夏に比べると電力需給関係にまだ余裕があるからなのか、それほどうるさく云われていない感じがします。
 オフィスでの室温20℃設定など、ほぼ去年の通りですし。
 電車の運転本数は減っていませんし。

 しかし外に出て歩いてみると、個人単位で節電を心がけている人が多いことを、意外な側面で気付かされます。
 昨年、近所の個人宅のイルミネーションについて書いたことがありましたが、
 この冬改めて見て回ると、昨年と比べて明らかに減っています。
 豪華絢爛な光の飾り付けで魅了させていたお宅が、今年は全く飾り付けしていなかったり、
 飾り付けしてあっても去年の半分以下だったり。
 震災と節電呼びかけが個人の生活に大きく影を落としているのが見て取れるようです。

 楽しみにしていたイルミネーションが減ったのは残念ですが、
 逆に少なくなったそれを探しに行こう、新しいスポットを見つけようと、改めて走り回ることにしました。
 こうすることで自分自身のモチベーション持続にもつながりますし。
 きっと何かがあると思って、前向きに進み続けようと思います。


12月11日

 左が栃木県のローカル飲料「関東・栃木レモン」です。
 ケンミンSHOWやアド街ックなどで取り上げられ気になっていた商品ですが、紅葉ドライブの帰りに栃木県内のセブンイレブンで入手できました。
 そのお味はというと、レモン牛乳というよりか、懐かしいレモン石鹸の香りがついたバニラアイス味の牛乳、というところ。かなり甘いです。色も明るいレモンイエローで、これもまたレモン石鹸を連想させます。栃木県民のハートをがっちりつかむのもよく分かります。
 「関東・栃木 レモン」という商品名も妙に気になりますが、ネットで調べたところ、かつては関東牛乳という会社が本商品を作っていたのが、平成16年廃業に伴い権利を栃木乳業が受け継ぎ、長年作り続けてきた関東牛乳に敬意を表して?関東・栃木と合名にしたそうで。
 ちなみに前年の平成15年には法改正により「レモン牛乳」の表記ができなくなったため、商品名から「牛乳」が省かれたともあります。
 つまり2年の短期間に
  関東レモン牛乳
    ↓
  関東レモン
    ↓
  関東・栃木レモン
 と立て続けにパッケージ表記が変わった、という訳なんですね。

 一方右は栃木土産として売られていた、レモン入牛乳クランチチョコです。
 クランチチョコの他にクッキーやクレープクッキーなどの商品もありました。
 パッケージがよく似ているので、同じ栃木乳業が作っているのかと思いきや、
 並べて比較すると分かりますが、この2つは似て非なるもの。
 双方に書かれているパッケージの文句を比べると、
  関東・栃木  −  栃木の味
  レモン     −  レモン牛乳
  なつかしい味 − なつかしのあじ
 また、パッケージの黄色や緑の色合い、レモンの絵柄も微妙に変えています。
 これは明らかにパクリ商品ですね。
 他県からの観光客が、同じ栃木乳業の商品だと錯誤して購入してしまうのですから(かくいう僕もその1人)。

 最近、北海道土産の定番「白い恋人」のメーカーが、「面白い恋人」なる商品を出した吉本興業を訴えたという話題がありました。
 「白い恋人」と「面白い恋人」はパッケージも中身も全く違う種類の商品で、せいぜい名前がかぶっているに過ぎません。
 上のレモン牛乳に比べたら実にたわいのない話です。
 しかし栃木乳業もレモン牛乳シリーズを意匠権侵害などで訴えたりしないところ、大人の対応をする会社なのでしょうね。


12月4日

 先週末、日帰りで紅葉を見に行った話を。
 今回はR122を渡良瀬川沿いに北上し、足尾から日光へ抜けるコースです。

 東北道を館林で降り、一般道を足利市(「渡良瀬橋」を渡る)〜桐生と進み、わたらせ渓谷鉄道の大間々駅裏に入ると、そこが高津戸峡という観光地となっています。関東平野の端の場所ながら意外に谷間が深く、急な川の流れが見事な渓谷美を作り上げています。
 紅葉シーズン最盛期の日曜にもかかわらず観光客は多くなく、のんびり眺めて回れました。山奥までわざわざ出かけなくても、手軽な場所に渓谷が楽しめるのは小さな発見です。

 R122を北上します。歩みを進めるごとに山の景色が針葉樹の緑から広葉樹のオレンジ色に少しずつ変わっています。
 行程の途中にあるのが昭和52年完成の草木ダムです。湖と背後の赤く染まった山との対比が美しく、高津戸峡とまた違った魅力を見せてくれます。湖畔にはドライブインや富弘美術館などの観光スポットがあります。

ダムサイトから西側を写した風景。湖は実際には手前側にもっと広がっています。

 さらに20分ほど進むと鉱山の町、足尾を通ります。わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車が大間々に向けて出発するのが遠くに見えました。
 R122を離れ、町道を間藤方向に向かって走らせます。間藤駅を通り過ぎた辺りから周囲の山の景色が明らかに変わってきます。木の葉がなくなり立ち枯れた木が目に付きます。やがて岩肌が露出し、「日本のグランドキャニオン」などと云われる光景へと変貌します。
 道路の終端にある銅(あかがね)親水公園から、この一種独特の光景を一望できます。

銅親水公園には、手前の大きな吊り橋を歩いて渡ります。
右に見える滝のようなものは砂防ダムです。
公園の一角にある簡易トイレで、どこかで見たことのある物体を発見!
 それは何と、ダイヤ改正で使われなくなった東武や西武の駅時刻表でした。これを目隠し代わりに使っています。しかしどこの駅の時刻表だろう。

 引き返してR122に戻ります。はげ山の向こう側は紅葉の山で、尾根1つはさんだだけでも見事なまでの景色の変わりようです。
 峠をトンネルで越えると日光に入ります。もっとも足尾も大合併で日光市の一部となった訳ですが、山を越えて初めて本当の日光に来たといえるでしょう。今回は市内観光名所群から西に5kmほどの場所にある「裏見滝」にふらりと立ち寄りました。
 市内はまだ紅葉が楽しめますが、少し山を上ると葉が落ちてすっかり冬の装いに。しかし滝を見るのにはかえってこの方が好都合なようで、決して大きくないながらも堂々とした水の流れにしばし酔いしれます。日光近辺にはこのような滝が数多くあり、大多数の観光客が華厳や竜頭だけを見て素通りしてしまうのはもったいないように思います。

 滝見で予定外に時間を喰ってしまい、最後の目的地としていた大谷石採掘場に着く頃には日が暮れてしまっていました。まあどっちみち大谷資料館(地下巨大空間)は震災の影響で長期休業中だったので、場所の確認がてら軽く立ち寄る程度だったのですが。
 日が暮れるといってもまだ17時前だったので、帰りは宇都宮市内からR4をひたすら転がし、時間をかけて高速代をかけずに帰宅しましたとさ。
 今回は車で出かけましたが、わたらせ渓谷鉄道を使うと車とはまた違った景色が楽しめるはず。次回はぜひ、新型トロッコ気動車に乗って。

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