メゾン 道の果て

8月31日

 今年も8月下旬に1週間の夏休みをもらい、このうち1日を遠出に使いました。
 今回の目的地は、群馬県川場村の「道の駅 川場田園プラザ」。
 昨年が大洗の海方面だったので、今年は山方面ということでここに決めました。入場料なしで1日楽しめるとの触れ込みです。
 自宅からの所要時間は高速を使って約2時間半(休憩を挟まないで)かかりますが、高原の新鮮な空気に触れると、時間をかけて行った甲斐があるというものです。訪問日は月曜でしたが、夏休みということもあってか、平日にもかかわらず駐車場がほぼ満車という盛況ぶりでした。

道の駅 川場田園プラザに入ったところです。園内は食が充実しており、そば屋やベーカリー、ビアレストラン、ピザ屋、アイスクリーム屋など。東京都心部に比べるとかなりの親切価格です。
子供連れ向けに遊具もあり、手前側の滑り台、向こうに見える人工芝ゲレンデ(そり遊び用)、また小さなフィールドアスレチックもどきもあり、夏休みということもあって子供達で大にぎわいです。
 周辺にはブルーベリーの果樹園があり、シーズンであれば園内でブルーベリーの実が食べ放題となるのですが、8月上旬で時期が終わり、実は1つもなっていません。
本格派のハム・ソーセージ盛り合わせ「ライブの山賊焼」。大きめのハム2枚とソーセージが4本も入って500円は、かなり満足度が高いです。車を運転しなければ、ぜひ地ビールとセットでいきたいところですが。
川遊び場は道の駅からやや離れた場所にあります。川底まで透き通った透明度の高い冷たい水。山だからこそできる体験です。
ホテル田園プラザ(ホテルSL)にある蒸気機関車D51 561。訪問日は平日運休で、カバーが掛けられていました。土曜休日には圧縮空気で動かし、車掌貨車ヨ5000をつないで運転するそうです。
 かつては20系寝台車を後ろに3両連結して宿泊施設として使っていましたが、解体されてしまったのは残念です。
今回のおみやげ。現地で醸造している地ビールが3種類と、りんごシードル、りんごジュース、ヨーグルト。まだ栓を開けていませんが、味に期待がふくらみます。
 この他野菜類もたくさん揃っていました。自宅周辺スーパーでも野菜価格が高騰している折、現地では非常に安く、妻はここぞとばかりに野菜を買いあさっていました。

8月26日

 先週は隣の畑でしたが、一方で自宅庭の作物はといいますと、

 オクラです。今年はプランター2つに9本の苗を並べました。
 オフシーズンに半年かけ、土に少しずつ果物の切りくずや枯れ葉などを混ぜて地道に改造してきた成果があったようで、去年より一回り大きく成長しています。そして次々花が咲き実を付けています。毎晩のように食卓にオクラが出るようになりました。

 その脇のプランターには西瓜を植えています。初夏に食べた西瓜の種を、6月下旬にまいてみたところ、2粒が発芽し、1ヶ月後には盛んに花を付け、両株に1個ずつ実を付けました。うち1個は手のひらサイズにまで大きくなりましたが、8月上中旬の長雨がたたって成長が鈍り、今週に入って急に暑くなったと思ったらコンクリートに接触している底面から皮が腐れ始めたので、慌てて収穫しました。子供がお絵かきに使うのでまだ切ってはいませんが。
 まさか実を結ぶとは思ってもいませんでしたが、これも良い経験です。来年はもう少し早めに種をまいて、適切に管理すれば、市場価格数百円レベルの食べられる実ができるのでは、と期待します。

 例年西側で育てているカボチャと朝顔です。カボチャは大粒の種から出た1株が2m以上の背丈に成長し、つい最近になって小さい実が付き始めました。しかし隣の畑から飛んできた体長5mm位の小さな昆虫に葉っぱをかなり食い荒らされてしまっています。隣の畑にあった瓜類が撤去されたので、餌を求めてやってきたのでしょう。今更ですがここでも昆虫退治を始めています。1匹ずつ手で捕まえては袋に放り込み、自宅から遠く離れた場所に島流ししています。
 朝顔は、今年も8月時点では成長が遅いようです。このところ夏場は暑い西側の居間を避けているので、もはやグリーンカーテンを造る意義は薄くなりました。今年はネットは張らずフェンスに蔓をはわせています。


8月19日

 今年は7月上中旬が真夏のような猛暑続きだったのが、一転して梅雨明け宣言以降、梅雨に逆戻りしたような涼しい毎日で、8月に入ってから毎日どこかで雨が降り連日降水記録が更新されています。そしてなかなか晴れてくれません。
 そんな中でも、隣の畑の作物は着実に育っているようで。

 左写真、前回2ヶ月前と比較して、奥側にあった玉葱,人参,カボチャトンネルはすべて撤去されてしまいました。カボチャは7月中には収穫が終わっていたと思います。
 手前側にあったいんげん豆もまた撤去され、6月末辺りから瓜類(白瓜か?)が植えられ、1ヶ月で黄色い大きな花をたくさん咲かせました。が、こちらも今週掘り返され、ご覧のような状況です。
 右写真は奥側から茄子,ピーマン,オクラ,唐辛子と並び、いずれも実りの時期です。オクラは小学生の背丈ほどの高さになり、クリーム色の花を付けています。唐辛子は赤い実が印象的です。

 前回と少し角度を変えて撮影してみました。里芋も2ヶ月で大きく成長しています。その手前、小松菜やキャベツのあった位置にその後白瓜が植えられていましたが、1ヶ月半のうちに収穫撤去され空き地となりました。あとは右手前に収穫中の人参を少々残すのみで、次の作物を待っています。
 その右隣は別の所有者が管理している畑になっているようで、ここではもっと小規模なレベルで多様な作物が植えられています。家庭菜園を少し大きくした感じかもしれません。


8月11日

 5月に記した勤務先近辺の工事現場の、さらにその後ですが、国立印刷局跡地の新建物は基礎工事がまだ続いているようで、塀の外から見た限り大きな変化がありません。その一方でホテルオークラは国立印刷局よりも先に基礎が固まり、建物の骨組みが、4フロアくらいまで組み上がっているようです。

 さてそんな工事現場にも、デジタルサイネージが何気なく進出しています。

 写真は虎ノ門パストラル跡地の工事現場で見つけたものです。塀の外側に設置し、毎週の工事内容を表示しています。右半分は時計と気象情報表示に使っていますが、正直この程度の内容であれば、わざわざディスプレイを使って表示しなくても、という感じがします。

 一方国立印刷局跡地では、中で働く作業員向けに一歩踏み込んだ使い方をしています。
 工事事務所プレハブに巨大なディスプレイが設置され、本日の気象状況、現場見取図、業務分担などを繰り返し流しています。今までは掲示板に紙で貼っていたのが、巨大ディスプレイに表示させることで、紙を携帯しなくても、また掲示板まで歩いて行かなくても、おおまかな状況が一目で分かります。
 しかもこのディスプレイ、真夏の強い日差しでも明るく表示できるので注目度は抜群で、塀の外からでも大変よく目立ちます。
 朝、現場付近を通りかかると、中で朝礼と体操をやっているのが聞こえてきました。外からはお立ち台にいる作業員数人しか見えませんが、ディスプレイには朝礼での指示内容が適宜表示されて、デジタルサイネージが有効に活用されていることが分かります。

 結局のところ、工事現場におけるIT活用も、それを使う人々の視点に立っているか、というところなのですね。ビジネスの世界では当たり前のように云われている言葉ですが、この事例を見て、自身の仕事の進め方をもう一度見つめ直します。


8月5日

 自宅のシンボルツリーでもある白樺の木。
 昨年の夏、昆虫の食害に遭い木を丸裸にされましたので、
 今年は虫が飛んでこないか、早い段階で警戒に入りました。

 今年は白樺よりも先に、庭の片隅にそびえるムクゲの木に集まり始めました。7月8日のことです。
 花やつぼみに10匹以上の集団で群がっている、と妻から通報を受け、退治に乗り出します。
 よく見ると、体が緑色をしたコガネムシ,カナブンの類ではなく、茶色地に白の斑模様が入っていて別の種類のようです。いずれにしても昨年の事態にならないよう、早めの対応で自宅から遠くに追放します。
 それから約1週間は斑のコガネムシだけが捕獲されていましたが、やがて昨年被害を与えた、あの緑色の連中が少しずつ混ざるようになり、白樺の木にもたかるようになってきたので、白樺も含めて毎朝チェックし、木を揺さぶり、通勤で駅に向かう傍ら捨ててきました。
 ピークは程なくやって来ました。7月26日、雨上がりの朝。白樺の根元に大量の糞が。激しく揺さぶると緑色のカナブン?がばさばさと降ってきました。手当たり次第に袋に放り込んで数えると35匹!!。昨年の、最初に捕獲した数が36匹だったので、それとほぼ同じ数が木に群がっていたという訳です。
 早期対応したこともあってか、昨年の、葉がほとんどなくなるような事態までには至りませんでしたが、警戒監視も空しく、3分の2の葉が食害を受けてしまいました。以降、1日に朝と夜の2回チェックしていますが、3日も経つと急速に数を減らし、7月31日には捕獲数0匹となりました。
 今シーズン、本日現在の通算捕獲数は260匹。昨年の約3倍にものぼり、実にこれだけの数が自宅や近隣の土の中に潜んでいたかと思うと驚きです。自宅から遠く離れた場所に徹底的に追放したので、来年は捕獲数も、食害も、少なくなってくれることを願っています。

 とここまで書いて、そういえばコガネムシとカナブンの違いって何だろう、という基本的な疑問に行き当たります。ネットで調べると、
  コガネムシ:主に葉を食べる。幼虫は植物の根を食べる。全体的に丸っこい。
  カナブン:主に樹液を吸う(カブトムシやクワガタなどと同様に)。幼虫は朽木に潜む。頭が少し平たい。
 どちらもメタリックグリーンの体色で大変良く似ていますが、習性からすると、白樺の葉を食い荒らしていったのはカナブンではなくコガネムシだったんですね。昨年の「カナブン」の記述は「コガネムシ」の誤り、ということになります。
 さらに類似の虫がもう1種、「ハナムグリ」というのがいます。こちらは花にたかってつぼみを食べるという習性があり、ムクゲの花にいた種類は、もしかするとハナムグリかもしれません。

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