メゾン 道の果て

9月27日

 朝顔,カボチャ,メロンの、恐らくこれが今年最終報となります。
 まずはメロンですが、8月末に黄色い花をいくつか付けました。しかしこれが最後のひと頑張りだったようで、9月に入って10日間以上、ほぼ毎日続いた長雨にたたられてか?日に日に弱って中旬には枯れてしまいました。カボチャも同様に、9月の長雨が影響して寿命が来ています。枯れ茎は既に撤去し、2つの大プランターは来シーズンまで空きとなります。
 朝顔は涼しくなってもまだ少しずつ成長を続け、窓の外がようやく緑葉で生い茂ってきました。今日もたくさんの花を付け、10月までは開花を楽しめます。

 さて、庭の植木鉢には別の野菜類の根も植えてみています。
 左の四角い鉢は万能ねぎ。家庭菜園の定番です。7月頃、根元だけ切られて残っていたのを8本土に埋め、このうち5本が成長して1回収穫しました。9月、これに加えて新たに11本の根元を植え、11本全てが再び上に向かって成長しています。左側で大きくなっているのが最初に植えたグループで、しっかり根付いている分成長も早いです。
 右の丸鉢は水菜です。こちらも根元を台所の三角コーナーに捨てられているのを再利用し、土に植えたらどうなるか実験しています。3株植えましたが2株は根腐れを起こして弱ってしまいました。残り1株は小さな葉が立ってきたようで、引き続き成長を観察してゆきます。


9月20日

 5年に1度となる国勢調査が、現在実施されています。
 国勢調査は全世帯が対象で、5年前にも調査票を受け、世帯主として回答をしているはずなのですが、なぜか記憶が全くありません。同年11月の大都市交通センサスへの回答は覚えているのに。
 今回から「9月20日までにネットで」という新たな回答手段が導入されたので、早速使ってみました。
 回答内容は
 ・世帯に実際住んでいる人の氏名、生年月
 ・職業(会社名・事業内容・本人の担当業務)、勤務先の市区町村名
 ・9/24〜30の1週間の過ごし方(主に仕事/家事/通学/仕事を休んでいた 等)
 ・住居の種類(持ち家/賃貸等)、建て方
 などといった内容でした。
 選択式が大半で設問内容も多くなく、比較的進めやすかったと思います。
 逆に進めやすい設問だったからこそ強い印象が残らず、5年前の記憶が飛んでしまったかもしれませんね。

 5年前、大都市交通センサスの件で書いたとき、会社の中でもいろいろな種類のアンケート調査が繰り返して行なわれていることも記しました。現在もこれらの調査が継続され、さらに新たに追加されて年に十何種類も回答していますが、中には選択式の直後に選択した理由を必須で書かせたりなど、回答者の立場になって作られていない設問もあって悩ませています。
 確かにアンケート調査が多くなってから会社の業務体質は大きく改善され、仕事が快適に進められる環境が整ってきています。しかし自由記入形式の設問を多く設定したアンケートは、回答者を迷わせ余計な時間を費やすことになります。
 選択式にできる部分は可能な限り選択式にする。アンケート以外の方法で入手可能な情報は事前に入手し、設問数を増やさないよう努める。今回の国勢調査は、世の中のあらゆるアンケート調査に対して手本を示してくれていると思います。そして僕自身も、アンケート調査を担当するときは、今回の国勢調査を思い出すよう心がけたいです。


9月13日

 プラレール修理の話。
 導入以来半年を経過する7月辺りから東武特急スペーシアの調子が悪くなってきたようで、新しい電池が入っていても走ったり止まったりを繰り返すようになりました。
 動力回りを調べてみてもこれといった原因は分からず、分解しようにも動力ユニットの構造が複雑で素人には手が出せそうにないので、メーカー修理を依頼することにしました。
 最初に購入した東京駅のプラレールショップに、修理についてたずねてみたところ、プラレールショップでも持ち込み修理は受けていないとのこと。メーカーのホームページに入り、問い合わせフォームで症状を伝えた上で、メーカーが指定した修理窓口の住所に現品を送付してほしい、という回答でした。
 指示された通りにフォームで連絡し、メールで伝えられた受付番号を併記して動力車を修理窓口に郵送しました。郵送費用(205円)は自己負担です。
 週末を1回挟んで10日後、修理品が戻ってきました。診断結果は、「特に問題なく走行しております。念の為、分解・清掃・確認にて対応させていただきました。」と記されていました。
 しかし新しい電池を入れて走らせてみたところ、相変わらず減速したり止まったりを繰り返しています(修理担当者は本当に走行状態をチェックしているのだろうか)。特にカーブに入ったところで減速して止まることが多かったので、その旨をフォームに追記して再度修理を依頼しました。
 待つことさらに10日。今度は動力ユニットを交換して修理品が帰ってきました。前回から3ヶ月以内の再依頼で修理費用がかからなかったのは良かったのですが、少し後味の悪い結末となりました。

 おもちゃの修理は、一般の家電製品よりも構造が簡単なのにかかわらず手続きが面倒で、また窓口も充実していないように感じます。家電品は購入した店に行けば何かと対処してくれるし、大抵の場合一定期間の無料保証が付いているのですが、おもちゃは保証書が付いていないことが多く有償が基本といえ、場合によっては修理よりも同等の新品を買ってしまった方が安く付きます。おもちゃ単体の価格が安く、アフターサービスを強化することが割に合わないという考えがあるのかもしれませんが、「ものを後々まで大切に扱う」という教えに反し、使い捨てを増長する風潮につながることを危惧しています。

 修理に出ている間、動かせる編成は東急2代目5000系1本になってしまい寂しくなるので、新たにもう1本スペーシアを追加することにしました。こちらもプラレールショップ限定の、「粋」と呼ばれる窓回り水色の編成ですが、メタリックの塗装が光の加減によって青緑になったりして変幻自在です。
 2度目の修理から紫色の編成が戻ってきて、稼働編成は3本に増えました。子供は指を差して動かしたい編成を選び、1本ずつ交代で走らせたり、2本を同時に走らせたりしています。


9月6日


 虎ノ門のホテルオークラ本館が、8月31日を最後に閉館となりました。
 勤務先からすぐ近所にあり、自由開放されている庭園に入って春の桜を楽しんだりしたことはありましたが、本館建物に入る用事がないまま閉館となってしまったのは惜しまれます。
 昭和37年開業以来53年。外観デザインはいかにも昔から続いている名門といった趣で重厚さを感じさせますが、時代の流れや建物の耐震性などを考えると現在の基準にそぐわない部分も出ていたようです。

 閉館後、本館の前を通りかかると、駐車場への出入口には柵が設置され車が通行できなくなっていました。
 その横には「本館建替え工事のお知らせ」と書かれた看板が。
 部屋の電気は全て消えている訳ではなく一部は点灯しています。機材の搬出などで使っている部屋があるのでしょうか。
 今後、ホテルオークラは別館のみで営業を続けながら新しい本館建物を建設し、平成31年に再開業を計画しています。新しい本館は38階建ての超高層ビルとなるとのことで、周辺を含めて高層建物が林立して雰囲気が一変する勢いです。

 さて、以前紹介した国立印刷局の解体現場は、ホテルオークラ本館から道路を挟んで反対側にあります。
 5月に建物の周囲が板で覆われた後しばらくは動きが見られませんでしたが(内装やアスベストの除去作業か?)7月頃からトラックの出入りが多くなり、本格的な解体が始まりました。
 塀と板に遮られて解体作業を見る角度は限られますが、6階建ての屋上まで届く大型クレーンが搬入され、時間によってはクレーンの先に付けられたカニバサミでばりばりとコンクリートをむしり取っていく光景がのぞけます。あれだけの威容を誇っていた建物は無残な姿となり、まるで爆撃された後のようです。
 この週末時点では解体工程の約半分近くまでが終わったように見えますが、更地になるまでは今しばらく時間がかかりそうです。

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