メゾン 道の果て

6月30日

 早いもので今年も半年が過ぎ、子供が幼稚園に入園してからも3ヶ月が経ちました。
 最初は幼稚園の集団生活に慣れてくれるか、親として気がかりな部分もありましたが、そんな心配をよそに毎日元気に通園を続けています。
 お友達も少しずつできたようで、家で友達の話をしたり、先日は友達が書いた手紙を持ってきて見せてくれました。友達はもうひらがなが書けるようになって、うちの子供より進歩が早いです。
 かくいううちの子供も、幼稚園通いを始めてからの3ヶ月で、お絵かきが随分と上手になってきました。簡単な図形も描けなかったのが、今や画用紙いっぱいに花の絵、家の絵、人の顔などたくさん描いています。他の園児達が作品を作ったり描いたりするのを見てまねをすることで、要領というものを覚えてきたようです。

 先日は保護者参観があり、両親そろって顔を出してきました。ペンのキャップを自力で外せなかったりなど少々力不足の面はありますが、一緒に歌を歌ったり、工作をして親に見せたり、他の園児達と同じように行動ができるようになって、少し安心しました。
 さてその幼稚園園舎ですが、この週末を最後に閉鎖されます。妻が幼稚園児だった頃には相当使われていた、結構年季の入った建物でしたが、設備の老朽化が進み、また周辺で区画整理が行われることもあって、解体されることになりました。
 7月からしばらくの間はプレハブの仮園舎となります。先月まで草地だったところに仮園舎はあっという間に建ちました。また秋の運動会も小学校の校庭を借りて行なうという話です。


6月22日

 前回、隣の畑のにぎわいを書きましたが、自宅のプランター野菜苗作りの実験もがんばっています。
 今年も4月中旬にカボチャとメロンの種をまき、5月の連休中には植え替えを実行しました。
 昨年は栄養の少ない土だったせいもありあまり成長できないまま寿命を迎えましたが、その後半年間かけて野菜くずや茶葉がらなどを少しずつ混ぜて土作りを進めた効果か、今年は昨年と比べて葉の大きさも一回り大きく成長しています(下写真)。土の状態により個体差は見られるようですが。今月中旬になって花芽が出てきたので、大きく伸ばしてグリーンカーテンにすることを主目的に、しばらくの間は花芽をすべて除去しています。

 オクラは昨年より遅く5月末に種まきをしました。今日時点で本葉の2枚目が成長中というところです。3枚目が出てきたところで植え替えを計画。
 さらに、今年はスイカも作ってみることにしました。食後のフルーツとして出されたスイカの種をとっておき、先週末に種まきしたところ、早いものでは4日目で芽を吹き、その翌々日には4cmの背丈にまで急成長しています。

 地元テレビ局で再放送されている「水曜どうでしょう」で、夏野菜を作って収穫し料理をこしらえるシリーズが流れていました。北海道の草地を開墾し、苗を植えて2ヶ月で、あらゆる種類の野菜類が収穫可能になっているのだから驚いてしまいます。よほど栄養分に恵まれた土なのでしょう。土地を自由に使える田舎暮らしがちょっぴりうらやましくなりました。


6月14日

 5月9日の回でお伝えした畑の、またさらに1ヶ月後の現況です。

 左写真一番手前、写真に写っていない部分にさやえんどうが林立していましたが、1週間後には根元からばっさり刈り取られてしまいました。すぐ隣、さやえんどうに遮られて見えなくなっていましたが、空豆が2列植えられていました。これも2週間後には撤去されています。
 その隣の列から写真の範囲に入りますが、ここにはいんげん豆とおぼしき株が育っています。
 さらにその隣からのネギ畑ですが、実は玉葱だったそうで、球根を掘り出してしばらくの間ずらっと並べられていました。エリアの手前半分は出荷されましたが、残り半分はまだ並べられて出荷待ちです。
 左奥側には人参と、カボチャのトンネルがあります。隣接する道路からトンネルをのぞいてみると、カボチャの大きな実がいくつもぶら下がっていました。
 右写真、ビニールトンネルに護られていた茄子やピーマン?など複数種類の苗も大きく成長していました。

 前回写真でポールの立っていた位置には、きゅうりとおぼしき苗が育っていました。
 その向こう側には里芋が芽を出し、着実に葉を大きくしています。
 キャベツは今が収穫の真っ最中。作業が進んでだいぶ数を減らしています。
 その手前にあった葉物は小松菜と、かぶでしたが、ほどなく収穫され、刈り取られたさやえんどうの蔓がここにしばらくの間並べられていました。公園の鳩が1羽、目ざとく見つけてこぼれた種をついばんでいました。
 畑の向こう側、住宅との間にあるくわい畑に水が注がれました。写真ではわかりにくいですが鳥よけのネットが張られ、くわいの苗とともに水中ではおたまじゃくしもゆうゆうと泳いでいます。


6月7日

 昨年秋、耕作されず湿原状態となっていた近所の水田でしたが、
 今年は一転して水が張られ、田植えが行なわれました。
 周辺に待っていた蛙達も集まって、夜な夜な大合唱が戻ってきました。

 そんな中、田植えが終わった大型連休明け頃から、
 鴨の姿を見かけるようになりました。
 それも2羽、いつもつがいで。朝も昼も夜も一緒です。
 水中のおたまじゃくしか何かを狙っているのでしょうか。揃って水の中に頭を突っ込んでいます。
 広いとはいえない1区画の水田を泳ぐ2羽の鴨はかなり目に付く存在で、微笑ましく見えます。

 こんな光景、いつまでも続くものと思っていましたが、5月の下旬辺りから様子が違ってきました。
 僕が朝会社に出かけるとき、夜帰宅するとき、この水田の脇を通るのですが、
 夜は餌あさりしているのを見かけるのに、朝になるといなくなっています。
 そして昼間はいつ行っても見かけなくなってしまいました。
 6月に入ってからは夜からも姿を消しました。
 ちょっぴり残念です。水田が狭かったので、餌を取り尽くしてしまったのかもしれません。
 そして他の餌場を求めて移動していったのでしょう。

 1年耕作を休んでいたにもかかわらず、小さなタニシやミジンコはたくさん見かけます。
 浮き草も数を増やし、水面を黄緑で覆い尽くしています。
 鴨はいなくなりましたが、田んぼがもたらす自然の営みは健在でした。

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